2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
2010/5/21 金曜日
昨日来たパソコンをさっそく使ってみる。(と言ってもテストレベルですが。)編集はおおよそ思うような感じで出来た。まだエフェクトは十分使ってみていませんが。問題は書き出し、か。今までのパソコンはDVDにするのは結構、手間だったのだが、HDになると書き出しはBlu-rayが前提になっているようで、DVDとBlu-rayへの書き出しはスムーズにいった。情報量が全然違うから、もちろん、両メディアへの作業時間はかなり違う。HDVへの書き出しが意外と面倒。他の方法はないか、もう少し研究してみよう。それにしても、HDの上映はこれからいろんなメディア(ハードディスク含む)が混在した、ややこしいことになりそう。僕の古い感覚ではテープの方が安心感があるんだけど、どうだろう。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:25:12
2010/5/20 木曜日
5月7日に買ったパソコンが組み立てが終わって事務所に届いた。某ショップで組み立ててもらったので、基本的には僕の方では難しいことをやる必要はないはずなのだが、それでもモニターやスピーカーなどなどセッティングは当然自分でやらなくちゃいけない。狭い部屋・狭いテーブルを整理して、テーブルにモニターを3台並べたら、ぎりぎり乗る状態だった。コードもなんとか引き回して、セッティングが出来た、と思ってHDVのデッキをつないでさっそく編集ソフト(EDIUS Pro5)を立ち上げて、キャプチャーをやってみるとうまくいかない。なぜだか理由が分からず、あれこれ延々やってみてもうまくいかない。ふと気になって、デッキの設定をチェックしてみたら、こちらの設定が間違っていたのだった。ことほど左様にしばらくは慣れるまでには時間がかかりそう。それでも、今まで使っていたのもEDIUSだったので、基本操作は同じだからなんとかなるでしょう。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:48:24
2010/5/19 水曜日
だいたいテレビドラマはほとんど見ないのだけど(嫌い、というよりは多分面倒くさい、に近いと思う)、「不毛地帯」は気になって毎週録画していた。ハードディスクレコーダーは便利なもので、毎週録画設定を最初にしてしまえば録画出来てしまうので、つい録画していた。録画したら見ないと損をしたような気になって、最近、やっと見終わった。(何をいまさら・・・。)面白く見れました。商社での話、はそれほど面白いとは思わなかったのですが、配役が結構絶妙でよかったです。主人公はもっとあくが強くてもいいと思ったけど。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:40:06
2010/5/18 火曜日
今日は2カ月に一度のバイオハザード予防市民センターの会報印刷・発送。原稿が一部遅れたりしたので、印刷は明日か、と思っていたが、午後には編集が終わったので、某公共施設に印刷室の空き具合を確認したところ、ちょうどいいタイミングで空いていたので慌てて予約して印刷に行く。無事印刷を終えて、事務所に封筒入れ、発送。
未分類 — text by 本田孝義 @ 21:22:47
2010/5/17 月曜日
最近自分では全くスポーツをやっていないのに、(やっていないから?)時々、スポーツ・ノンフィクションを読みたくなって読むことがある。スポーツ・ノンフィクションと言えば、大体、有名選手の栄光と挫折みたいな話が多いが、昨日読み終わった「南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史」はいささか毛色の変わった本だった。文化史とあるように、まずは戦前の関西での野球場建設の歴史が紐解かれる。阪神や阪急が郊外建設と並行して野球場を作ったのは郊外史でも必ず触れられるエピソード。だが大阪球場は大阪の中心地にあったのでいささか事情が異なる。初めて知ったのは、大阪球場は球場内に文化施設を併設することが構想されていたそうだ。そして大阪球場をホームグランドにした南海の歴史。執筆者は当然、南海ファンでもあるのだけど、そこは学者らしく文献を丁寧に掘り起こして、ただ「好きだ」という思いを吐露するだけではなく、立体的に描き出す。また、面白いのはファンの変遷も丁寧に追いかけているところ。言ってみれば、スタジアムと観客の関係から見た都市論にもなっているわけだ。面白かった。ちなみに、僕が子供のころ野球をやっていた頃は、本書で言えば南海ホークスが最も弱かった頃で、ほとんど意識したことはない。また、僕はあまり特定の好きな球団はなかったのだけど、西武ライオンズが出来てすぐから好きで黄金時代にファンだった。その後、工藤、秋山が退団してファンをやめ、以後、特に好きな球団はない。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:44:56
2010/5/16 日曜日
今日は午後から「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」を見に森美術館に行ってきた。六本木クロッシングは森美術館が3年に一度開催している展覧会。過去2回は美術だけではなく、建築・デザインなどじゃんる横断的な展示が特色だったが、今回は美術にしぼった、そうだ。と言っても、いわゆる単純な絵画・彫刻などではない。各々の表現の中にジャンル横断的な部分も見られたりする。ごく大雑把に感想を書くと、僕は面白かったです。企画者の方たちが書いているように、社会とのつながりやストリート感を重視した作家が多かったのがよかった。ただ、ストリート的な作家・作品がホワイトキューブの中に入る矛盾をどう考えればいいか、は少し悩むところ。そして最後はダムタイプの「S/N」の公演映像85分。僕はこれが特に見たかったのだ。公演は1995年。いろんな意味で伝説だけは聞くことが多いけど、公演そのものは当然見れなかったのだけど、映像だけでも見たかった。深く深くいろんなことを考えたし、やはりカッコいい、と思う。公演を見たことがない方はこの機会にぜひ。(7月4日まで。)確か、この公演はDVDになっていない。
未分類 — text by 本田孝義 @ 22:32:00
2010/5/15 土曜日
この土日、遠方に出かけたい気持ちがあったのだけど、いかんせん遠くてなかなかいろんなことがやり繰りできず、断念。残念。
『タイタンの戦い』(2D)思ってたよりは面白かった。
『アリス・イン・ワンダーランド』(3D)思っていたよりは面白くなかった。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:31:42
今日は試写会で三宅流監督作『朱鷺島―創作能「トキ」の誕生』を見た。僕の記憶に間違いがなければ、監督の三宅さんには昨年の山形映画祭でお会いした、はず。(残念ながらその時は時間が合わず、上映作は見れなかった。)そのせいか、試写状をわざわざ送ってくれたようだ。何度か書いているように、僕の大学時代の専攻は能。ただし、不勉強極まりなく、いい加減にしか勉強していない。だから創作能のドキュメンタリーとあって、興味を持った。映画は観世流能楽師の津村禮次郎さんが佐渡で朱鷺(トキ)を題材にした能を演じるまでを丹念に描いている。面白いのは、佐渡の小学生に朱鷺への思いをつづった詩を寄せてもらい、その詩をもとに謡(うたい)を練り上げていく過程。また、能楽師や囃子も加わって少しずつ能が出来ていく様子はスリリングでもある。そして、佐渡はとても能舞台が多い所で、島の方々も新作の能の公演を楽しみにしている様子がなんとも気持ちいい。オーソドックスな作りではあるが、本番までは興味深く見ることが出来た。ただ少し残念だったのは、本番のカメラポジション。監督の意図か事情か分からないのだけど、僕はやはり正面からの映像をもっと見たい、と思った。そして、公演が終わってからのいくつかのシーンは蛇足に思えた。能舞台が閉じられるところで終わった方が余韻が残ったと思うのだが、どうだろう。7月31日からポレポレ東中野でモーニングショー。
未分類 — text by 本田孝義 @ 0:03:17
2010/5/13 木曜日
今日は夜、第49回VIDEO ACT!上映会で「「生きていく」完成記念・東京試写会」を開催した。監督は神吉良輔さん。85分の作品。初の長編ドキュメンタリー作品。神吉さんは『もっこす元気な愛」のプロデューサーだった方だ。『もっこす元気な愛』の寺田監督も来場されていた。映画の内容は兵庫県尼崎在住の池田英樹さん(36歳)は27歳のときに、通勤途中で交通事故にあい、それ以来、首から下が動かず、呼吸は機械によって制御されている。
池田さんは、ヘルパーと1年がかりで北海道旅行を準備する。事故当時の生きる気力を失っていた頃からは考えられない、人工呼吸器をつけて初の長期旅行。夏の北海道の美しいロケーションの中で、両親やボランティア初経験の方らとともに喜びやトラブルを味わいながら、大地を駆け抜けていく。
達成感と喪失感を繰り返す生活の中で、人とかかわりながら、生きる力へつなげていこうとする池田さんの2年間を見つめた。という作品。神吉さんは大阪在住のため、残念ながら会場には来れなかったのですが、多くの方がアンケートに感想を書いてくれたみたいだ。次回は7月27日、作品未定。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:32:20
時間がないかと思ったら、うまく時間が空いたので松江哲明監督の『ライブテープ』を吉祥寺バウスシアターに見に行った。さすがに人気作とあって満席。整理券をとっといてよかった。実は『ライブテープ』を見たのは今日が2回目。初めて見たときは自分の中で消化不良なところがあって、どうしてだろうと考えているうちに軽々しく書けないな、と思って何も書かなかった。今日は上映後、坂口恭平さんをゲストに迎えてトークショーがあるということだったので、坂口さんの見方を聞きたいと思ったのだ。坂口さんは前野さんと街を歩く人との関係をとても気にされていた。そこから坂口さんのキーワード「都市の解像度」の話になる。僕自身が気になっていたことのいくつかが聞けた。もちろん、監督の松江さんの話も興味深かった。「都市の解像度」「都市のリアリティー」は僕にとっても課題なので、自分でも鞭を入れないとな、と思う。
未分類 — text by 本田孝義 @ 1:42:18
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