会報編集
2カ月に一度のバイオハザード予防市民センターの会報を校正・編集。原稿がぎりぎりで届いたりなどはあったが、なんとか無事編集。
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
今日は午後から、「宮下公園」から世界を見つめる~上映&スピーキングツアー~の第1弾「貧困と排除~アートが野宿者の居場所を奪う!?~」に行ってきた。第1弾のテーマが気になって仕方なかったからだ。知っている人がどれだけいるか分からないが、渋谷駅のそばにある宮下公園が、「宮下ナイキパーク」という名のスポーツ公園に改修されようとしている。スケボーパークなどをメインとした、ナイキ公園とも呼ぶべきもの。昨年から様々な立場の人から反対運動が起きていて、オルタナティブメディアのOurPlanet-TVが5カ月をかけてこの問題を取材し、ネットで放送し大変話題になっている。僕もその映像の存在は知ってはいたのだけど、なかなかネット上で長いものを見る気力がなくて、あまりちゃんと見ていなかった。だから、こうして上映会があってありがたかった。(この映像はyou tubeでも見れます。ここ。)最初に55分ほどの映像を見て思ったのは、ナイキが宮下公園を改修する計画自体がきわめていい加減な手続きで進んだことがよく分かった。何せ、区長・議員・スケートボーダーの口約束みたいなレベルから話は始まり、後付けのように陳情書が出たりしているのだから。また、スケートボーダーは喜んでいるのかと誤解していたが、スケートボーダーだってストリートや公園を走るから面白いのであって、囲い込まれたら面白くないんだ、ということも分かった。要はネーミングライツ(ゲストの岡部明子さんも指摘していたように、通常のネーミングライツを遥かに逸脱している。)に名を借りて、公園内の野宿者と路上のスケートボーダーを排除することが目的としか思えないのだ。映像はよく取材されたものだった。その後、冒頭に書いたシンポジウム。モデレーター:五野井郁夫(日本学術振興会特別研究員、政治学者)、ゲスト:黒岩大助(渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合)、岡部明子(千葉大学准教授、建築家)、小川てつオ(246表現者会議発起人、アーティスト)の4名。小川さんが近くの別の場所での事例を紹介されていたが、あまり「アート」の話にはならなかった。それよりは、やはり「公共空間」とは何か、居住とは何か、という話になって、僕はとても興味深かった。今、興味があることとかなり近かったので、つい、会場から発言してしまった。だから、僕は「アート」というよりは、「環境浄化」というほうがテーマとしてはふさわしかったのかな、とも思った。
その後、たまたま渋谷に行く用事があったので、宮下公園に行ってみた。実は随分、久しぶりだった。フットサルコートが出来ているのは知らなかった。何となく殺伐とした気配が漂っていて(周辺を異様なフェンスが囲んでいたりするから)無残な感じがしてしまった。明日から、しばらく緊迫した情勢が続くようだ。渋谷区としては4月着工を目論んでいるらしい。
で、渋谷に行ったのは、YOUR SONG IS GOODのタワレコインストアライブを見るため。ずっとファンだったわけではなくて、どうしたわけか、あまり聞いていなかったスカが最近聞きたくなって、いいバンドがいないかなあ、とCDを探していたら、YOUR SONG IS GOODの新譜が出ていたので買ってみたのだった。そうしたら、発売初日だったこともあって、インストアライブの整理券がついていた、という次第。せっかくのチャンスだからと思って聞きに行った。僕のようなおっさんはほとんどいない。皆若い。皆飛び跳ねてました。僕も楽しかったです。