「黄金旅風」/高崎/リサーチ
飯嶋和一著「黄金旅風」読了。寡作な作家だけど、何冊か読んできた。本作も江戸時代を舞台にした小説だけど、時代にギリギリで抗う人物たちが骨太に描き出されていて堪能。600ページの大部も苦にならず。
ありえない話として書くのだけど、もし、映画化したい小説がありますか、と聞かれたら、僕は間違いなく「始祖鳥記」と答えるだろう。岡山では伝説的な”鳥人”幸吉が主人公、というのもあるかもしれない。もっとも、このスケールをそのまま映画にするのは、難しいだろう。岡山ではラジオドラマ化された、という話を読んだことがある。
シネマテークたかさきの茂木さんから電話。昨年、山形でお会いしたけど、ほとんど話はしなかった。もう、かなり前になるけど、『科学者として』を高崎映画祭で上映していただいた。体調をくずされて・・・と聞いていたので、元気な声が聞けてよかった。で、6月21日~27日、シネマテークたかさきで『船、山にのぼる』を上映していただけることになった。細かいことはこれからつめるとして、なんとか上映を成功させられるよう、出来ることをしなければ。
今後も、上映館が広がって欲しい、と思う。
夕方から夜にかけて、とあるリサーチ。(諸般の事情で具体的にはかけないのですが。)新作・・・になるかなあ。