2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/10/7 火曜日

4:3と16:9

映像を知っている人ならすぐ分かるが、知らない人が見れば野球のスコアにも見えなくは無い数字。なんのことはない、画面の横:縦の比率の数字。世の中にワイドテレビなるものが出てきて、もう十数年(もっとなるか・・・詳しくは分からん)になるのだろうけど、デジタル放送(これがワイド画面の放送)への移行もあって、家庭のテレビもワイド画面に移行中だ。僕も昨年からワイド画面の液晶テレビを見ているけど、どうもいまだに慣れないことが時々ある。雄大な自然を写したような番組ならワイド画面も生きるのだけど、ニュースなどではどうもしっくりこない。テレビのニュースも徐々にワイドのものが増えてきたが、旧来の4:3のものも時々あって、サイズが時々変わるのもなんだかうっとうしい。おまけに、今までのテレビ(ニュース、ドラマ問わず)は4:3だったから、少し前の映像が出てくるとこれは当然4:3のわけで、ここでもサイズが混在している。まあ、慣れの問題だと思うのだけど・・・。

テレビの視聴のことだけではなくて、映像制作でも実は切実。僕の周りでもどんどんハイビジョンカメラに移行していて、サイズも当然16:9になっていくのだろう。ハイビジョンにするにしても、編集するパソコンのソフト・スペックも変わってくるわけで、一気に変えようとするとそれなりの出費になる。(デッキだけは早々とハイビジョン対応なんだけど・・。)世の流れとはいえ、先立つものも無く、どうしたもんかな、と時々考える今日この頃。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:49:09