2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2010/1/21 木曜日

第48回VIDEO ACT!上映会

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■ 第48回 VIDEO ACT! 上映会 ■
 ~バンクーバー五輪と先住民の地~
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2010年2月3日(水) 19時より

2010年2月12日から28日まで開催される
バンクーバー冬季オリンピック。
会場ウィスラーから北へ50キロの山岳地帯「シュティカ」。
先住民にとって神聖な場所は、リゾート開発に揺れている。
「シュティカ」に山小屋を建て、先住民の地を守る人々を密着取材した映画「静かなる闘い シュティカ-冬の魂」を緊急上映する。

■上映作品
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『静かなる闘い シュティカ-冬の魂』(2009年/69分)

カナダ・ブリティッシュコロンビア州、西海岸最大の都市
バンクーバーから北東300キロの山岳地帯。
きれいな水が湧く神聖な修行の場であり、
狩猟の場所や山菜などの食料を与えてくれる、人々にとって大切な場所「シュティカ」。
この地へ、リゾート開発の計画が持ち上がったことを知った人々は
2000年春に小さな山小屋を建てた。
そこに一人の男が今も住んでシュティカを守り続けている。男の名はヒュービー。
カナダ西部の標高1000メートルの山奥で犬と暮らす。
2010年冬に開催されるバンクーバーオリンピック会場ウィスラーから北へ50キロ。
欲深い人間にとってシュティカはリゾート開発にはもってこいの場所だったようだ。
「この場所を発見したのは私よ!」と開発業者であり
女子スキー競技の元金メダリストはそう叫んだという。
シュティカを知る人々と山小屋でのヒュービーなど
16人へのインタビューを中心に構成。

撮影・録音・編集・監督:床田和隆
コーディネーター・音楽:アルビン・ネルソン
日本語字幕:ドロシー・デュフール、床田和隆

<床田和隆監督からのメッセージ>
1492年のコロンブスの新大陸到達時代と
現代の社会構造は基本的に変わっていない。
開発業者は「この場所を発見した」という言葉で
フロンティア精神を証明したかったのだろうか。
私たちの先進国と呼ばれる社会が目指した物質消費社会が今、
岐路に立たされている。
大量生産、大量消費によって世界いたるところで環境や
人々の生活が破綻し始めた現在の状況は
カナダ先住民の目にどう映っているのだろうか。
ある長老は「白人は用意が出来ているかな?
私たちはその時が来るのを待っているんだ」と語る。
気候変動がその予兆だという古老には未来が見えているようだった。
シュティカを見守る人々が語るメッセージを
真剣に受け取る時代に入ったことをこの作品で訴えたい。
バンクーバーオリンピックに感動している場合じゃない。
2010年1月16日 床田和隆

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18時30分 開場
19時00分 開始
終了予定時刻 20時50分

※先住民の問題に詳しいゲストを交えた、トーク&ディスカッションを予定。

上映会詳細ブログ
http://videoact.seesaa.net/article/138656279.html

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
 (050-3744-9745 [ローポジション気付] )
  jyouei@videoact.jp

★上映作品・スタッフ募集中!
http://www.videoact.jp

未分類 — text by 本田孝義 @ 12:47:38

2010/1/20 水曜日

東京藝術大学先端芸術表現科卒業・修了制作2010

芸術系の大学、学科などでは卒業制作というものがあるらしい。僕は芸術系の大学ではなかったので、実際にどうやって進められるのか、想像するしかない。僕の場合は文学部だったので、卒業論文というものがありましたが。

今日はBankARTに行って、東京藝術大学先端芸術表現科卒業・修了制作2010を見た。さすがに、芸大と言うべきか、全体的にレベルが高いなあ、と思いました。中にはとても大がかりな作品もあって、製作費や労力を考えると大変だなあ、と思いました。ただ、ぐっと来る、鷲づかみにされるような作品が少なかったかな、という気もした。何人か面白い人ももちろんいます。そう思ったのも、もしかすると学生の作品だから、という偏見が僕のほうにあったかもしれませんが。と言うようなこととは別に、大きなBankART全館を使った開かれた展示は発表の場としていいなあ、とも思いました。この後も多くの大学の卒展が続くようです。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:19:38

2010/1/19 火曜日

会報印刷・発送/VIDEO ACT!会議

昨日に引き続いて、バイオハザード予防市民センターの会報を印刷。ある公共施設の印刷室が思ったより混んでいて、電話連絡後すぐなら空いていたので慌てて印刷に行く。印刷自体はスムーズに。事務所にて封筒詰め、郵送。無事終了。

夜、VIDEO ACT!の会議。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:27:47

2010/1/18 月曜日

会報編集

2か月に一度のバイオハザード予防市民センターの会報編集。原稿は順調に集まったので何とかなりそうと思いつつ、編集してみないと総分量が分からないから(いつも分量は決めていない。その時々の話題で変わるから。)多そうな気もしていたが、意外とすんなりとまとまった。それでも、封筒の印刷なども含めるとやはり半日作業にはなる。明日は印刷・郵送までいきたいが・・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:31:20

2010/1/17 日曜日

『かいじゅうたちのいるところ』

『かいじゅうたちのいるところ』を見た。いい映画でした。かいじゅうたちの造形、自然光を生かした撮影、音楽、そして孤独について。何かいっぱい書けそうだけど、今日のところは簡単に。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:46:55

2010/1/16 土曜日

「晴子情歌」(上・下)

昨日、変なことを書いてしまった。読んでいた小説は「晴子情歌」(上・下)。高村薫著。高村薫のデビュー作からしばらくは追っかけて読んでいて、とても好きな作家だった。骨太な文体・内容等が好きだった。ところが、「照柿」でつまずいた。それまではミステリー小説、というくくりで読めたのだけど、「照柿」はほとんど純文学のような小説だった。いつにもまして、濃密な描写についていけなかった。かなり時間が経って、やっと読破出来た。そして、「晴子情歌」が出た時は内容を聞いたり、少し立ち読みをした段階で、こりゃあ、読めないなあ、と思って読むのを諦めた。昨年、新刊が出たのだが、3部作完結とも言っていい内容のようで、そこから読むのもどうかな、と思った。けれども、ある時からこの3部作のことがどうしても気になって、その出発点である「晴子情歌」を読みたくなった。意を決して読み始めたのだが、これが面白かった。文学論には疎いのだが、言葉使いとして正しいのか分からないのだが、今ではほとんど聞かれない全体小説という言葉を思い出した。とにかく、主人公・晴子が息子に書き送った手紙が中心なのだが、自らの出生から書き起こされる物語は、日本の近代と重なり、重層的なのだ。そして、その手紙を読む息子の魂の彷徨とクロスする。決してエンターテインメントな小説ではないが、夢中で読んだ。昨晩もほとんど徹夜で読み終わった。さて、次の『新リア王』は読めるだろうか。(と書きながら、上巻を読み始めていたりする・・・。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:17:04

2010/1/15 金曜日

ある小説

なかなかに長い小説を読んでいて、しばし頭がくらくらするような感覚を覚えているここ数日。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:36:26

2010/1/14 木曜日

『アサルトガールズ』/国宝土偶展

僕は押井守監督が好きなので、新作の『アサルトガールズ』も見ないわけにはいかない。と思っていたら、東京では上映がほぼ終わっていて焦った。えらく終わるのが早いなあ。と思いながら池袋のテアトルダイヤのモーニングショーに行った。事前情報でゲーム内の話と知っていたので、『アヴァロン』か、なんて思っていたら、冒頭、アヴァロンの別フィールドとの説明があり、少しにやり。だけれども、全体としては物足りなかった。短い映画なのだが、それでも水増し感がある。物語自体が少ないのを風景(それも雲)で引き延ばしたような。僕はやはり、ゲーム前のリアルな世界も見たかった、と思った。押井さんらしくグダグダしてていいので。

その後、東京国立博物館でやっている、国宝土偶展を見に行った。展示自体は1室だけで小ぶりなのだが、説明を読むと国宝に指定されている3点が一緒に展示されるのは初だそうだ。有名な遮光器土偶を初め、教科書でしか見たことがない土偶を多く見れてよかった。実物をじっくり見ながら、顔の造詣の豊かさ、刺青などを刻印した意匠などに見入ってしまった。そしていくつかの謎も。まず、なんであのような不可思議な顔の造詣になるのか。(宇宙人説が出てくるのもよく分かる。もちろん、僕は信じませんが。)また、刺青、もじくはボディーペインティングの豊かさはふと南方を思わせる。けど、土偶は東日本で出土している。もうひとつ、なぜ、手を3本で表現したのだろう。まあ、専門家の間でも、土偶が何に使われたかはいまだに確定していないようなので、謎も多いのだろう。最後の謎は、稲作文化とともに、土偶も消えていった、ということ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:03:05

2010/1/13 水曜日

「市場検察」

僕は経済事情には疎いのだけど、グローバル経済だのなんだのと社会を考える上でも重要なことなのだろう。風邪をひいていた時に読んでいたもんだから、どれだけ頭に入ったか心もとないが、「市場検察」(村山治著)という本を読んだ。日本が金融ビッグバンを受け入れ、グローバル経済に巻き込まれる中で、検察が市場経済に対応するためにどう変化してきたのかを、検察内の人間ドラマも含めて描かれる。終りのほうで、一種の司法取引とも言うべき、リーニエンシーという制度の話が出てくる。談合やカルテルの実態を公正取引委員会に明かした企業は課徴金や刑事告発を免れる、という制度。こういうことが2006年から始まっていたとは知らなかった。多くの談合事件が摘発された背景にはこういうことがあったということだろう。その延長上に鳩山首相や小沢幹事長に関する検察の動きがあるのだろう。たまたまの偶然だが、この本を読んだ後だったので今日のニュースも少し引いて見ることも出来る。ただ、本の最後にもあるように、そういう検察の変化が「正しい」のかどうかはまだ分からない。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:26:44

2010/1/12 火曜日

風邪は治った・・か

なんとか風邪は治ったのか、頭痛はおさまった。けど、油断は禁物。

日中、ある方から送ってもらったドキュメンタリー映画のDVDを見る。いい作品だと思った。映画館で公開したい意向があるようで、僕が思ったことを伝えた。一口に劇場公開と言っても、なかなか大変なことがある。だから、どういうやり方がいいかには正解がない。最近、こうした話が多いなあ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:51:01

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