宇宙版「蟹工船」?
深夜に寝不足になりながら、ぼつぼつ見ている『GALACTICA』。驚いたのはseason3の第16話「サボタージュ」。宇宙船の船団の中に燃料精製船があるのですが、あまりにも過酷な労働環境から、サボタージュ、そしてストライキがおきる、という話。雰囲気はほとんど宇宙版「蟹工船」ともいうべき階級闘争の話。
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
深夜に寝不足になりながら、ぼつぼつ見ている『GALACTICA』。驚いたのはseason3の第16話「サボタージュ」。宇宙船の船団の中に燃料精製船があるのですが、あまりにも過酷な労働環境から、サボタージュ、そしてストライキがおきる、という話。雰囲気はほとんど宇宙版「蟹工船」ともいうべき階級闘争の話。
僕が関わっているビデオアクトでは下記の通りビデオカタログの掲載作品を募集しています。ぜひ、ご応募を。
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【ビデオカタログ第7号、掲載作品大募集中!】
ビデオアクトでは、ほぼ2年に1度のペースでビデオカタログを発行して来ましたが、今年10月、その第7号を発行することになりました。
このビデオカタログは、様々なジャンルの自主制作ビデオを一挙に紹介する他に類を見ないカタログで、号を増すごとにご好評を頂いています。
第7号は、1万5千部の発行を予定していて、各種イベント・集会会場や映画館、大学・高校等の教育機関等、様々な場所に幅広く無料で配布されます。
このカタログを見て、作品を購入したいと思った人からの注文は、ビデオアクトが一括して受け付け、委託販売をさせて頂きます。
マスメディアや映画館、一般の書店やレンタル店ではなかなか流通されない自主制作作品の普及をサポートする目的で作られるカタログなので作品の掲載基準は一切設けていません。どんな作品でも掲載させて頂きます!
ただし、印刷代や送料を制作者同士でシェアする方法を取っている為、掲載料をご負担頂いています。
既に販売用の作品をお持ちの皆さん、または、作品は作ったけど、販売までは考えてなかった皆さん、これを機会に是非、カタログへの掲載をご検討下さい。
インディペンデントな流通ネットワークを使って、皆さんの作品をどんどん広めましょう!
※詳細は、下記ページをご覧下さい。
http://www.videoact.jp/catalog/ca7boshu.html
http://www.videoact.jp/catalog_join/index.php
★掲載作品の募集締切は、8月22日(土)です。
昨日、今日と開催されていた第1回下北沢映画祭へ行ってきた。(余談だが、下北沢にはいろんなイベントがあって、「第1回」というのが意外な気がする。)なぜかと言いますと、岡山の友人・中村智道さんの『蟻』がコンペティション部門で上映されるので、見に行った。もっとも、『蟻』自体は何度も見てはいるので、他の作品を見に行った、といったところだろうか。9本の内、劇映画4本、アニメ4本、アニメ+実写1本、10~30分の短編・中編。各々の作品が短いせいか、それほど疲れることなく見れた。ただ、見ながら気になっていたのは、劇映画4本はどれも技術的には達者で、完成度も高いのだけど、どこかおさまりがよすぎる気がしていた。自分の経験を書いても古い昔話にしかならないが、僕が学生の頃は周辺で映画を作っていた人たちは、下手糞でどこかいびつだけど、勢いはある映画がいっぱいあった。今日見た劇映画はどれもよく出来ているのだけど心は動かされなかった。アニメは面白かった。中村さんの作品は全体の中では飛びぬけて変な作品に見えた。どういう映画と一緒に上映するかで、印象は変わるものですね。中村さんに挨拶して、受賞結果は聞かずに帰宅。
僕が住んでいるマンションのベランダからは隅田川の花火がよく見える。昨年、一昨年と花火大会の日に用事があって、見ることが出来ず、悔しい思いをした。今年は暇なせいか(?)久しぶりに隅田川の花火を見ることができた。隅田川の花火大会は2会場あるのですが、我が家のベランダからは両方の花火が見えます。1時間半、とても美しい花火を見て、楽しい時間を過ごしました。
今日は夜、『湯の里ひじおりー学校のある最後の1年』というドキュメンタリー映画の上映会に行ってきた。製作中から話を聞いていて楽しみにしていた作品だ。監督は渡辺智史さん。監督は若いがスタッフはベテランの方々が固めている。「肘折」というのは山形県の山奥にある温泉地の名前。地域の小中学校が合併することになり、肘折小中学校が閉校になる。映画は今年3月の閉校式の様子から始まる。その後、肘折温泉の来歴を紹介した後、湯治場としての魅力が丁寧に映されていく。まるで観客もこの温泉に行った気分に浸れる。撮影をはじめ非常に丁寧に作られている。ただ少し残念だったのは、副題にある小中学校の様子がもう少し見たかった、というのが正直な気持ちだ。小中学校そのものではなく、小中学生が地域でどう暮らしているのかといった部分でしょうか。終盤、監督の視線はブラスバンドを復活させる青年団によっていくのですが、そこには同世代に対する共感のようなものがあると思います。だから、その共感をもう少し押し出してもよかったかもしれない。個人的には、雪上運動会から閉校式へ飛ぶ編集にもう少しためが欲しかったことと、終わりはもう一度温泉街に戻ってくるべきではなかったか、とも思いました。と、つい書いてしまいましたが、全体としてはいい映画だと思います。そして、大きな会場に大勢の人。いい雰囲気。いろんな意味で幸福な映画なんだと思います。
なんだか映画ばかり見ているが、気になる映画が立て続けにあるものだからしょうがない。今日、見たのは『宮本武蔵 双剣に馳せる夢』というアニメ。と言っても、”歴史アニメドキュメンタリー”と銘打っている作品。セリフがあるようなドラマ、ではない。確かにあまりない形式ではあるが、事実を基にしたアニメ、というのはいくつもある。この映画は、原案・脚本が押井守で、言わばアニメによる「宮本武蔵論」といった趣。相変わらず、押井さんらしい蘊蓄が爆裂。慣れない人には(慣れている僕って・・・)ついていくのが大変だろう。監督の西久保さんは何とか飽きないようにあの手この手を使ってはいるのだが。個人的にはとても面白かった。もっとも、押井さんの「武蔵論」がどこまで妥当なのか、知識がない僕には分らないけれど。
各地で大ヒットしている相田和弘監督のドキュメンタリー映画『精神』をやっと見た。いい映画だと思います。特に今作は撮影がいい、と思いました。・・・というのが全体的な印象なのですが、何かひっかかりを覚えていて、そのひっかかりが何なのか、今日のところはうまく説明できません。