『オオカミの護符』/マスコミ
今日は午前中、ポレポレ東中野で『オオカミの護符』というドキュメンタリー映画を見た。オオカミが描かれた護符に導かれて、関東地方の山々の民俗・信仰を描く作品。実に丁寧に撮影されていた。ただ、少し気になったことがあった。五臓六腑、という言葉があるように、腑に落ちるという言葉もある。この映画はナレーションが懇切丁寧で、頭で理解するにはいいのだが、少し過剰で映像からいろんなものを「感じる」余裕が無い。だから、腑に落ちない。学術的には省けない話もあるとは思うのだが、僕はもっと山の霊性を感じたかった。ドキュメンタリーは難しい。
その後、久しぶりに原田さんに会って、VIDEO ACT!ドキュメンタリー祭のマスコミ広報について相談にのってもらう。ある程度新聞記者などに絞って、案内を出すことにする。
で、事務所に行ってマスコミに案内を送る。少しでも興味を持ってもらえればいいのだけど・・。報道される・されないでは大きな違いがあるから。(実利的には観客動員が切実だけど、それだけではなく、とにもかくにもVIDEO ACT!が10年続いていることを多くの人に知って欲しい、ということがあるわけだ。)