試写状
今日は新作『モバイルハウスのつくりかた』のマスコミ向け試写会の試写状発送作業をやっていた。まず、約2000枚の住所ラベルを試写状に貼る。作業は、宣伝の原田さんと2人だけ。約3時間で終了。郵便局で2060通を発送。これだけでえらいお金がかかるわけだが、必要なことなので。はたしてどのくらいの人が見に来てくれるか・・・。まずは3月23日の第1回がその試金石になる。
(それにしても、このブログも移転しないとな・・・。)
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
今日は新作『モバイルハウスのつくりかた』のマスコミ向け試写会の試写状発送作業をやっていた。まず、約2000枚の住所ラベルを試写状に貼る。作業は、宣伝の原田さんと2人だけ。約3時間で終了。郵便局で2060通を発送。これだけでえらいお金がかかるわけだが、必要なことなので。はたしてどのくらいの人が見に来てくれるか・・・。まずは3月23日の第1回がその試金石になる。
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今日は『珈琲とエンピツ』(監督:今村彩子)というドキュメンタリー映画を見た。自身・ろう者である監督が、ろう者のサーファーでサーフ制作職人である太田辰郎さんを撮ったドキュメンタリー。とてもいい映画でした。本作が面白いのは、聴者と壁を感じていた監督・今井さんが、聴者とも珈琲とエンピツ(筆談)でコミュニケーションをどんどんとって行く姿を見る・撮影するうちに、聴者との壁を少しずつ感じなくなっていくところだ。太田さんのキャラクターも素晴らしい。監督の今井さんの構成・編集も素晴らしく、久しぶりに豊かな才能を持った監督に出会った、という気がした。ちなみに、僕は『デフ・ディレクター』という、ろう者の映画監督の映画製作の様子を追いかけた作品が初長編ドキュメンタリー映画です。今では手話を使う機会がないので、ほとんど手話を忘れていますが。(映画を見ながら、字幕と対比していくつか思い出しました。)余談。僕は、手話はとても映画的な言語だと思っています。
夜、DOMMUNEに行って、坂口恭平さんと矢部史郎さんの対談を聞く。矢部さんは首都圏の放射能が降り注いだ昨年、3月12日、その後が持つ意味を考えていた。二人の話を聞きながら、昨年3月12日以後、東京を脱出出来なかった自分のことを考えてしまった。(お二人は脱出している。)とても、重要で深い話の連続だった。また、矢部さんとはいろんな所ですれ違っていて、今日、お会いできてよかった。矢部さんの最新刊「3.12の思想」は絶対読まねば、と思った。