2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2010/3/20 土曜日

公開初日/会議

アメリカ戦争する国の人びと』の公開初日で、気になったのでポレポレ東中野に行ってみた。開始時間ではなく、AプログラムとBプログラムの間という、変な時間に行ってしまったので、残念ながら監督の藤本さんにはお会いできなかった。映画を見に来られていた、『岡山の娘』の監督・福間健二さんに久しぶりにお会いしました。来週のトークショーはどうなりますか。

その後、バイオハザード予防市民センターの幹事会。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:25:27

食と現代美術part6 フルコース

今日は午後から横浜のBankART1929に行ってきた。タイトルの展覧会を見る前に、現在、BankART NYKで開催中の学生の展覧会を見る。BankARTはこのシーズン、すっかり卒展が定着してきたようだ。今日見ただけでも、4つの学校。倉敷芸術科学大学大学、東京綜合写真専門学校研究科、横浜国立大学建築学コース、関東学院大学人間環境デザイン学科。1か所でこれだけ見れるのはそうないだろう。個々の感想は長くなるので省略。

その後、BankARTの池田さんと(途中から)blanClassの小林さんと「フルコース」を回る。BankARTが毎年続けている、食と現代美術も今年で6回目。今回は館内の展示はなく、街の中を散策しながらいろんな場所を尋ねる仕組み。1階ショップ付近には4人の作家の作品が展示されていて、それからBankART pubでカレーを食べてから、木村崇人さんの”電撃料理”。とてもおいしいソーセージに電気を通し目の前でじゅーじゅーいいながら出来上がり。少し歩いて、元町実験ギャラリーでは、白井美穂さん率いるバンドが練習中だった。ここでお酒を一杯。ぴおシティーで小林真依さんの絵を見た後、野毛方向に向かって、三宅航太郎さんを発見。三宅さんのおしょくじプロジェクトは各地で増殖中で、今回は”おしょくじら”。”おしょくじ”はおみくじ+食事。今回はそれにくじらがプラスだ。何かと言えば、野毛にはくじら料理を出すお店がたくさんあって、三宅さんが作ったおみくじを引いて、くじら料理のお店を選ぶ、という仕組み。今日、行ったのは”なりた”というお店。本当に久しぶりに、くじらの刺身を食べておいしかった!すっかりいい気分になって、向かったのはBankART かもめ荘。松田直樹さんのお米のアートを見て、本当のご飯(弁当)をいただく。その後、池田充宏さんの企画「のれんのむこうがわ」では、普通のお店や自宅に伺うというもので、今日、行ったのは谷口商店。すっかり料理が出来ていて、ご飯と一緒にいただく。豆を扱っている老舗のお店であり、駄菓子も。なんだかホッとする、懐かしいような空間。最後は、BankART桜荘へ。開発好明さんが作った、発砲スチロールを積み重ねた茶室がカッコいい。締めに抹茶を頂く。約1時間半、楽しい散策・お食事でした。(料金1500円)

その後、再びBankARTに戻って、オープニングパーティー。ほとんどの方はパーティー後散策に出かけた。僕はしばし待ってから、岡山の友人・真部剛一くんと久しぶりの再会。先に回ったコースを途中まで案内して、桜木町駅で別れた。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:05:17

2010/3/18 木曜日

準備/『アヒルの子』

22日の撮影に向けて、いくつか不足していた機材があったので、ヨドバシカメラで買う。それにしても、自転車で行ける距離にヨドバシがあるとはなんとも便利。

夜、試写会でドキュメンタリー映画『アヒルの子』(監督:小野さやか)を見る。監督の小野さやかは自分が家族の中で「いい子」であり続けた仮面・息苦しさを振り払うために、文字通り体当たりで兄弟・両親にぶつかっていく。感想を先に書くなら、近年まれにみる力作だと思う。監督本人のドキュメンタリー、と書くと、いわゆるセルフ・ドキュメンタリーということになるのだが、その言葉から連想されるイメージとはかなり異なる。特にきちんと撮影者(山内大堂)が付いており、その撮影がとてもいいのだ。泣きじゃくりながら家族に詰め寄る監督、戸惑いながらもきちんと対峙する家族の表情がとてもよく撮られている。その撮り方も2台カメラを使ったのか、切り返しで撮られた劇的なシーンが頻出する。ひねくれた見方をすれば、見事すぎる、と思ったくらいだ。それにしても、これだけ映画の中で主人公が泣いている映画もないのではないか。そして、映画は終盤、大きな喪失感の根本にあった、5歳のとき親から離れて1年間暮したヤマギシ会の記憶に向かっていく。本人の問題としても、映画としてもそこに向かうのは当然なのだけど、やや失速感を感じた。逆にいえば、そこまでのテンションが異様に高い、という裏返しでもあるのだが。・・・と、いい映画だ、と思いつつ、僕はひっかかりを感じていた。そのひっかかりの正体は何か、とつらつら考えていたのだが、どうも今日のところはよく分からない。『アヒルの子』は5月22日からポレポレ東中野で公開。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:24:08

2010/3/17 水曜日

打ち合わせ

今日は、夜、夢の島に打ち合わせに出かけた。ひょんなことから、3月22日に開催される”BO菜”というイベントの撮影をすることになったのだが、その打ち合わせ。この”BO菜”というのはごろ合わせで、ボートと野菜のこと。東京に直下型の地震が発生したとの想定のもと、東京湾対岸から野菜や海産物を運ぶ、という試み。僕はこの中の坂口恭平さんのワークショップを撮影予定。多数の関係者が集まったのだが、どこかですれ違っていて名前を知っていたり、久しぶりに会う方もいたりしてまずは安心。個人的には撮影に関していくつか解決しなければいけないことはありますが。このイベントはなかなか面白そうです。まだ参加人数に余裕がありそうですので、興味がある方はぜひご参加を。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:47:25

2010/3/16 火曜日

トークショー出演

3月20日からポレポレ東中野(東京)で公開される、ドキュメンタリー映画『アメリカ―戦争する国の人びと』(8時間14分!)のトークショーに私・本田がゲストで出ます。関東近辺の方、ぜひ、足をお運びください

上映詳細:http://www.mmjp.or.jp/pole2/america.html
本田登壇日時:3月25日(木)19:10の回上映後

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:52:55

会報印刷・発送

今日はバイオハザード予防市民センターの会報を印刷・発送。発送先はそれほど多くはないものの、なんだかんだと時間はかかるもの。それでも、今日はいつもより早く作業が進んだ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:50:18

2010/3/15 月曜日

会報編集

2カ月に一度のバイオハザード予防市民センターの会報を校正・編集。原稿がぎりぎりで届いたりなどはあったが、なんとか無事編集。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:49:15

「宮下公園」から世界をみつめる/ライブ

今日は午後から、「宮下公園」から世界を見つめる~上映&スピーキングツアー~の第1弾「貧困と排除~アートが野宿者の居場所を奪う!?~」に行ってきた。第1弾のテーマが気になって仕方なかったからだ。知っている人がどれだけいるか分からないが、渋谷駅のそばにある宮下公園が、「宮下ナイキパーク」という名のスポーツ公園に改修されようとしている。スケボーパークなどをメインとした、ナイキ公園とも呼ぶべきもの。昨年から様々な立場の人から反対運動が起きていて、オルタナティブメディアのOurPlanet-TVが5カ月をかけてこの問題を取材し、ネットで放送し大変話題になっている。僕もその映像の存在は知ってはいたのだけど、なかなかネット上で長いものを見る気力がなくて、あまりちゃんと見ていなかった。だから、こうして上映会があってありがたかった。(この映像はyou tubeでも見れます。ここ。)最初に55分ほどの映像を見て思ったのは、ナイキが宮下公園を改修する計画自体がきわめていい加減な手続きで進んだことがよく分かった。何せ、区長・議員・スケートボーダーの口約束みたいなレベルから話は始まり、後付けのように陳情書が出たりしているのだから。また、スケートボーダーは喜んでいるのかと誤解していたが、スケートボーダーだってストリートや公園を走るから面白いのであって、囲い込まれたら面白くないんだ、ということも分かった。要はネーミングライツ(ゲストの岡部明子さんも指摘していたように、通常のネーミングライツを遥かに逸脱している。)に名を借りて、公園内の野宿者と路上のスケートボーダーを排除することが目的としか思えないのだ。映像はよく取材されたものだった。その後、冒頭に書いたシンポジウム。モデレーター:五野井郁夫(日本学術振興会特別研究員、政治学者)、ゲスト:黒岩大助(渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合)、岡部明子(千葉大学准教授、建築家)、小川てつオ(246表現者会議発起人、アーティスト)の4名。小川さんが近くの別の場所での事例を紹介されていたが、あまり「アート」の話にはならなかった。それよりは、やはり「公共空間」とは何か、居住とは何か、という話になって、僕はとても興味深かった。今、興味があることとかなり近かったので、つい、会場から発言してしまった。だから、僕は「アート」というよりは、「環境浄化」というほうがテーマとしてはふさわしかったのかな、とも思った。

その後、たまたま渋谷に行く用事があったので、宮下公園に行ってみた。実は随分、久しぶりだった。フットサルコートが出来ているのは知らなかった。何となく殺伐とした気配が漂っていて(周辺を異様なフェンスが囲んでいたりするから)無残な感じがしてしまった。明日から、しばらく緊迫した情勢が続くようだ。渋谷区としては4月着工を目論んでいるらしい。

で、渋谷に行ったのは、YOUR SONG IS GOODのタワレコインストアライブを見るため。ずっとファンだったわけではなくて、どうしたわけか、あまり聞いていなかったスカが最近聞きたくなって、いいバンドがいないかなあ、とCDを探していたら、YOUR SONG IS GOODの新譜が出ていたので買ってみたのだった。そうしたら、発売初日だったこともあって、インストアライブの整理券がついていた、という次第。せっかくのチャンスだからと思って聞きに行った。僕のようなおっさんはほとんどいない。皆若い。皆飛び跳ねてました。僕も楽しかったです。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:12:34

2010/3/13 土曜日

“映画祭”の映画祭

今日は午後から、キラキラ橘商店街で先週末から開催されている”映画祭”の映画祭に行ってきた。キラキラ橘商店街は、昔ながらのいい商店街で、元気のいい商店街としてしばしばマスコミにも取り上げられている。僕が住んでいる所からは自転車で行ける距離なので、自転車をこいで行ってきた。その前に、久しぶりに、東京スカイツリーの建設現場に行ってみる。スカイツリーが近づくにつれて、異様な圧迫感。さすがに、今の東京タワーとほぼ同じ高さになっている(出来た時にはほぼ2倍の高さ)ので、高い。今の東京タワーと違いを感じるのは、スカイツリー周辺は公園とかがないので、それほど高くないビルの目の前にドーンと建っている感じがあって、ちょっと怖い。また、ずっと気になっていた場所がすっかり更地になっていて複雑な気分。結局、映画を撮れなかった疼きも。それでも、多くの人が見学に来ていた。

話が脱線してしまったが、キラキラ橘商店街にもかつて映画館があったとかで、若い人たちが橘館というミニシアターを作ろうと活動を始めたそうだ。そこで、先週から映画祭で話題になった作品を上映している。今日は、トークイベントがあって、塩田時敏(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭)、藤岡朝子(山形国際ドキュメンタリー映画祭)、矢田部吉彦(東京国際映画祭)の3名がゲストとして登壇。各々の映画祭の成り立ちなどを話され、話題は次第にボランティアスタッフや経費の話へ。ビール片手にざっくばらんに、というイベントでもあったので、まあ、あまり深刻にならず、各々のやり方をみなさん興味深く聞いていた様子。僕自身、いくつか気になったことはあったのですが、会場からの発言時間もなかったので、別にしゃべらす。今後どういうふうになっていくのか、分かりませんが、楽しい場になって欲しいなあ、と思います。うまく時間が合わないこともあったり、見た作品が多いこともあって、今回は映画を見ることは出来なかったのですが。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:42:15

2010/3/12 金曜日

取材

・・・と書くと、取材をしたようだが、今日は午後から取材を受けた。POCO21という、生協の宅配システム会員向けの雑誌。2年ほど前、あるイベントで『船、山にのぼる』のチラシを配っていたら、大学時代の知り合いの方にばったり。本当に大学を卒業して以来だったと思う。そしたら、その方がUPLINKに映画を見に来てくれ、そこでもばったり。(トークショーもないのに、様子が気になって行っていたのだ。)そして、その方が上記の雑誌のフリーライターだった、という次第。(名前を出していいか分からなかったので、名前を書いてません。ごめんなさい。)久しぶりにお会いしたこともあってか、ついつい話があっちこっちに脱線してついついしゃべり過ぎてしまった・・・。それにしても、ここのところ、大学時代の知人に見つかる(?)ことが多いな。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:03:47

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