2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2012/4/15 日曜日

映画で語るサイエンス

今日は「映画で語るサイエンス」で粥川さん、斎藤さんの話を聞いてきました。今日のテーマは臓器移植。見ていない映画の話がいっぱい聞けて勉強になった。臓器移植で思い出したのは、山田花子主演の「ごきげんいかが?テディベア」というドラマです。 毎日放送制作のため、東京では深夜放送でしかやっていないのですが、たまたま見てとても引き込まれたドラマでした。山田花子演じる主人公の母が突然死に脳死状態に。生前の意思によって母から臓器を摘出し臓器移植が行われる。このドラマでは、実際の医療子コーディネイターや医師が登場する。そして、主人公の喪失感が描かれ、最終的にレシピエントに会いに行く、という話だった。山田花子のとても自然な演技(海外ではこの演技で賞もとっている)、街頭でのゲリラ撮影などとても印象に残っているドラマです。DVDなどにはなっていないのが残念。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:03:43

『プロジェクトFUKUSHIMA!』

『プロジェクトFUKUSHIMA!』を見た。監督・撮影・編集の藤井光さんの映像は美しく、俗っぽく言えばクール。決して大友さんはじめ、出てくる人達に過度に近づかず、安易な感動ドラマにしていないところがよかった。だから、クライマックスになるはずのフェス自体もあっさりしている。だが、この作品を「映画」にしているのは、その後も映され、いやが上でも、放射能と向き合わざるを得ない現実を見せるからだ。様々な迷いがあるからこそ、響くものがある。上映後のトーク、大友さんのミニライブもあって充実。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:22:02