2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2010/2/15 月曜日

オーディオコメンタリー

いつ頃からかよく分かりませんが、DVD(Blu-ray)に製作者や出演者のオーディオコメンタリーが付くようになった。僕はあんまりコメンタリーが好きではなくて、聞いていないものも多々ある。もったいない、と思われるかもしれないが、あんまり舞台裏に興味がない、あるいは放っておいて欲しい、という気持ちもあったり。(メイキング本を読むことはあるけれど。それも特別な場合だろうなあ。)そんな僕だったが、急に、『ブレードランナー』(ファイナルカット、Blu-ray)のコメンタリーが気になったのだ。何せ、コメンタリーが3種類。監督だけではなく、脚本家・プロダクションデザイナーなどが別項収録されているので気になった。で、聞いてみた。(これだけで2時間×3)ぐだぐだな話が疲れるが、まあ、こんなものなのだろう。笑ったのはハンプトン・ファンチャー(最初の脚本家)とデビッド・ピープルズ(途中から加わった脚本家)の凸凹漫才のようなやりとりか。制作してから25年(発売時)も経つので、どちらがどのセリフを書いたか所々曖昧で、「俺は書かない」「いや、あんたが書いた」なんてもめている。この映画の場合はディープなファンが多いから、ファンの方が詳しかったりして。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:57:53