6月12日の平和のためのコンサートのリハーサル。リハーサルと言っても全ての出演者ではなく、アンサンブル・ローゼ（合唱）のみのリハーサル。プロの声楽家の方たちに僕が言うこともないのだけど、リハーサルに立ち会ってみると、舞台上のちょっとした動きを確認しておくことは意味がある。

午後、事務所に行ってまたパソコンをいじってみる。先週、モニターが急に映らなくなったので、困ってしまったのだが、編集ソフトの説明書（これが印刷したものではなく、pdfファイルなので見づらい・・・。）をもう一度よく読んでみて、いくつか設定を変えてみるとあっさり解決。再びモニターは映りました。（つくづく自分の無知丸だし・・。）要は、テープに録画する設定にしていたので、モニターには映らない、両立はしないということなのだが、こんなことも知らないとあたふたしてしまうものなのだ。

『グリーン・ゾーン』を見た。一筋縄ではない映画でなかなか良かった。単純なアクション映画かと思っていたらさにあらず。いい意味で後味の悪い映画でもあった。ただ、クライマックスの追跡シーンは、迫力はあるけれど、夜の設定のせいもあって、何が起きているのか画面が暗過ぎて見えずらいところも多く（リアリティーを狙ったのだろうけど）少し残念。イラク戦争を始めた「理由」とされた、大量破壊兵器はなかった、では裏にどういう陰謀があったのか、というのがこの映画の内容。僕の考えでは、陰謀というよりは、戦争をしたかった勢力が都合がいい情報のみを信じた、というほうが正しいような気がする。以前読んだ「カーブボール」は、一人の嘘がイラクが生物兵器を開発しているとしてイラク戦争の根拠となった裏側を描いたノンフィクション。

今日は午後からバイオハザード予防市民センターの幹事会。議題が多かったことと議論が白熱したのでかなりの時間オーバー。

相変わらずパソコンをいじりながらあれこれ試してみている。昨日やっていたのは、HD（ハイビジョン）とSD（スタンダード）のテープへの書き出しだった。やり方は、多分、分かったと思う。やれやれ、と思っていたのだが、ふとHDとSDが混在した場合は、編集はうまくできるのだろうか、書き出しはどうなるのだろうか、ということに気が付いた。まぁ、シチュエーションとしてはそう多くなはないだろうけど、可能性がなくはない。で、HDとSDの素材を取り込んで編集してみた。何の違和感もなく編集は出来た。じゃあ、書き出しはどうするのかだが、編集したものをHDとSD両方で書き出してみようとして、思っていた通り、両方、問題なく書き出しは出来た。（今日のところは１６：９と４：３の異なった画面比率のままでやってみた。）こんなことを書いていると自分の無知をさらけ出しているようなもんだが、元々パソコン操作には疎いから、一つ一つ確かめながらやってみるしかない。そんなことをやっているうちに、なぜだがモニターの一つ（再生用モニター）が映らなくなっていることに気付いた。あれこれ原因をさぐってみたのだが、どうも分からず。また今度探ってみよう。

事務所で諸々の作業。パソコンで作業しつつ、分からないことを一つずつ解決。

夕方、『ホームレス・ワールドカップ』というドキュメンタリー映画を見る。ホームレス・ワールドカップというのは、2003年以後、毎年開催されている、ホームレスの人だけが参加できる、ミニサッカーの世界大会、だそうな。面白そうだったので見に行ったのだが、最初は興味深かったのだけど、途中で飽きてしまった。特に肝心の大会が始まってからは、画面としては（うまい下手はおいておいて）結局サッカー大会だから・・・。登場人物が多いのもマイナスかもしれない。話は違うけど、シネマライズが7月からは１館（今は３館）になる。今日見たライズXは、とてもイレギュラーな空間で、映画を見るにはあまりいいところとは言えない。けど、ふと考えてみれば、ここで結構、ドキュメンタリー映画を見たと思う。そうした映画が見れなくなるとしたら、それはそれで寂しいかもしれない。

その後、ぎりぎり時間が間に合ったので、『憐れみムマシカ』という、不思議な（ちょっと覚えにくい）タイトルの、日本のインディペンデント劇映画の試写会に行く。未確認生物をでっちあげて、町を有名にする、というドタバタ・コメディー。（だと思う。）基本はコメディーなのだけど、見始めて気づいたのは、最近の若い監督の共通モチーフに「地方都市」の閉塞、というのがあるのだ、ということをあらためて気づいた。もちろん、各々のアプローチは違うけれども。本作の背景も同じ。ふと前に見た『ヒナゴン』のことも思い出したりしていた。

コンサートの詳細を書いていなかったので書いておきます。お時間がございましたら、足をお運びください。

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第11回　平和のためのコンサート

日時：6月12日（土）14：00開演（13：30開場）
料金：2200円（全席自由・当日券あり）
会場：牛込箪笥区民ホール
　　　都営地下鉄大江戸線　牛込神楽坂駅A1出口　徒歩0分
　　　東京メトロ東西線　神楽坂駅2番出口　徒歩10分　　　　　
主催：平和のためのコンサート実行委員会
問い合わせ：03－3209－9666（芝田）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
＜内容＞
第一部
朗読　「ミサコの被爆ピアノ」松谷みよ子作
　　　　朗読：酒井麻吏（まり）
講演　　橋爪　文（はしづめぶん・詩人）　「広島からの出発」
朗読　「夏の響き」（橋爪文作　『詩集　地に還るもの　天に上るもの』より）
　　　　朗読：河原田ヤスケ

第二部
コンサート
出演：アンサンブル・ローゼ（合唱）
　　　　水野与旨久（マリンバ独奏）

6月21日に開催される平和のためのコンサートのプログラム用原稿を書く。たかだか1000字程度の文章なのに、毎年書く内容を考えるのに時間がかかってしまう。今日もいったん書いた文章の半分を破棄して、あらためて書きなおした。どうしても書きたい内容が出てきたから。コンサートのプログラムなので、基本的にご挨拶だから、あまり堅苦しいものではいけないから、これまた書き方に気を使う。散々頭を悩ませながらなんとか書きあげる。

午前中、牛込箪笥区民ホールにて平和のためのコンサート（6月12日開催）、舞台関係の打ち合わせ。今年で11回目になるが、僕が舞台監督をやるようになってから、何年目だろう。昨年は出演者が多いのに、当日、別の催し物が前に入っていた関係で、当日リハが出来なく、とにかく段取りの確認をするだけで精いっぱいだった。今年は十分、リハの時間がとれるので、なんとかなるだろう。

その後、事務所に行って諸々の作業。今年の夏、岡山県宇野港で開催される「宇野港芸術映画座」で『ニュータウン物語』が上映されることになったので、急遽、英語版DVDを作成。（英語版DVCAMはあるので。）それから昨日撮影した4時間分のビデオを見ながらダビング。

夜、「新タワー建設にともなう第３回環境・まちづくりを考えるシンポ」を聞きに行った。新タワー（東京スカイツリー）ももうすぐ400mが近づいてきたが、地域ではいくつもの不安を持っている人もいる。そのことは忘れないでいたい、と思う。

今日は午後から西荻窪の天狗湯という銭湯で「風呂放送てれれ」の上映会に行ってきた。それなりにいろんな上映会を見てきたけど、さすがに銭湯での上映は初めて！もちろん、湯船がある場所ではなく、番台がある休憩スペースのテレビモニターで上映していた。風呂に入ったわけではないけど（上映後営業が始まったので入った人もいるもよう）、なんかのんびりと見れて不思議な感じ。もっとも作品の中にはエッジがきいた作品もありました。

その後、時間が少し空いたので事務所に行って、少し作業。

夕方、リトルモア地下に行って、UNIVERSITYの撮影。これは坂口恭平さんが始めた、トークショーではなく「知の学校」。今日のゲストは思想家の佐々木中さん。満席。のっけから、「UNIVERSITY」の成り立ちの話から始まり、こぎみよくいろんな思想が語られていく。とにかくいろんな話があったので割愛。2時間の予定が大幅に時間オーバー、4時間以上、話は続いた。打ち上げに行きたかったが、どうしてもこれからやらなければいけないことがあって帰る。残念至極。

今日は出かけることもなく、一日自宅で。