「あなたとは違うんです」
おとといの福田首相の辞任会見の最後に、福田さんが逆ギレして、記者に向かって「あなたとは違うんです」と発言したことがネット上でもえらく話題になっているそうだ。僕が知っている方も話題にしていたので、へーっと思ってちょっと調べてみたら、「人ごとのように聞こえる」と質問した記者が中国新聞(広島)の某記者だったことが分かった。会見の映像を見た時には全く気付かなかったのだけど。「あなたとは違う」と言われて、某記者も困ったことでしょう。この某記者、僕も大変お世話になっている方で、灰塚にも2度ほど取材に来られているし、映画の最後に出てくる、船の上の神楽も取材に来られていた。また、昨年、映画の記事も書いてくださり、この夏紙面での連載を勧めてくださったのもこの方だった。昨年、東京支社に転勤され、官邸取材をされていることも聞いていた。東京公開初日にも来てくださり、朝まで飲んで、取材も大変そうだなあ、と思ったものだ。
そんな方がああいう質問をされたわけで、さすが、という気もします。
ご本人は中国新聞になぜああいう質問をしたかを書かれたようで、その記事を読むとよく分かりました。http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020385.html ご本人にも取材が殺到しているようですが、全国紙の記者の変な反感を買わなければいいのですが・・。
僕は福田さんが首相になった時に、それまでの言動から「ムーディー勝山」説(例の「右から左に受け流す~」という唄ですね)というのを書いたのだけど、予想は当たっていたように思います。もっとも、僕は嫌いじゃありませんでした。どこぞの元首相のように威勢のいいことばかり言うのは、危ないなあ、と思うからです。強いリーダーシップを求める心情は、危ういと思うのです。すっかり総裁選の話題ばっかりになってますが、冷静に見ていようと思います。(上記の某記者はそれこそ取材で大変だと思いますが。)