カット表を作る
いまだ撮影は終わらないので、気分的には編集にかかれる状態ではないのだけど、(いや、本当に勤勉な監督なら、撮影中も作業をするのかもしれないけれど)、色々と考えるところがあって、本格的な編集はもう少し先かもしれないが、編集にかかる前段階としてカット表を作ることにした。世の中には編集が大好きな監督もいると思うのだが、僕自身も構成等を考えるのは好きだけど、その前段階のカット表を作るのはやっぱりなかなかに面倒だ。1カットごと、時間と内容を記述していくのは地味で時間がかかる。少し極論を言えば、全カットを記述しなくても、大雑把な「感覚」だけでも物理的に編集自体は可能だ。けど、編集中に必ずいろんなことを迷うわけで、その時のガイドとしてカット表は役に立つ。本当はもっと大事なことは、自分が何を撮ったのかを冷静に見極めることなのだけど。(今回の場合、いつもより早めに作業を始めようと決めたのは、はたして今後最後のシーンを撮れるのか、何を撮るのかなどの不安があるから、その筋道を見つけたい、という気持ちの方が強いと思う。)