撮影
昨日に引き続き撮影。今日が大きな一区切りになるかと思ったが、終わらず。
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
往年のテレビシリーズは見たことがない。監督のミシェル・ゴンドリーは好きと言うほどではないが、少し気にはなる。ということで『グリ-ン・ホーネット』を見たのだが、さっぱり面白くなかった。(まぁ、予告編からダメダメ感はあったのだけど・・・。)ミシェル・ゴンドリーのオフビート感が最後まで作品と噛み合わず空回り。加えて、主人公がいったい何がやりたいのかよく分からないのも困りもの。さらに、撮影後に3D化した、疑似3D(?)の効果もほとんどなし。(唯一面白いのは、マルチ画面の立体感の差とラストクレジット)こうしたダメダメ感を楽しめる作品にもなっていないと思う。残念。
今日も、映画館である映画を見たのだが、僕には全く合わず、どっと疲れた。作品名はあえて書かない。その後、夜、自宅で録画していた映画を見たのだが、こちらもダメであった。さらに、どっと疲れた・・・。
今日は『イップ・マン 葉問』という、香港のアクション映画を見た。イップ・マンとは実在の人物で、ブルース・リーの師匠だった人。主演はドニー・イェン。僕の周囲でもかなり前から、アクション映画好きの人の間ではドニー・イェンの評価は高かったのだけど、今一つ華がないせいか、カンフーの技術はすごいのだけど、どうも日本での人気はいまひとつだったような気がする。それは多分、本作の上映にも表れていて、東京では1館の公開。昨年の香港でNo1ヒットらしいのに。(加えて言えば、本作は続編であって、『イップ・マン 序章』という作品が1作目らしい。実際見ていないので分からないが、日本が敵役で出てくるから、敬遠されたらしい。今上映中の2作目が5000人動員を達成すれば1作目を公開、というのもなんだかなあ。)前置きが長くなった。作品はよかった。久しぶりに、本格的なカンフー映画を見た、という満足感があった。ドニー・イェンは確かに、華がないと思うのだけど、今作では(実像は知らないが)誠実で実直なイップ・マンというキャラクターに見事にはまっていて、なおかつカンフーの早さも相まって素晴らしい好演。映画もそれなりのスケール感があり、あまり奇をてらった演出をせず、真正面から描いたこともよかったと思う。最後に付け加えれば、音楽は川井憲次。ラスト近くは川井節の熱い音楽に胸が熱くなる。
今日は鎌倉の”一花屋”へ出かけてきた。坂口恭平さんと生意気(クリエイティブユニット)のトークを聞くためだ。久しぶりに鎌倉に来て、江ノ電に乗り長谷で下車。一花屋は古い民家を使った”てぬぐいカフェ”とかで、とてもいい雰囲気。大きな部屋に座布団がひいてあって、トークを聞く。車の渋滞にあったとかで、生意気のお二人(デービッド&マイケル)が遅刻。しばし坂口さんの一人トーク。僕は以前、取手アートプロジェクトやBankARTで生意気の作品・展示を見ていたので、坂口さんとどういう話になるのか興味があったのだ。3人のトークはとても面白かった。特に最近、生意気は庭のプロジェクトをやっているので、都市・空間などの話は興味深かった。その後、生ギターのセッション。ゆるりとした空間で楽しいひと時でした。