市民がつくるTVF
昨年今頃の残念だったニュースに、東京ビデオフェスティバルが終わる、というものがあった。毎年、華やかな表彰式もさすがに昨年はどこか寂しい思いがあった。しばらくして、それまで長年主催者だったビクターは撤退したけど、市民の手で東京ビデオフェスティバル(TVF)を存続させよう、という動きがあることが聞こえてきた。その心意気は頼もしいなあ、と思いつつ、現実的には大変だろうなあ、と思っていた。それでも、作品募集までこぎつけ、ついに今日、「市民がつくるTVF」として装いも新たに生まれ変わって誕生した。入賞作品15本が上映されたプレ・イベントに行ってきた。TVFが面白いのは、ビデオ制作者の方々の幅広さ。年齢・性別・職業も幅広く、自ずといろんな作品があって楽しかったり、考えさせられたり。今回は新生TVFとして、応募作品がかなり減ったようだけど(多分、TVFは終わった、ということの方が知られていて、新しく生まれ変わる、ということがまだまだ知られていなかったのかもしれない。)作品の幅広さは健在だった。この幅広さがある限り、今後も面白いTVFでいてくれると思う。以前から関わっていた方々も大勢、スタッフとして関わっておられるようだ。15本一気に見て、表彰式などには出ずに帰宅。