2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2008/2/9 土曜日

予告編/ポスター

今日からユーロスペースで予告編が流れているはずなので、初回(今日はモーニングショーでしたけど)11時の回に確認するためにユーロスペースに行く。すると、今日からN.アイルランド・フィルムフェスティバルの初日ということもあって、受付にずらっと人が並んでいて、ロビーは混雑。支配人の北條さんも大変そう。このフェスティバルに関わっている方々に知った方も多く、とりあえず会釈。が、僕だけなんか場違いな感じなんだよなあ。パンドラの中野さんもおられた。(こちらはソクーロフだ。)

会場の混雑もあって、10分遅れたので、予告編が飛ばされるかと思ったけど、無事上映。『船、山にのぼる』予告編も無事上映。さすがに大きなスクリーンで見ると違って見える。元々がDVの画像なので、フィルム作品に混じると画像の違いはいかんともしがたいが、ハイビジョン編集をしてもらったおかげで、字がくっきり見えていい感じ。見た方の反応はどんなもんでしょうか。とりあえず、約2ヶ月は流れることになります。

タイミングが悪い(早かったのはよかったのですけど)ことに、ちょうどユーロスペースに行っている時に、事務所にポスターが届いた。ドアの前に置いてもらっていたので、とにかく事務所に行ってポスターを確認。もう、4年間も貼ることになってしまった、事務所の扉の『ニュータウン物語』のポスターを『船、山にのぼる』に張り替える。ポスターを作る前は、ちょっと心配な点があったのだけど、思ったほどでもなく、大丈夫そう。時間があったので、ポスターを持って、ユーロスペースにとんぼ返り。タイミング悪く、入れ替え中で、少し落ち着いてから支配人の北條さんに渡す。

これで、なんとか第2関門を越えた、という感じでしょうか。

午後3時から、感染研裁判に関する本の編集会議。色々話をしながら、書かなければいけない原稿がいっぱいあることにあらためて気付く。

明日、雪が積もっていたら原稿書きがはかどりそうだ。(行きたいところもあるのだけど・・。)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:36:10

2008/2/8 金曜日

動画投稿/”ぴあ”の券 など。

You tubeに味を占めたわけではないのだが、午前中、いくつかの動画投稿サイトに予告編をアップする。アップ自体は意外とすんなり出来るのだけど、登録するのはけっこうやっかい。どれだけの人が見てくれるのか分かりませんが、少しでも宣伝になればなあ、とさもしい、いや、切実な願い。

2ヶ所に支払い。これからもまだまだ支払いは続く。

事務所に行くと、ぴあ発券の確認FAXが届いていた。チラシにはフライング気味に「チケットぴあで発売」と記載されているのだけど、来週14日(ああ、バレンタインデーだ)から無事発売になった。

夕方、映画美学校に12日の試写用のテープを届ける。

その後、neoneo坐にチラシを届ける。同時にある企画について相談。早く決めないと・・・。

夜、さらに少し動画を投稿。mixiにも予告編情報を書き込む。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:40:17

取材/予告編試写/『たゆたう』

午後3時ごろ、BankART1929へ行く。今日は、某誌の取材。(まあ、掲載されてから書いたほうがいいんだろうなあ。)建築関係の雑誌。しばし、池田さんと打ち合わせをしていたら記者の方が来られた。なんと、雑誌のトップのカラーページらしい。BankART1929の3階で映像を映しながら、本格的な写真撮影。その後、記者の方から取材。う~ん、どんなことになるのか、楽しみでもあり、不安でもあり・・・。

原田さんも来てくれたのだけど、原田さんから「「微熱」が送られてきましたよ」とのこと。レディースコミックって縁がないのだけど、”結城涼のシネマエッセイ スクリーンに魅せられて・・・”というコーナーがあって、映画を取り上げてくれていた。この方、僕の前作『ニュータウン物語』も取り上げてくれた。記事もちゃんと書いてくれていてありがたい。

夜、渋谷に取って返して、ヨコシネへ。予告編の試写。1ヶ所気になったところがあったのだけど、フィルムを直接チェックしてみると、問題なさそうなので、OKにした。明日、3本追加で上がる。(あさってから、ユーロスペースで予告編が流れます。)

予告編を持ってユーロスペースへ。北條さんがいたので直接渡す。1つだけ、相談事項。その件を原田さんと相談。決めなきゃいけないことがいっぱいあるなあ。

せっかく夜渋谷にいるのだから、とレイトショーの『たゆたう』を見に行く。気になっていて、上映が伸びたので見ることが出来た。ロビーをチェックすると『船、山にのぼる』のチラシはまだたっぷりとあった。劇場によって差があるのが面白いですね。(上映している作品の傾向もあるのでしょう。)

さて、映画。僕はクラムボンのファンではない。だから映画として見た。映画は「?」がずっと点滅していた。ぶれまくったカメラが、躍動感やタイトルにある空気感みたいなものを伝えたいのはよくわかるのだけど、僕にはちょっとしんどいところが多かった。ただ、確かに、前にも書いたけど、何台も固定カメラで撮ってスイッチングするような映像はもう見飽きてしまっているわけで、そういうコンサート映像と違うものでないと「映画」にならないかも、というのもよく分かる。じゃあ、この方法がいいのか、僕は疑問。だけど、クラムボンは好きになりました。音楽ドキュメンタリーって、意外と難しい、と思う。

僕が今撮るとすれば、あるバンドしかない。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:10:10

2008/2/6 水曜日

ポスター入稿/雑誌掲載

午後、デザイナーの高木さんからデータを受け取り、鐘ヶ淵の印刷所までポスターの入稿に行く。途中、道に迷い、雪の中困ったなあ、と思っていたら辿り着けた。この印刷所、最近、浅草橋から移転したばかりで、内部も結構、バタバタしているようだった。

印刷所で待っている時に携帯に電話。問い合わせの電話で、ある雑誌が映画のことを掲載してくれるとのこと。ありがたい。が、どういう雑誌かいまいち分からず(雑誌名ぐらいしか分からなかった・・・)、家に帰って調べたら、どうもファッション誌らしい。これはかなりうれしい。早めに帰宅して、この雑誌に資料を送る。

夜、You Tubeに動画をアップしてみる。こんな感じ。これでいんだろうか。よくわからん。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:45:41

予告編編集/ポスター/『≒草間彌生』

午後、スタジオに行って予告編のハイビジョン編集に立ち会う。35mmフィルムにすると、DVのままだと文字とかがどうしてもぼけるから、ハイビジョンで編集することにしたのだ。ちなみに、最近の予告編はほとんどそうらしい。(フィルム作品もダイレクトにフィルムだけで予告編を作ることはない、ということ。)僕はこういう技術的なことはうといからなあ。ということで、編集の秦さんにお任せ状態だ。そして、秦さんはユーロスペースで同じ時期にロードショーされるアルゼンチン映画『今夜、列車は走る』の予告編の編集もされていて、その作業も同時に。配給会社の比嘉さんも来られた。こちらの映画も面白そう。そして、偶然にもなんとなくタイトルの響きが似ているのが不思議。色味などを補正して、無事終了。あとはフィルム化作業。

残すところはポスター。諸般の事情があって遅れていたのだけど、デザインも決まり、明日入稿予定。

原田さんとスケジュールなど打ち合わせ。何人か著名な方があらたにコメントをくださることになったらしい。

夜、渋谷のシネマライズに『≒草間彌生』を見に行く。内容は全く違いますが、大きく言って”アートドキュメンタリー”映画として気になっていたのだ。なんと言っても、草間さんはスターだし、≒シリーズは好きだし(今回が第5弾)、来週からライズX(ここの見る環境はよくない。『NARA』はここで見たっけ。)になるから早めに見たかったのだ。ロビーにチラシがあるかチェックしたが、ユーロスペースのロードショー作品はあるも、レイトの作品はなし。悲しい。上映前に、監督トークがあったに関わらず、少し観客数がさびしい感じもしなくでもない。わが身のことを考え、気が引き締まった。

さて、肝心のこの映画。傑作であった。実は僕は草間さんのファンではないし、作品は「すごい」とは思うのだが、好き・嫌いで言えば、あまり好きではない。だけれども、この映画は好きになった。僕は作品のイメージから、草間さんはもっとエキセントリックなイメージを勝手に持っていたのだけど(確かにチラシの写真はちと恐い)、映画では実にチャーミング。そして、この≒シリーズの美点でもあるのだけど、作品が生まれる瞬間に立ち会う興奮、そしてその作品はそのアーティストでしか生まれないだろうと思える、独特の雰囲気をうまく引き出しているのだ。言わばテレビ的な人物伝、あるいは美術解説的な部分を期待するとこのシリーズは物足りないだろう。でも、もっと違う楽しさが確かにある。(それでも、今作は説明してるほうだ。)そして、あまり知らなかったのだけど、草間さんが自作の詩を朗読していて、この詩がまたぶっとんでいて、映画にうまく取り込み効果的だ。草間さんが自分の作品を見て「素敵!」と言える気持ちがあのエネルギーを生むのだろう。久しぶりに面白かったドキュメンタリー映画でした。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:16:58

2008/2/4 月曜日

あ、間違えた/企画書と原稿

今日は久しぶりに(?)大ボケをかましてしまった。午前中、諸々整理などした後、ふと時計を見ると12時。そこで手帳を取り出したら、今日が予告編のHD編集の日、それも1時からじゃないか!まだ間に合う、と思って慌てて飛び出し、細かい場所が分からなかったので秦さんに電話すると「明日です」とのこと。ああ、手帳にメモする時、間違えてしまったのだ。バカみたいです。

事務所に行って、いくつか原田さんと打ち合わせ。

早めに家に帰って、企画書を書く。上映にあわせて考えている企画。でも、ある条件がうまくクリアーしないとなかなか難しい。それでも、まずは企画書を書いてみる。そうしないと始まらない。ついでに、いきおいで私が関わっているグループの会報にドキュメンタリー映画2本の紹介文を書く。

そんなことをしていたら、原田さんから再び電話。先日、編集部に行ったあるフリーペーパーが記事を掲載してくれることになったとのこと。ハードルが高いよなあ、と思っていたのでまずはよかった。僕も好きなフリーペーパーでほぼ毎号読んでいるから余計嬉しいし、読者層も合うような気がしているんだが。今のところこれで4誌ほど載せてくれるはずだけど、はたして・・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:06:39

2008/2/3 日曜日

な~んもありませんでした/予告編

今日は雪が降ったので、出かける予定を取りやめた。おもいっきり、ひよった。家で、DVDを見ていた。

ああ、何も書くことないなあ、と思っていたら、ホームページに予告編がアップされていた。http://www.fune-yama.com/trailer.html ぜひ、見てみてください。

今週、フィルム化の作業をして、週末にはユーロスペースで流す予定。

未分類 — text by 本田孝義 @ 18:24:09

2008/2/2 土曜日

予告編/アース・ガーデン

なんだか予告編のことばかりかいているような気もするが、まあ、いいか。

今日から2週間限定でポレポレ東中野で予告編が流れることになった。昨日のドタバタもあって、画像にノイズが入ったりしていないか気になったので、10:20のモーニングショーに予告編を見るために出かける。とりあえず、ノイズとかは特に気にならず、無事上映されていました。スクリーンで見たのも初めてでした。ただ、前後の予告編の流れもあって、どれほど印象に残るかは微妙な気がしなくもない。それでも、何がしかの効果があればいいなあ、と願う。

その後、1回事務所に行く。昨日、1件問い合わせの電話があったのだけど、電話できなかったので、今日、かける。電話をかけてきたのは、小中学校の同級生の父親。電話してみると、どうも昨日の山陽新聞の記事に、僕の父が亡くなったことも書いてあったらしく、その方は知らなかったらしく驚いて電話をかけてきたようだ。思えば、この方は父と同じ時期に別の町内会の会長をやっていた仲でもあったことを思い出した。『ニュータウン物語』の上映を働きかけたい、とも言っていた。

昼過ぎに、アース・ガーデンのイベントに行く。いろんなお店、NPOなどが出店している。昨日行った本屋さんも出店していた。しばらくうろうろしていたら、12月にチラシを置かせていただいたお店を発見。覚えてくれていて、「チラシを見ていろんな人が映画を見たい、と言ってました」と教えてくれる。こういう反応が聞けるのはうれしい。いくつかのお店で買い物をしながらチラシを渡していると、PHスタジオのファン、という方がいた。「船をつくる話」のことも知っていた。映画が出来たことを伝えると、お店にチラシを置いてくれた。他にもチラシを読んでいたく感動していた方もいたなあ。

それにしても、ナチュラル素材の服や食べ物などは「ああ、いいなあ」と本当に思うのだけど、懐のさびしい僕にはちと高い物が多い。欲しいものもぐっとこらえる。

ライブもやっていて、KOH-TAOというバンドのBunさんという方ともう1名(名前失念)の2人の演奏を聴いた。KOH-TAOは以前、ある方からCDを聞かせてもらって「いい」と思っていたから、バンドではなかったけど聞けてよかった。う~ん、すごくいい。やはりどうも最近は耳がオーガニックになってるなあ。(と書きながら、今よく聞いているCDはCalm 「Blue Planet」だったりする。ああ、でもこれもエレクトロニカでは納まらないオーガニックなのかな。)

別の場所ではジャーナリストの明石昇二郎さんがトークをされていたのでご挨拶。明石さんは毎年明石ジャーナルを送ってくださっているのだけど、ずっとお礼も言っていなかったので、いい機会だった。

その後、マエキタミヤコさんのトークを聞く。トーク後、ずうずうしくもDVDをお渡しする。お忙しいとは思うのだけど、見てくれないかなあ。

帰り際、明日もイベントがあるからチラシを置かせてもらう。明日は来れないので。

未分類 — text by 本田孝義 @ 19:33:44

2008/2/1 金曜日

新聞記事/予告編/書店めぐり

午前中、岡山の山陽新聞の記者の方から電話がある。昨年秋から何度か取材を受けていた、山陽団地(僕の故郷)に関する連載記事が昨日から掲載されているそうだ。なんでも4回連続とか。新聞社にはどうやったら『ニュータウン物語』を見ることが出来るか、という問い合わせも入っているとか。ビデオも販売していないし、個別に対応するしかないかなあ。一番いいのはもう1回、山陽団地で上映会を開いてくれればいいのだけど。

昨日書いた、予告編を流す映画館はポレポレ東中野。明日から「「食べる」映画特集」でドキュメンタリーが多数上映されるので、予告編を上映することにしたのだ。なんでも、昨日からの餃子騒動で問い合わせが結構あるらしい。時としてこういう”タイムリー”な上映になることがあるから映画は不思議だ。ちなみに、『ニュータウン物語』を上映したのもここだった。

予告編を編集してくれた秦さんがすばやく対応してくれたおかげで、映像データを送ってもらっていたのだけど、どういうわけかポレポレ東中野の方ではうまく画像が再生しない。そこで、急遽、原田さんにノートパソコンを持ってきてもらって、なんとかデータを渡す。まさにドタバタ。ただし、ノイズが入っているような気もするので、とにかく明日、映画館で確認しよう、と思う。(と書いていたら、ポレポレ東中野から電話があり、問題なさそう、とのこと。まあ、それでも気になるから見に行ってみよう。)

夕方、原田さんとともに神保町の本屋2ヶ所に行く。ある企画を考えているのだけど、その感触を確かめに行ったのだ。両店とも好感触。あとはこちらがより具体的にプランを考えていかないと。

その後、しばし原田さんと打ち合わせ。後、帰宅。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:36:00

予告編/VIDEO ACT!上映会

午前中、予告編のことについて原田さんと相談。どうしても、欲がでてしまって、ユーロスペース以外でも流せないか、と思ったのだ。流したいと思っても、お金の問題や劇場間の関係など(普通はバーターと言って、劇場間で予告編を交換している)複雑な事情もあって、思い通りにはいかない。

そんなこともあったので、たまたま某映画館に寄ったので、相談してみた。その後、条件も聞いた。経費と効果を考えるとなかなかに微妙なところなのだが、まあ、一か八かみたいなもんで、この劇場で流してもらう決断をする。

そうすると、予告編の映像を編集の秦さんから急遽送ってもらう必要も出てきたりと、ドタバタ。なにせ、流す目標はあさって2月2日からなのだから。ここはふんばるしかない。

夜はVIDEO ACT!上映会。今日はホームレスの自立を描いた中篇2本の上映。僕らスタッフも予想していなかった50人ほど観客が来て盛況。当然のごとく、チラシを折り込んで配る。作品も2本とも興味深いものでした。もっとも、映写担当として冷や汗がなんどかあったのですが・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:05:14

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