美術系の大学
『船、山にのぼる』をユーロスペースで公開したのは4月5日だった。だから、宣伝をやっていた時はちょうど大学が春休みの時期だったので、大学関係へのアプローチがうまく出来なかった。だから、今回のアンコール上映は、上映自体は夏休みになるけど、ぜひ、美術を学んでいる大学生にも見てもらいたいなあ、と思って、約20校ほどにチラシを郵送した。もっとも、ちゃんと学内に置いてくれる保証はないのだけど。(かと言って、1校1校行くのは大変だからなあ。)
大学の住所を調べるためにネットを見ていたら、入学案内のサイトだったせいもあって、各大学の授業料がのっていた。さすが美術系だけあって、高い。僕が行っていた法政大学の倍~3倍ぐらいする。(まあ、行ったのが一番安いと言われた文学部だし、昔の話ではあるし。)それにしても、チラシは送らなかったけど、デザイン・メディア系の学科も多いようで、僕が大学に入る頃こういう学科があったらどうだったろう。と言うのも、僕は映画関係の大学に行きたかったけど、諸般の事情で行けなかった。だから、文学部に行った。その代わりではないが、大学に入ったらすぐ映画サークルに入った。もうそこからは授業そっちのけ。けれど、映画を「勉強」したことは一度もない。ただの我流で今に到る。どういう方向にしろ、今の時代のほうが映像を学ぶチャンスは多いと思う。うらやましいような、そうでもないような・・・。