『隠し砦の三悪人』
何かスカッとする映画を見たいなあ、と思ったら、あんまりそういう映画をやってなくて、どうかなあ、と思いながら『隠し砦の三悪人』を見た。で、見かけはスカッとするはずの映画なのに、全然スカッとしなかった。もう、見るその場から何も残らないというか・・。樋口監督、爆破シーンが好きだからといって、冒頭から爆破シーンで、まあ、それは許せたのだけど、ラストの爆破はどうもなあ。長澤まさみが意外とよかった、と思う。いいというのは、声がよくて、映画に向き・不向きがあって、若手の俳優の人って、映画館で声が通らなかったりする人が多い中、意外と通る声でした。
そういえば、父は黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』が好きだったなあ。僕はリメイクって何でも反対というほど頭は固くないつもりだけど、せめて現在に作り直す意味を感じられる面白さではあって欲しいなあ、とは思う。最近のリメイクの当たりは、テレビだけど『バトルスター・ギャラクティカ』でしょうか。