「神々の黄昏」
ワーグナーの「ニーベルングの指輪」も最終章。今日、「神々の黄昏」4時間半を見て、年をまたいで完走。全体の感想を書こうと思ったけど、あまりにも長大な物語を見て、とにかく今は満腹感、おなかいっぱい、という感じ。こんなのは年末年始にしか見れなかっただろうなあ。
オペラにはちょっとした憧れがあったのだけど、なかなか見る(当然、生でも)チャンスがなかった。高校生の頃、選択授業で音楽をとっていた。楽だろうとたかをくくっていたら、めちゃくちゃ厳しい授業だった。先生は、音大の声楽家を出た上に授業の内容も本格的。レコード鑑賞の授業、と喜んでいたら、オーケストラスコアを渡されて、ページが間違えていると、頭をどつかれる。歌う歌もイタリア語、ドイツ語と本格的。(ドイツ語の発音には苦戦したなあ。)当時は嫌で嫌で仕方なかったのだが、今思うと、いい授業だったんだと思う。そんな授業で、「椿姫」と「カルメン」のオペラを見せられた。大げさなもんだなあ、と思ったのだが、さすがに「総合芸術」と言われる魅力も感じた。だから、いつかオペラもゆっくり見たいもんだ、と思ったが、そんなに一生懸命、見ようともしてこなかった。生なんてとんでもなく高いしね。この年末年始、念願がちょっとかなった、ような気がします。
ワーグナーと言えば、「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲、「ローエングリン」第3幕への前奏曲、同じく「ローエングリン」の「エルザの大聖堂への行列」を演奏したことがあったのも思い出しました。