『2012』
映画の日とは言え、なんで目新しくもない地球滅亡映画『2012』を見たかと言うと、映画の内容を読んでいると、地球滅亡のその先、つまりこの映画では人類(の一部)を救うために「方舟」を作ると知ったから。
<ネタバレ含む>その「方舟」自体は、ヒマラヤの山奥で中国人によって3年間で作られる、という設定で、中国市場を意識した気を見るに敏なハリウッドらしいと言えばハリウッドらしいのだが、肝心の船を作った中国人は乗船を認められないので、中国語圏では賛否両論渦巻いているらしい。そりゃあ、そうだろう。もっとも、でかい船に乗って助かる、という話もそれほど面白くない。要は、最初から最後まで、心がこもっていない見世物を見せられる感じか。結局はいつかどこかで見た話の連続というか。CGがいくら物量で派手になろうと。