2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
2012/3/20 火曜日
今日やる予定だったことが出来なくなって、1日、ぽっかり時間が空いてしまった。だから、映画を見に行った。それにしても、自転車で映画を見に行ける、というのはありがたい。僕の住む錦糸町には12スクリーンあるので、メジャーな映画は大体、見ることが出来る。
さて、見たのは『戦火の馬』。感想を一言で書くと、普通に良く出来た映画でした。特に気になったのは、冒頭から映画のルックが往年の映画のカラーを再現したかのような色合いになっていること。ヤヌス・カミンスキーの撮影としては、こういうルックの画面は初めてではないだろうか。それはもちろん、こういう題材だから狙って、ということだと思う。それにしても、馬の演技は素晴らしかったです。誰かがスピルバーグの映画における、ライド感(乗り物感)について書いていたけど、本作は物語が馬に乗って進む話でした。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:13:42
2012/3/19 月曜日
今日は昨日から進めていた、バイオハザード予防市民センターの会報編集の続きをやる。午前中に原稿がすべてそろったので、無事、編集は修了。明日、印刷しようと思ったら、いつも使っている公共施設が休日なので休み。明後日に持ち越しだ。
夕方、『モバイルハウスのつくりかた』の上映素材を試写室に搬入。今週末に、ついにマスコミ試写が始まる。ちょっと緊張する1週間。
夜、路地と人 http://rojitohito.exblog.jp/ に行って、カフェ放送てれれの3・4月号、を見る。今回はさらに幅広い内容で頭がとろけそうだった。ロス暴動のドキュメンタリーがあったかと思えば、最後は冬に採れたスイカをめぐって佐賀弁が炸裂する作品あり、と。こういう自由な風が僕は好きだな。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:42:07
2012/3/17 土曜日
今日は3331 Artts Chiyodaに行って鎌仲ひとみさんのトークを聞いた。鎌仲さん単独のトークを聞いたのは久しぶり、かもしれない。
その後、「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展を見た。被災地ではこの1年間、様々な建築家・アーティストが様々な活動を行ってきた。この展覧会は、その「成果」を見せるということではなく、とにかくどういう活動があったのかを総まとめするような展覧会だった。個々のプロジェクトへの評価は色々あるだろうが、僕はこうして全体が見渡せるような展覧会はとても重要なものだと思う。出来たら、いつか本として見て(読んで)見たい、と思った。今回の展示では、復興リーダーからのメッセージは絶対見てほしい。映像としては13人のインタビュー映像なのだが、1人1台展示され、モニターが縦位置に置かれていて、映像が等身大で撮られているから、映像の人と向かい合って対話しているような感覚もわく。インタビューは昨年7月のものと、今年1月のものが収録されている。場所も違うし、職業、立場などばらばらだかれど、じっくり話を聞くといろんなことに気付くはずだ。さすがに全部見ると時間がかかるけど、時間が許す限り見てほしい映像だ。
未分類 — text by 本田孝義 @ 22:42:52
2012/3/16 金曜日
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:17:51
来週から新作のマスコミ試写が始まるが、ある方に映画についての原稿を依頼していたら、とても的確な原稿が届いてうれしかった。僕の映画がどういう意味を持つのか、ちゃんと言葉で説明してもらった、という気がする。
午後、「今和次郎採集講義展」を見に行った。面白かった!特に生き生きとしたタッチのスケッチの数々を見ることが出来たのは貴重だった。僕の中では考現学のイメージが強かったのだけど、あらためて建築家の側面が見れたのがよかった。民家の研究、バラックの研究、バラック装飾社の活動、数は少ないが20ほどの建築、などなど。考えてみれば、今和次郎は早稲田大学建築学科の教授だから。考現学と建築がつながるのは、家を暮らしから見ているからだと思った。
夜は、前作のナレーションでお世話になった川野誠一さんが出演している舞台「三者三昔物語」http://www.kinder-space.com/ を見に行った。昔話をアレンジした芥川龍之介作「桃太郎」、太宰治作「浦島さん」、小泉八雲作「雪女」がさらに現在に接続されているので、時空を超えた不思議な物語になっていた。もっとも、僕は昔話の方しかしらないのだが・・・。出演者・演出もとても細やかで落ち着いてみることが出来た。
未分類 — text by 本田孝義 @ 0:00:43
2012/3/14 水曜日
今日は横浜美術館に行って、「松井冬子展」を見てきた。多分、単純に「好き・嫌い」のレベルで書くと、まぁ、積極的に「好き」とは言えないだろうなあ、と思う。個人的には幽霊を書いたシリーズが好きだった。ただ、実物を見て感じたのは、日本画の新しい可能性を感じさせてくれたことだった。今、松井冬子の絵が人気があるのは、様々な他のジャンルとも共通項があるような気がする。俗な言い方になるが、生と死、狂気、傷つきやすさなどのテーマはいろんな所に見れるだろう。同時に、そういう表現がなぜ支持されるのか、というのが現在なんだと思う。そのことはよく分かった。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:05:19
2012/3/13 火曜日
今日は新作『モバイルハウスのつくりかた』のマスコミ向け試写会の試写状発送作業をやっていた。まず、約2000枚の住所ラベルを試写状に貼る。作業は、宣伝の原田さんと2人だけ。約3時間で終了。郵便局で2060通を発送。これだけでえらいお金がかかるわけだが、必要なことなので。はたしてどのくらいの人が見に来てくれるか・・・。まずは3月23日の第1回がその試金石になる。
(それにしても、このブログも移転しないとな・・・。)
未分類 — text by 本田孝義 @ 22:48:00
今日は『珈琲とエンピツ』(監督:今村彩子)というドキュメンタリー映画を見た。自身・ろう者である監督が、ろう者のサーファーでサーフ制作職人である太田辰郎さんを撮ったドキュメンタリー。とてもいい映画でした。本作が面白いのは、聴者と壁を感じていた監督・今井さんが、聴者とも珈琲とエンピツ(筆談)でコミュニケーションをどんどんとって行く姿を見る・撮影するうちに、聴者との壁を少しずつ感じなくなっていくところだ。太田さんのキャラクターも素晴らしい。監督の今井さんの構成・編集も素晴らしく、久しぶりに豊かな才能を持った監督に出会った、という気がした。ちなみに、僕は『デフ・ディレクター』という、ろう者の映画監督の映画製作の様子を追いかけた作品が初長編ドキュメンタリー映画です。今では手話を使う機会がないので、ほとんど手話を忘れていますが。(映画を見ながら、字幕と対比していくつか思い出しました。)余談。僕は、手話はとても映画的な言語だと思っています。
夜、DOMMUNEに行って、坂口恭平さんと矢部史郎さんの対談を聞く。矢部さんは首都圏の放射能が降り注いだ昨年、3月12日、その後が持つ意味を考えていた。二人の話を聞きながら、昨年3月12日以後、東京を脱出出来なかった自分のことを考えてしまった。(お二人は脱出している。)とても、重要で深い話の連続だった。また、矢部さんとはいろんな所ですれ違っていて、今日、お会いできてよかった。矢部さんの最新刊「3.12の思想」は絶対読まねば、と思った。
未分類 — text by 本田孝義 @ 1:27:17
2012/3/12 月曜日
今日、何をするか考えたけど、事務所に行って作業することにした。まず、昨日、印刷が出来た試写状を再配達してもらい、受け取りたかったからだ。2500枚。うち、約2000枚を今週、マスコミ関係に郵送予定。自分で言うのもなんですが、いい、試写状になったんじゃないか、と思う。その後、サンプルDVDを20枚コピーする。
夜は、荻窪の六次元に行って、坂口恭平(アーティスト)×石田エリ(エココロ編集長)×中村邦夫(6次元代表)のトークを聞いた。会場の雰囲気もよかったので、質問も活発に出てとてもいい感じでした。
未分類 — text by 本田孝義 @ 0:15:30
2012/3/11 日曜日
今日は坂口恭平さんのトークショーが2つ。例のごとく、仮チラシを配布させてもらう。(これで仮チラシはほぼなくなった。本チラシまでしばらく間が空く・・・。)まずは、3331ARTS CHIYODAで「新政府初第内閣総理大臣所信表明演説」という、物々しい名前。けど、いつもよりより密度が濃い話をしていた。その後、夜は坂口さんの別人格(?)坂口恭子さんのトーク。女装がにあっている。最初は恭子のキャラだったが、すぐに恭平になり、時々恭子の突っ込みが・・・。いやはや面白い夜でした。
未分類 — text by 本田孝義 @ 0:16:32
« 前のページ —
次のページ »