2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2011/12/30 金曜日

『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島

今年の映画見納め。今日が上映最終日だった『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』を見た。見始めたら、どうも音の調子が悪い。一度映写を止めて再開したが、直らず。急遽、機材を変えて(デッキを変えたと思われる)頭から再スタートしたのはいいが、少し見ていた映像がきれいなハイビジョン画質だった(Blu-rayでの上映と思われる)ことと比較すると明らかに悪い画質。(多分、DVDの上映と思われる)映写トラブルはありうることとは言え、見納めで起きたのは少々残念。それでも、バックアップのDVDが用意してあったのはよかった。自分の上映でも気をつけなければ。さて、本作は、もともとチェルノブイリ原発事故から25年経ったことで企画されていたドキュメンタリー映画だったらしいのだが、3・11の福島第一原発事故によって、内容を変えて、福島のその後を並行して描く作品にしたそうだ。冒頭のナレーションに嫌なものを感じたのだが、その後、その感じは払しょくされていった。映像も美しく、特にウクライナのシーンは柔らかい光が印象に残った。当時、子どもたちの強制避難を進めた国会議員の証言はとても重い。当時も危険性を認識していない議員も多かったようで、強制避難も一筋縄ではいかなかったようだ。また、チェルノブイリで働いていた人びとも登場する。一方、福島県ではいわき市に住む母子が描かれている。とにかく、放射能の不安を抱えながら、悩み、試行錯誤しながら、生きていこうとしている姿にじんとくるものがあった。特に、ウクライナの子どもといわき市の子どもが公園で遊ぶ姿はとても印象深い。静かな音楽とともにいい映画だと思った。この作品が見納めでよかった。(映写トラブルはあったけど。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:08:10

ウォークマンを買う

どうも今年はいろんな電化製品が壊れる年のようだ。最近、あまりCDを聞いていなかったのだが、ふと電車内でも音楽が聴きたくなって、CDウォークマンをリュックから出した。そう、僕はいまだにポータブルCDプレイヤーを使っていて、重いなと思いながらリュックにはCDを数枚入れて持ち歩いていたのだ。そしてそのCDウォークマンがついにうんともすんとも言わなくなった。家電量販店ではもはやCDウォークマンは置いてすらいなかった。しかたがない。どうも馴染めないのだが、新しいウォークマンを買うことにした。いちいちCDをコピーするのが面倒だ、と思いつつ、最近はダウンロードする人が多いのだろうなあ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:39:37