ナップサック
先週土曜日、早稲田に出かけた時にナップサックのファスナーが壊れてしまった。僕はいつもついつい入れるものが多くなってしまうたちなので、持ちこたえられなかったのだろう。昨日は中野に行ったついでに鞄屋でナップサップを探したのだが、いいものが見つからず。今日は上野アメ横に行ってみた。(確か壊れたナップサックもアメ横で買ったと思う・・。)上野はバス1本で行けるから意外と便利。アメ横について最初に入った店であっさり気に入ったものが見つかった。とにかく、ポケットが多いものを選んだ。やれやれ。
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
先週土曜日、早稲田に出かけた時にナップサックのファスナーが壊れてしまった。僕はいつもついつい入れるものが多くなってしまうたちなので、持ちこたえられなかったのだろう。昨日は中野に行ったついでに鞄屋でナップサップを探したのだが、いいものが見つからず。今日は上野アメ横に行ってみた。(確か壊れたナップサックもアメ横で買ったと思う・・。)上野はバス1本で行けるから意外と便利。アメ横について最初に入った店であっさり気に入ったものが見つかった。とにかく、ポケットが多いものを選んだ。やれやれ。
「アニメの殿堂」「国営漫画喫茶」と揶揄される、国立メディア芸術総合センター。補正予算で117億円という巨額な建設予算が通ったことで、無駄遣いという批判が噴出。そういうニュースを見聞きしながら、本当に無駄なのか、というのが気になっていた。結論から言えば、今の構想では無駄になる、と思う。また、社会保障などが削られている現状からすれば、無駄だ、と思う人が多いのも事実だろう。けれども、僕はアーカイブ機能をきっちりと持つのであれば、将来的に必要な施設だと思う。美術館や博物館は作品を見せることだけが仕事ではなくて、作品を収蔵し研究することが重要な要素だ。「メディア芸術」となると何を扱うのか分かりにくいが、少なくともマンガの原画やアニメのセルなどは今ではどんどん散逸していると思われるので、公的な機関が収集・収蔵することには意味がある、と思う。ただし、週刊文春の記事で笑ってしまったのだが、117億円の予算には収集費が入っていないそうだ。これでは「ハコもの」と言われてもしょうがない。作者との著作権との関係など解決しなければいけないことが多くありそうだから、まずは計画を白紙に戻して、マンガやアニメなどの資料収集・アーカイブをどうするのかをきちんと構想してからでも遅くはないと思うのだが。
中野京子著「怖い絵3」を読み終えた。今回は見ただけで「怖い」と思える絵が少し少なくなって、なんで怖いんだろう、と思って絵の背景を読んだ。1,2と続いてきたこのシリーズも今回で完結だとか。とかく難しくなりがちな絵の解説本としては、簡潔でありながら興味深く読めるシリーズだった。全部の絵がカラーで印刷されているのもよかった。
昨晩からある本を読んで、気持ちが楽になった。いろんなヒントがいっぱいつまった本だった。
夕方、横浜に出かけた。まずはZAIMへ。ご案内をいただきながら初日には行けなかった、村田真さんの個展へ。村田さんといえば美術ジャーナリストとして著名ですが、数年前から30年ぶりに絵画制作を始めたのだとか。一つの壁面に多くの絵画があった。個人的には本や雑誌を描いた作品が妙に気になった。その後、6月2日にオープンした象の鼻地区へ。設計は小泉雅生氏。とても素晴らしい空間だった。
さらにその後、BankART NYKへ。今日は2つの展覧会のオープニング。まずは3階の「幕間 INTERVALLO 展」を見る。大きく言えば「ファッション」方向の展覧会ですが、必ずしも「服」ではなく、ジャンルレスな展示。鋭くもやわらかい表現が心地いい。続いて、2階の白井美穂展、エリカ・タン展へ。僕は特に「Forever Afternoon 永遠の午後」という映像作品を見たかったのだ。白井さんがイギリスで作った作品で、撮影が大変だった、とご本人から聞いていたから。確かにとても丁寧に労力をかけて作られた作品で、きちんとドリーを使っていることでも感心してしまった。僕が越後妻有で白井さんの作品を撮影した時は予算も時間もなかったからなあ。(その時の作品はBankARTで発売中。)オープニングパーティーに出てから帰宅。
前から読みたいと思っていた橋本治著「双調平家物語」が先月から文庫で発売になったので、2巻まで読んだ。とにかく1巻目は中国の話、2巻目は蘇我氏の話で平家は当分出てきそうにない。まだまだ先は長いので、最後までたどりつけるか自信は全くないけれど、毎月1巻読んでみたい。