ビデオチェック/作業
昨日撮影したビデオ約2時間半分を自宅でチャック。その後、事務所にて諸々の作業。色々、思うところはあるのだけど、省略。(省略にも理由があるのだが、それも省略。)こういう時は地味に、淡々としたものです。
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
昨日撮影したビデオ約2時間半分を自宅でチャック。その後、事務所にて諸々の作業。色々、思うところはあるのだけど、省略。(省略にも理由があるのだが、それも省略。)こういう時は地味に、淡々としたものです。
文庫版を買っていた「利休にたずねよ」(山本兼一著)を読み終わった。内容をコピペすると、女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭に昇り詰めていく。刀の抜き身のごとき鋭さを持つ利休は、秀吉の参謀としても、その力を如何なく発揮し、秀吉の天下取りを後押し。しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、理不尽な罪状を突きつけられて切腹を命ぜられる。利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出したものとは何だったのか。また、利休の「茶の道」を異界へと導いた、若き日の恋とは…。「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。第140回直木賞受賞作。・・・となる。僕は茶のことはよく分からないので、分からない用語もあったのだが面白かった。僕は千利休には関心がなかったけど、興味を持ったのは漫画「へうげもの」から。この小説は、千利休が切腹を迫られる緊迫した場面から始まるが、よくある小説はそこまでにいたる話を若き日の利休から説き起こすと思うのだけど、本書は少しずつ時間をさかのぼって行く構成になっている。初め、その構成に戸惑ったのだけど、読み終わった時の重さは、よく考えられた構成なのだと思った。
今日は夕方から武蔵野美術大学に行って、「『死なない子供、荒川修作』シンポジウム」を聞いてきた。『死なない子供、荒川修作』というドキュメンタリー映画(12月18日~イメージフォーラムにて公開)の公開に合わせて企画されたシンポジウムのようだ。映画は僕は未見。正直に告白すると、僕は岡山県の奈義町現代美術館で見た、荒川修作の作品を見た時にあまりいい印象を持てなかった。だからこそ、三鷹天命反転住宅が気になる建物でもあった。今日のシンポジウムでは、実際に先の住宅で合宿した武蔵野美術大学の学生の報告から始まり、様々なことが語られていったのだが、僕の中では消化不良の部分が残ってしまった。けど、それは決して悪いことではない。何かを考え続ける出発になる。また、僕自身、実際にその場所に行ったことがないからかもしれない。ドキュメンタリー映画を見なければ、とも思った。
今日は夜、検証・日本のメディアアクティビスム第4回「ネットアクティビズムとは何か」に行ってきた。ネットと社会運動がどう結びついてきたか、逆に結び付けられなかったのかを印鑰智哉さん、安田幸弘さんが報告。僕はこんなブログを書きながら、コンピューターには弱くて、専門用語は分からないことが多かったのだけど、ネットの発達など知らないことも知ることが出来て有意義だった。一つ、目から鱗だったのは、ネット上のアーカイブの重要性で、新しいサイトを作ると古い情報を消してしまう人が多いらしい。僕も3つほどほったらかしにしているサイトがあるのだけど、消さずにそのままにしていることには意味があったのだ、と今日気付いた。このサイトのアーカイブもそろそろ考えないといけないなぁ。
明日の催しの告知です。お時間がある方は足をお運びください。遠方の方はustreamでご視聴ください。
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検証・日本のメディアアクティビズム
第4回 【ネットアクティビズムとは何か】
私たちは、人との出会い方、行動への参加の仕方、行動の記録と共有の仕方などにおいて、メーリングリストやチャット、ブログ、SNSなどの発展とともにダイナミックに変化する日常を生きている。
世界でも日本でも80年代後半から、オンラインネットワークを通して、人と人や、人と組織の間のコミュニケーション回路をどう創出し変容させていくのか、ここに強い意識をもって行動する人々が現れ始めた。彼らは、オンライン上での表現の自由と通信の秘密はどのようにして保障されるべきかというテーマも提起した。日本ではJCA-NETが90年代後半から活動を始め、黎明期の貴重な成果を築いてきた。
近年では08年のG8洞爺湖サミットで、G8メディアネットワークが独自のサーバを駆使してオルタナティブな情報発信のプラットフォームを実現した。しかし、日本の社会運動はオンラインとオフラインのアクションをうまく結ぶことに成功しているとはいえない。
90年代から国内外のNGOやJCA-NETで活動し、様々なサイバーアクションに挑戦してきた印鑰智哉さんをゲストに、日本社会でぶつかる大きな壁とそれを突破するために必要な道筋について考える。
◆ ゲストスピーカー:
印鑰智哉(NGO/市民運動のICT活用助っ人@tomo_nada)
◆ 進行:
安田幸弘(レイバーネット日本共同代表)
松浦敏尚(市民メディアセンターMediRスタッフ)
*トーク1時間・ディスカッション1時間30分程度の予定です。
▲当日の動画配信: http://www.ustream.tv/channel/maroundtable
▲日時:11月25日(木)19:00-21:30
▲場所:素人の乱・12号店 JR中央線高円寺駅下車徒歩7分
杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F(奥の部屋)
北中通り沿い素人の乱シランプリ向かい・アヤマ接骨院脇の階段を昇って奥
地図 → http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/map.html
▲参加費:500円
▲主催:メディアアクティビスト懇談会
Email:maroundtable@gmail.com
TEL:03-3296-2720(OurPlanet-TV内)当日問合せTEL:090-8647-5030(土屋)
今日はTAMA CINEMA FORUMに行って『これでいーのかしら?(井の頭)怒る西行』(沖島勲監督)を見た。玉川上水を散歩しながら沖島監督が空間や時間を語る、とてもゆるい映画でした。そのゆるさが心地よく、語られる内容が時空を飛び越えていろんなイマジネーションを喚起する不思議な映画でした。上映後の沖島監督と坂口恭平さんのトークも面白かった。特に坂口さんがご自身が考えていることと映画がシンクロした様子を語られたのはスリリングでもありました。
昨日撮影した映像を自宅のテレビモニターで見る。変な話だが、自宅にあるテレビは事務所にあるモニターより大きい。だから一度、大きな画面で確認しておきたかったのだ。約2時間分。自分としては満足。その後、SDカードのデータを消去。いまだにこの瞬間に慣れない・・・。
今日は都内某所にて撮影。例のごとく、詳細は書きません。今日の撮影ではからずも「希望」という言葉が出た。僕も「希望」を描きたい、伝えたい。
撮影した映像は、その日のうちに事務所のパソコンに入れるようにしている。おっくうな気もするが、そういう癖をつけないと、とも思う。