2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/7/19 土曜日

名古屋の1日

朝8:00の新幹線でいざ名古屋へ。

名古屋駅を下りて上映館であるシネマスコーレを探すと、駅のまん前ですぐ分かった。上映準備中だったスタッフの坪井さんにご挨拶。『船、山にのぼる』の上映前にはさらに1本上映作品があって、『鉄の子カナヒル』という人形アニメーションなのだけど、製作者の比嘉ブラザーズと思しき方がいたので(実際そうだった)ご挨拶。

簡単な打ち合わせをした後、『鉄の子カナヒル』を見る。東京で見逃していたのでここで見れてよかった。とにかく、人形の造型が抜群。中でも鬼達がバリエーションがあって、「化け物」ぶりに嬉しくなる。主人公、カナヒルがこれまたキモカワイイ感じでいい。鉄の伝来を描くラストは感動的だった。

その後、簡単な舞台挨拶の後、『船、山にのぼる』上映。さすがに満席にはなりませんでしたが・・・でも、いい雰囲気でした。上映後、さらに舞台挨拶と簡単な質疑。劇場の外ではミニサイン会みたいになってしまった。(いまだにサインを求められると照れる。)多くの方に話しかけられありがたい。

比嘉ブラザーズ、坪井さん、江尻さんと食事をした後、劇場前で写真を撮ってから映画館を後にする。

もう一箇所行ったところは、カフェ・パルル。偶然、mixi上で知ったのと、10年ほど前、PHスタジオが個展をやったところで(当時の名前はカノーヴァン)時間があるので行ってみたかったのだ。それに、ちょうど今日・明日とインディペンデント映画の上映会。そちらも気になった。新見さんにご挨拶して、シネマスコーレのチラシをお渡しする。TAFF08という、アニメの短編を集めたプログラムを見る。アニメの楽しさと難しさについて色々考える。なんだか今日はアニメの日だ。

帰りに名古屋駅のキオスクで朝日新聞の夕刊を買うと、『船、山にのぼる』の大きな記事が出ていました。今日、ちょうど記者の高橋さんから電話がありました。さすが、新聞は早い。そして、やっと、朝日新聞に出た、という感じです。(ユーロスペースで公開した時は、5大紙では朝日新聞だけが出なかったのです。)少しでも見る人が増えてくれるといいのだけど。(高橋さんには感謝。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:45:08

2008/7/18 金曜日

明日は名古屋/VIDEO ACT!会議

明日は名古屋シネマスコーレの初日。舞台挨拶に行くことにしたので、ついでにちょっと名古屋で遊んで帰ろうか、などと考えてあれこれ情報を探していた。1ヶ所、行きたいところが出来たのだけど、どうなりますか。まあ、それよりどれだけ人が来てくれるのか、心配ではある。

夜、VIDEO ACT!の会議。今年10周年になるから、秋にイベントをしよう、という話になっているのだけど、とりあえず、僕がたたき台のプランを出した。某所も乗り気になってくれているのだけど、実際のところは話をつめてみないと分からないわけで、今後、具体的に話を進めることに。イベントが出来ればいいのだがなあ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:29:26

2008/7/17 木曜日

どうにも・・・

・・・調子が出ないのである。気持ちの問題だと思うのだけど。

いかん、いかん、あさっては名古屋で舞台挨拶だ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:40:40

2008/7/16 水曜日

暑中お見舞い・・・

・・・には早いと思うのだが(なにせ梅雨もあけていない・・・)、今まで名刺交換をした方を中心に、暑中お見舞いを兼ねてチラシを送らせていただいた。基本的に見た人たちだから「ああ、うっとうしい」と思われるとは思うのですが、僅かな人でも知り合いに紹介してもらえれば、という淡い期待もあったりする。突然チラシを送られた方、すいません。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:32:38

トークショー/『半身反義』

昨日、トークショーのゲストの方とスケジュール確認が取れたのだけど、UPLINKにも確認しておかねばいけないので、今日、確認した。で、8月23日(土)が美術評論家の福住廉さん、24日(日)が池田修さん(PHスタジオ代表)となった。福住さんは試写で見てくださり、art scapeに短いながらもレビューを書いてくださったので、一度、話を聞いてみたかったのだ。僕も楽しみ。池田さんとはこの間、色々話したけど、観客の中には直接話を聞きたい方もいると思うので。

日中、あちこちの美術系のサイトに上映案内の投稿。こんなちまちましたことをやってる監督なんて、格好いいものではないが、誰かが宣伝してくれるわけでもないから、まあ、やれることはやる、だけ。ほんの少しでも目に留めてくれればいいのだけど。

夜、チラシ播きを兼ねて池袋へ。某本屋も置いてくれてありがたし。その後、『半身反義』を見る。僕には少し消化不良だった。けど、劇の部分で辻さんのカメラが相変わらず素晴らしく、独特の空間の切り取り方がとてもよかった。万博のあたりは、ドキドキした。が、砂浜のシーンはちと図式的かな、と思ったり。決して悪い映画ではないのだけど、もう少し見たかったなあ、という気はする。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:56:28

2008/7/14 月曜日

諸般の雑用/トークショー

事務所に行く前に1ヶ所チラシ撒き。事務所にて諸連絡・雑用。帰りに1ヶ所チラシ撒き。

UPLINK Xでの再上映のトークショーがやっと決まった。(劇場側と確認してから掲載します。)なんとなくどなたに頼もうか、ずるずると決められなくて、時間だけが過ぎていて自分でも気持ち悪かったのだけど、さすがに1ヶ月をきって、これ以上劇場にも迷惑をかけられないから、思い切って決めた。(というほど大げさな話でもないのだが・・。)単純に僕が話を聞いてみたい、という観点で決めた。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:09:56

2008/7/13 日曜日

お休み/『ホット・ファズ』

今日はお休み。

で、懲りずに映画を見に行った。見たのは『ホット・ファズ』。途中、だれたけど、ラストの怒涛の銃撃戦は面白、おかしい。意外とブラックな映画でした。

見なければいけない映画、っていうのは確実にあるのだけど、自分の気分が合わない時がある。本当はいけないと思いつつ、まあ、気分に正直にいてもいいか、と怠惰な私であった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:52:07

2008/7/12 土曜日

会議

今日は午後からバイオハザード予防市民センターの幹事会(会議)。とりあえず、昨日、会報の印刷・発送を終えていたので、ほっとして会議にいけた。まずは初仕事としてその役目を果たせたみたいだ。今後2ヶ月に1回あるわけど、まあ、なんとかなるでしょ、と思うことにする。

気が付けば、UPLINK Xでのアンコール上映まで1ヶ月をきっている。再上映ということもあって、なかなか宣伝がうまくいかない。ホームページのアクセスもめっきり減っている。大丈夫か、と不安になるが、ちびちびでもやれることはやるしかないなあ、とは思う。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:33:22

会報印刷/『グラインドハウス』

今週、あれこれ編集作業が続いた、バイオハザード予防市民センターの会報をやっと印刷。折込、封筒詰め、郵送。やっと終わった。明日の会議に間に合ってほっとした。

事務所に行って、名古屋のシネマスコーレに上映用テープとパンフレットを発送。広島の林さんに上映用テープを発送。

ここまでやったら、つい、サボりたい気分がむくむくと。そんな時に見たい映画を探していたら、早稲田松竹で『グラインドハウス』をやっていたので、夜、見に行った。(今更ですが。)日本では『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』と2本に分けて上映してましたが、アメリカでは本当は2本くっつけて上映していたそうな。(日本でも少しだけやったらしい。)今日はその2本くっつけてのUSAヴァージョン。各々少し短いらしいのだが、2本(加えてフェイクの予告編)を見ると3時間を越える。『プラネット・テラー』を見てくたびれたが、『デス・プルーフ』を見終わったら気分爽快。僕はタランティーノってそんなに好きではないのですが、これは面白かったなあ。前半うだうだと出てきた女性が半ばで全員死んでしまうのは唖然。が、ラストのカーチェイスはちゃんと人力の匂いがしていい。

家に帰ると、中国新聞での連載原稿の直しが届いていた。無理に今日やらなくてもよかったのだが、気になってしょうがないから直しを入れる。

未分類 — text by 本田孝義 @ 2:18:30

2008/7/10 木曜日

取材/「磯崎新の「都庁」」

今日は某新聞の取材を受けた。久しぶりの取材だったので、待ち合わせ場所に行くまでにちょっと緊張してたのだけど、記者の方に会った途端、緊張が解けた。この方は、前作『ニュータウン物語』を破格の大きさで記事にしてくれた方で、現在、名古屋におられるので、名古屋の公開に合わせて取材していただいた、というわけだ。(ちょうど、東京本社に来られる用事があったそうで、よかったです。)

いくつか早急に決めなければいけないことがあるのだけど、うまく決まらず。そうも言ってられないので、近々に決めないと・・。

「磯崎新の「都庁」」という本を読了。これは傑作。僕は建築に関してそんなに詳しくはないのでよく知らなかったのだが、今の都庁にはコンペがあって、磯崎新の案があったそうだ。(もちろん、今の都庁は丹下健三設計。まあ、それぐらいは知っていた。)この本がすごいのは、都庁設計のコンペを縦軸に、戦後の建築史と人間ドラマを横軸にしてものすごい密度で描かれつつ、とかく難しくなりがちな建築の話でも分かり易く、手に汗握る筆致で描き出していることだ。磯崎アトリエの関係者への取材も相当細かいはず。確かに、今の都庁が出来た時は評判が悪く、権威の城のように思えたものだ。いったいいくつの映画が都庁を象徴的に映してきたことだろう。(かくなる私も、以前の短編の冒頭は都庁だ。)そのデザインもバブル崩壊後に見てみると、確かに何がしかの時代性を持ってしまったのだと思う、丹下健三の思惑と違って。磯崎新の設計も確かに興味深いのだが、実際建っていたらどうだったろう・・。とにもかくにも、最近、こんなに面白く読んだ本はなかった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:26:10

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