2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/9/10 水曜日

会報発送/新潟上映/『インビジブル・ターゲット』

今日はアスクルに発注していた封筒が届いたので、やっとこさ新井秀雄さんを支える会の会報最終号の発送作業。会報というとなんだか大げさだが、発送先は60名。宛名を張り、封筒に入れて、封をするだけだからそれほど時間はかからない。郵便局に出してしまうと、ああ、やっと終わった、という安堵感。と同時に心の中にぽっかりと穴が開いたような、なんともいえない気持ちが起きる。充実感というのではなく、とにもかくにも7年間の活動が終わった感慨なのか、うまく説明できない感情。

そんな気持ちで事務所でぼうっとしていたら、新潟の映画館、シネ・ウィンドから電話。まず、11月15日、映画の上映時にトークで映画館に行くことになりました。さらにありがたいことに、17日から21日まで上映してもらえることに。

虚脱感と言いますか、ぼうっとしている時には、スカッとした映画を見るに限ると思って、そういう時には香港のアクション映画だと思い、『インジブル・ターゲット』を見に行った。アクションは面白く(特に前半)、監督のベニー・チャンも才能がある人だと思うし、3人の若手俳優もとんでもなく頑張っている。だけれども、トータルで見た時になぜか印象が薄い。主役の3人がどちらかと言うといい男系で、存在感が薄いせいかもしれない。ジャッキー・チェンの息子、ジェイシー・チャンはやはり華がないなあ。もっとも、(整形前と噂される)ジャッキー・チェンの若い頃によく似ている気もするが。いろんなアクション映画の遺伝子を随所に感じ、アクション映画が影響しあうこともよく分かる映画だった。けど、何か足りないんだよなあ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:54:48