2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/5/31 土曜日

ポレポレ/『蟻』/G8サミット

今日からポレポレ東中野で青原さとし監督の『芸州かやぶき紀行』が公開されるので、(別の用事が重なっていることもあって、見ることはできないので迷ったけど)とにかく挨拶だけでも、と劇場まで行った。出来たばかりのパンフレットを買って、もう、本当に挨拶だけ。

その後、渋谷のUPLINKに行って、”小口容子プレゼンツ「変態まつり」第2弾”、書いただけではなんだか怪しいイベントのようだが、要は映像作家・小口容子さんが集めた映像作品の上映会。ここで、同郷の友人・中村智道さんの新作『蟻』が上映されるのだ。初めて大きな画面・音が付いたものを見たのだけど、予想通り傑作だった!意外だったのは、狂った映画だなあ、と思っていたのが、静かな音楽のせいもあって、とてもファンタスティックな映画に見えたこと。恐ろしい密度で描きこまれた映像は、どこか開放的なのだ。内容は悪夢のようではあるけど。それと、1つ1つの足までちゃんと動く蟻が大量に走り回るのは大画面で見てこその迫力。まずは必見!(他の作品に関しては割愛。ごめんなさい。)

それから早稲田大学に行って、G8メディアネットワークのシンポジウムを聞く。台湾、韓国のメディアアクティビストの話。僕も何かやれたらなあ、と漠然と思いつつ、なかなかどうも何をやるのか(やりたいのか)その像が結ばれない。とにかく、僕の場合は、7月2日にG8サミット 先住民族・環境映画祭で『船、山にのぼる』の上映とシンポジウムがあるから、自ら映画祭での上映の様子をレポートしよう、と今のところ思っている。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:37:04

原稿書き/VIDEO ACT!上映会

今日は日中、ずっと原稿を書いていた。某地方紙から『船、山にのぼる』に関する随筆の連載を頼まれているのだけど、なかなか気が進まなくて、返事を延ばしっぱなしにしている。何せ、1回1回読みきりで8回連載とのことで、うまく字数が8回分書けるのか心もとなかったのだ。

採用されるかどうかは置いといて、とにかく書いてみようと思い、700字×8本を書いた。というのは正確ではなくて、今日のところはとりあえず6本分書いた。長い文章を書くには割合平気なのだけど、決まった字数で区切り、かつ、1回1回読みきれるもの、というのは骨が折れた。とりあえず、あと2回分書いてみて、全体を調節しないと、変なことになっていないかちょっと不安。

夜、VIDEO ACT!の上映会。今日は、東京ビデオフェスティバルの入賞作3本の上映。なんとなくパブリックな場に関する3本を集めてみた。どれぐらいの人が来るか、正直不安だったのだけど、ほぼ満席40人ほどの人が来てくれて、なんとか形になってほっとした。あまりに人が少ないと製作者の方に申し訳ないから。細々ではありますが、顔が見える「上映」という形態も大切だ、と僕は思う。

上映後、2次会へ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:46:29