東京ビデオフェスティバル 表彰式
今日は午後から横浜・ランドマークに東京ビデオフェスティバルの表彰式に行ってきた。まずは入り口に、イセザキ映像祭2009のパンフレットがあることを確認。何はともあれ、間に合ってよかった。表彰式では、優秀作品賞を授賞された方々の表彰が続いている。よく考えてみれば、TVFの表彰式がある3月って、ここ数年忙しいことが多く、来たとしても慌しくしていた気がする。表彰式そっちのけで、いつも入賞作のDVDを延々見ていた。今回は、事前にネットで見ていたので、表彰式も落ち着いて見ていた。しばしの休憩の後、ビクター大賞の発表。ビクター大賞は内田リツ子さん作の『共に行く道』。もう、納得。内田さんはなんと80歳。いわゆる、「老老介護」を描いた作品で、ご自身のだんなさんを介護する生活を自ら撮っている。大変だとは思うのだが、語り口にはユーモアがあり、なおかつ的確なカット割りもあって、見せる工夫が随所にうかがえる。僕は傑作だと思う。(ちなみに、この『共に行く道』もイセザキ映像祭2009で3月21日(土)14:00~の上映で上映します。必見!)そして、いよいよビデオ大賞の発表。大賞はドイツのクラウスさん作『メラニー 自分の道をゆく』だった。この作品は、盲目の少女の成長を丁寧に描いた作品。時折、ドキッとするカットもあった。残念ながら、イセザキ映像祭では日本の作品だけに絞ったので上映はしない。
まだ、舞台では進行が続いていたが、帰り始めた人もいたので、慌てて出口でイセザキ映像祭のパンフレットを配らせてもらった。舞台では、この31年を振り返る話が続いているようだ。何人の方と話をしていても、これで最後かという残念がる声が聞こえてくる。これはたまたま偶然なのだが、本当に最後の上映はイセザキ映像祭になってしまった・・・。
その後、レセプションにも参加。製作者の方々に出来るだけご挨拶して、イセザキ映像祭で上映させていただくことをお伝えする。事前に、TVF事務局の方から案内はしていただいてはいるのだけど、ご本人にもお話しておきたい、と思ったのだ。こちらの不手際もあって、全ての人にお話は出来なかったかもしれませんが、お許しを。
イセザキ映像祭の開催まで、まだまだやらなければいけないことが残っている。まあ、なんとかなるか。