映写チェック/トークイベント
なぜか映画館でトークショーをしている夢を見て、寝苦しくて朝早く眼が覚めてしまった。もっとも、猫が乗っかってたから寝苦しかっただけなのかもしれないけど。
早く起きてしまったからネットを見ていたら、artscapeの学芸員レポートで東京都現代美術館学芸員の住友文彦さんが『船、山にのぼる』の映評を書いてくださっているのをみつけた。とても深く書いてくださっていて、とてもありがたかった。
10時前にユーロスペースがあるQ-AXビルに行く。前でたたずんでいると、そうだ、ここで『靖国』が公開されるはずだったんだ、とあらためて思う。劇場は違うけど、ほぼ同じ時期の公開なのも、以前、一緒に仕事をしていた李纓さんとの不思議な縁も感じていただけに、残念な思いがつのる。
音響構成をお願いした米山靖さんに来ていただいて、ユーロスペースで映写チェック。大きな画面で見ると、いくつか気になることがあったので、色調、シャープネスなどを微調整。音の方も米山さんに聞いてもらって高低の調整、音量の調整。音が気になる箇所をチェック。なんとか大丈夫、と思う。米山さんに来ていただいて助かった。
その後、事務所にて諸々の事務作業。そうすると猛烈に眠気が・・。
夜、ヒルサイドに行って、トークイベント”「工事中」後の24年”を聞く。川俣正さんの伝説的なアートプロジェクト「工事中」の話は読んだことがあったから、川俣さん本人から話が聞けて面白かった。そして、このときプロジェクトは「+PHスタジオ」と名前がついたものでもあったので、池田修さんが今日はPHスタジオとしての当時の話を。ヒルサイドのお店に客が来なくなり、展覧会が「中止」に追い込まれたが継続した、という話を面白おかしく語っておられたけど、(確かにやってて楽しいと思う)こういうめちゃくちゃさはやはりすごい、と思う。最近、そういうアーティストってあまり聞かないような気がしたり・・。池田さんが映画のことを宣伝してくださり、感謝。コメントをいただいた北川フラムさん、パンフに執筆いただいた村田真さんにお礼のご挨拶。皆さん、映画の公開は大丈夫でしょ、と言ってくださるが、こればっかりはふたを開けてみないとわからないから・・・。
今日、「月刊あいだ」が届いた。筆が走りすぎて(キーボード叩きながらこういう慣用句も変な感じだけど)あれこれ映画のことを書いてしまったら6ページにもなっていた。よかったのかな、と思っていたら池田さんも喜んでくださっていたので、ほっとする。「月刊ギャラリー」にも映画を紹介していただく。書いてくださったのは斉藤博美さんで、2003年に福山からレンタカーで灰塚まで乗せていただいたことがある。
公開まであと3日。