2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2009/12/21 月曜日

三沢光晴DVD-BOX

少し前に見て書くのを忘れていた。年末ともなると「今年亡くなった人」みたいなコーナーがあったりする。先日見た某番組では、見事、三沢光晴のことが無視されていた。そのこと自体はもちろん悲しくもあったし、プロレスラーの地位についても考えてしまったが、試合で亡くなった、ということだけでも大事件だと思うのだけど。まあ、そういうことは置いておいて、「三沢光晴 DVD-BOX~緑の方舟」を少しずつ見ていた。デビュー戦、タイガーマスク時代、四天王時代、ノア時代と。特に四天王時代の激闘には涙が出た。と同時に、このすごさをガチンコの格闘技を見慣れた世代・人たちにどう説明すればいいのか、ふと考えたりしたのだけど、僕にはできそうにない。唯一思ったのは、遠藤賢司バンドの「輪島の瞳」を聞いてほしい、ということだったりする。(曲を知らない人のための補足するとプロレスラーとしての力量は三沢と輪島では天と地の差があります、当たり前ですが。でも、この曲はプロレスの本質みたいなものを感じます。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:53:24

2009/12/20 日曜日

時間が合わず・・・

何か諸々、うまく時間が合わず、結果的に今日も家にいることに・・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:56:41

2009/12/19 土曜日

会議&忘年会

今日は午後から私が幹事になっているバイオハザード予防市民センターの幹事会(という会議)。先日のシンポジウムのことやいくつかの課題を話し合う。一つ宿題をもらったが、年末に考えるのは落ち着かないので、年明けに取り組むことにしよう。その後、幹事の方々と忘年会。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:34:03

2009/12/18 金曜日

年賀状

年賀状を書かなければいけない季節になった。僕は元来筆不精で、ずっと年賀状を書いていない時期もあった。必要に迫られて(?)ここ数年はちゃんと書いてきたけど、今年はどうもモチベーションが上がらない。・・・とぐちぐち言いながらも、結局、年賀状を買ったので書かなければ。(枚数を減らすかもしれませんので、届かなかった方はごめんないさい。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:19:09

2009/12/17 木曜日

『大きな家』

今日はモーニングショーで上映中の『大きな家 タイマグラの森の子どもたち』というドキュメンタリー映画を見に行った。監督は『タイマグラばあちゃん』の澄川嘉彦さん。プロデューサーが、僕もお世話になっている伊勢真一さん。ご案内をいただきながら、見るのが遅くなってしまった。タイマグラというのは地名で、岩手県の早池峰山の麓。映画はこの地へ移り住んだ澄川さんの家族の営みを映し出す。伊勢さんも書かれているように、この映画には劇的なこともなく、自然豊かな山での生活が淡々と描かれる。だけれども、珠玉の、奇跡のようなシーンがいっぱいあって、思わず頬がゆるんでしまう。何度も何度も四季が移り変わり、映画の始めのほうで生まれた三男はどんどん大きくなり、映画の後半にはすっかり主人公のようだ。映画の体裁としてはホームムービーの要素があるけれど、そこはお父さんがドキュメンタリー監督だから実に丁寧に撮影がされていて気持ちがいい。もっとも僕は、映画を見ながら自分の中にジギルとハイドがいて、どこかで斜に構えて見ていたりしたのだけど、いつしかハイドは引っ込んでいました。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:34:41

2009/12/16 水曜日

「失われた町」/「贖罪」

三崎亜紀著「失われた町」読了。読み始めたら面白くなって、というか続きが気になってつい徹夜で読み終わった。町はそのままにこつぜんと人だけが「消滅」する、という設定のお話。その後をどう生きて、次の消滅にどう対処するのかというのが基本ライン。ただ、エピソード2と5にどうしても違和感が。

少し前に湊かなえ著「贖罪」も読んだ。「告白」が面白かったのでこちらも気になっていた。「告白」同様、一人称語りが平明でその分、ドキッとすることもいいのですが、殺人が連続するのはどうもやりすぎ、の感があった。

年末に向けて、少し小説モード、かもしれない。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:32:59

2009/12/15 火曜日

もう年末

気が付いてみれば2009年ももう年末。いろいろ思うところはありますが、またいずれ書きます。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:45:41

2009/12/14 月曜日

『母なる証明』

見たいと思っていた『母なる証明』をやっと見た。いやはやすごい映画だった。監督のポン・ジュノは『殺人の追憶』を見て、すごい監督だな、と思って『グエムル』を見てまた驚いた。考えてみれば数少ない好きな監督の一人、かもしれない。この『母なる証明』は、広い野原を女性が歩いて来るファーストカットから目が話せなかった。秋なのかくすんだ草、カメラ移動の的確さ、そして驚きの女優の演技、久しぶりに映画を見てゾクゾクした。そして唐突に話は飛ぶが、ラストカットも心をかきむしられる様なカットだった。映画は、殺人事件で逮捕された息子の無実を信じる母親の話。映画を見終わってしばらくして、よくよく考えてみれば、あらすじだけなら、それほど特筆すべきものではないような気がする。だけれども、やっぱり画面から目が離せないのは、語り口や俳優たちの演技など「映画」という感触があるからだろう。相変らす、脱臼したようなギャグも健在だし、即物的な死体も不気味。途中、少し疲れた部分もあったのだが、やはりこの監督は面白いなあ、と思った。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:58:52

2009/12/13 日曜日

今日は自宅で

今日は出かけることもなく、一日中、家で本を読んだりして過ごす。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:34:33

さらば戦争!映画祭/「医学と芸術展」

今日は午前中、”さらば戦争!映画祭”へ。1本目『パリのモスク』。ナチスドイツ占領下のパリでユダヤ人を守ったモスクのドキュメンタリー。フランスでもあまり知られていない話だそうだ。監督のお爺さんもここで亡くなったのだとか。2本目は満蒙開拓団のドキュメンタリー。開拓団といと農村出身とつい思ってしまいがちだが、ここで取り上げられていたのは東京の商店街の人々が丸ごと入植した話だった。1982年に日本に帰国された残留孤児の方の話を聞く。

午後からは見た作品が2本あったので、どうしようかと思っていたが、気になる展覧会があったのでそっちに行った。見たのは「医学と芸術展」。今までにも結構、こうしたテーマの展覧会は好きで見ている。内容は豊富で興味深かった。拾いものだったのは、同時に開催されているテレルヴォ・カルレイネン+オリヴァー・コフタ=カルレイネンの個展。いろんな人から集めた不平不満を合唱曲にするというパフォーマンス。展示されているのはその映像。これがとても面白かった。今まで7カ国でやっているそうだが(今回すべて上映)僕は5カ国分を見た。国(地域)柄の違いと同時に共通点もあったりして飽きない。東京版も面白かった。その面白さは、ちゃんとエンターテインメントになっているところ。

その後、再び、上記映画祭へ。見たのは『ヒロシマ・ピョンヤン』。労作だと思った。監督の伊藤孝司さんとは面識がある。現在、朝鮮民主主義人民共和国・平壌(ピョンヤン)で暮す李桂先(リ・ケソン)さんは3歳の時、広島で被爆していた。若き日に一人で帰国し、2004年に母から被爆のことを聞く。伊藤さんは写真家としても何度も北朝鮮に行かれているけれど、国交がない状態でこれだけふかく取材されているのは大変なことだと思う。確か、東京上映は今回が初、のはず。これからもっともっと多くの人に見てほしい作品だ。最後は、『証言の証言』。(タイトルを変えたそうだ。)この作品の監督の国本隆史さんとも面識がある。国本さんは被爆者の証言を聞いても実感が持てなかった。そんな国本さんが被爆者が同乗したピースボートで世界一周の旅に出る。映画はこの国本さんの被爆者の証言に対する戸惑いをぐるぐると廻る。見始めて、難しいことをやってるなあ、と思った。証言とは何か、ということは哲学的なことでもあるから。同時に、空回り、いや空振りしているな、とも思った。ただその空振りは決して不快なものではなく、本人もその空振りを自覚している。問題はそれがゲームセットになっているか、どうかだ。僕は3三振ぐらいしていると思うけど、もう一打席ぐらいはありそうな気がする。そんな映画だった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:26:09

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