2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2007/12/21 金曜日

ホームページが出来た

ある方に頼んでいたホームページが出来上がって、今日アップされた。さすがに見やすくてちゃんとしたホームページになっていてうれしかった。

思えば前作『ニュータウン物語』の時は、ホームページビルダーでぱぱっと作っていまだにそのままだ。僕はこのての知識にはからっきし疎い。(そんな人間がブログを書いてるなんて・・・)

午後、デザイナーの高木さんに会って、プレゼント用ポストカードのデータを受け取り、印刷所へ。中3日で急いでも28日、営業日最終日あがり。なんとか間に合った、という感じでしょうか。チケットの方も27日あがり。

印刷所に行った帰りに、御茶ノ水のエコロジーショップGAIAへ行く。ここは1階が食品、2階が雑貨、3階が本屋という素敵なお店。僕は数年前、ここの3階の本屋にあるCDの視聴コーナーで”風の楽団”のCDを聞いて魅了され、『船、山にのぼる』の音楽を頼むきっかけになったお店なのだ。だから(個人的な知り合いがいたわけではないのだけど)その報告の意味もあって、お礼の意味もあって、チラシを真っ先に持って行きたかったのだ。幸い、チラシを受け取ってもらえてほっとした。

近くのneoneo坐にもチラシを持っていって、もう1軒寄る。

久しぶりに御茶ノ水の駅前に立った時、ふと父のことを思い出した。10年以上前、父は数年東京に住んでいたことがあって、御茶ノ水の近くだった。だから、何度か御茶ノ水の回転寿司屋で寿司を食べた記憶がある。そのせいか、駅前の雑踏にふと父の幻を見たような気がしたのだ。

夕方、事務所に帰って原田さんといくつか相談。なんだかんだと年の瀬ぎりぎりまでやることがありそうだ。

そんなわけで勝手に考えていた忘年会はなしにして、新年会にしよう、と今日決めた。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:08:36

2007/12/20 木曜日

チラシが出来た

午前中、チケットのデザインが高木さんから届いたので、ユーロスペースにも送って確認をお願いする。

その後、昨日、原田さんと話したことを元にいくつか今後の展開(希望)をちょっと書き出してみる。まあ、思ったようにはいかないのだろうけど。

山猫印刷に電話して、印刷の仕上がりを確認。その後、電話があり、4時ごろ事務所に届きそう、と分かる。

チラシが届くと思うと、なんだか子どものような気分。やっぱりうれしいもの。が、いざ7000枚が届くと意外と冷静。このチラシの配布を考えていると、ちょっとワクワクもする。もう年末なので行ける所は限られているだろうけど、今回、雑貨屋や自然食のお店を回ってみようと思っている。題材から言うと、ギャラリーなんだろうけど、ギャラリーは少し後回し。とにかく地道に出来ることは、ちまちまとチラシを配って歩くこと。ショップ回りと思えば楽しいしね。

映画館でプレゼントするポストカードのデザインも確認。ポストカードも含めて、プレゼントは文字通り「灰塚の今井さんからのプレゼント」になる。

さて、ユーロスペースとBankARTに無事チラシは届いただろうか。何も言ってこないから届いたのだろう。そして、多くの方に届きますように。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:39:02

2007/12/19 水曜日

試写会第2回

ここ数日の落ち着かなさがウソのように、今日は冷静だった。別にさめているわけではないのだけど。

今日は試写会第2回目。年末も近づき、まあ、こんなもんなんだろうなあ。

以前、僕の作品を上映してくれた方も。某映画館の方も。

上映中、宣伝の原田さんと打ち合わせ。これからどう広げていくか。いくつかアイディアが出るも、多分、2人でやると限界も見える。誰か上映を手伝ってくれる人いないかなあ。

明日、チラシが出来るはず。枚数は45,000枚。チラシの反応も楽しみだけど、どう有効に配布していくかも課題。

考えるとあれこれ大変なこともあるのだけど、なぜか今日は心が穏やかだった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:19:07

2007/12/18 火曜日

落ち着かない日は・・・

昨日と同じく、やらなくちゃいけないことがあるはずなのに、どうしていいもんだか分からず、かと言って、明日はまた試写会なので落ち着かない。困ったもんである。

で、(この接続詞は変だな)夕方、『マリッジリング』を見に行く。かの渡辺淳一原作だからではなくて監督が七里圭さんだから。これで3作品制覇である。(多少、自慢してもいいのだろうか、よくわかんないけど。)

さて、映画はあえて乱暴に言い切ってしまえばよくある「不倫もの」。それをどう見せるかが「映画」として問われるわけで、そこは七里監督、実に繊細に誠実に撮っている。ただ、途中からその繊細さがやや息切れし、退屈した部分があったのも事実。とかく映画は難しい。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:33:00

2007/12/17 月曜日

間抜けな一日

やることは多々あるはずなれど、何をどう手をつけていいか分からない。結果何も出来ず空回り、という日があったりするものです。今日はそんな日だったような・・・。

 そう言えば、2006年(昨年)の夏はそんな日が続いていたのを思い出しました。(はたから見れば「暇そうだね」ということになるのだけど、暇なのは本意ではなくて意外といらいらしてたりする。)

そんなわけで、電話で原田さんと今後の進行を打ち合わせ。まずは前売り券の印刷だ。急がないと印刷所の都合もあるしね。

紀伊国屋で資料を探すも見つからず。そんなに都合よく資料はないわけでして・・。

世間ではクリスマス、年末年始なのでしょうが、どうも落ち着かない年の瀬になりそうです。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:37:50

2007/12/16 日曜日

劇団大樹

今日は午後から「劇団大樹」の公演に行ってきた。正確には本公演ではなく小公演だそうだ。この劇団は「船、山にのぼる」でナレーションをお願いした、川野誠一さんが主宰している劇団だ。

でも、実は僕は川野さんの舞台を見たことがなかったのだ。けど、川野さんが加わっている、俳優仲間でやっている”狂言の会”の公演のビデオ撮影をしたことがあって、「船、山にのぼる」のナレーターを考えていた時に、川野さんの「声」が頭に浮かんだのだ。川野さんにとっては”初ナレーション”になった。

さて、今日の公演。いつもは稽古場になっている小さなスタジオでの公演だったが、満席。朗読劇とも言うべき構成で、全編ハープの生演奏が付くという素敵な舞台。戯曲の内容はほめ言葉として「少女漫画」のような部分があり、日常の向こうにうっすらファンタジーが浮かぶような話は結構好きでした。また、役者の方々はさすがに鍛錬されている声なので、ついつい目を閉じて(それって生の舞台では失礼かと思うのですが)いろんな空想を膨らませていました。思えば演劇の公演は随分久しぶりでした。

狂言の会でお世話になった方々もいました。

帰りにタワーレコードに寄る。欲しいCDがあったのだけど、発売がまだでした。いくつか気になる新譜を視聴したのですが、ピンとくるものなし。一時、「ポストエレクトロニカ」なCDを聞いていたのですが、どうも最近、あまり新鮮に聞こえなくなりました。やっぱり生楽器のグルーブが素晴らしい風の楽団ばかり聞いているからでしょうか。今日は、風の楽団のメンバーでもある、岡野弘幹さんのバンド”岡野弘幹with 天空オーケストラ”のベスト版を聞いてました。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:17:14

2007/12/15 土曜日

チラシの色校正

相変わらず、昨晩も「ブレードランナー」のDVDを見ていた。ドキュメンタリーの充実振りが意外です。

夕方、チラシの色校正。自分で言うのもなんですが、いいチラシになったのではないか、と思います。

帰りに錦糸町で映画を見ようかと思って、チケット売り場までいったのだけど、時間と気分に合う映画がなく、帰宅。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:39:41

多彩な(?)一日

昨晩、「ブレードランナー」DVD-BOXが届いて、次の日は用事があるから、見るのは休みの日だなあ、と自制しようと思ったのだが、誘惑には勝てなかった。真夜中にメイキング・ドキュメンタリー「デンジャラス・デイズ」(なんと3時間半)を見てしまう。知った話も多々あるが、さすが当事者が語ると重みが違う。いくつか未公開のカットも入っていて、一番驚いたのはデッカードとレイチェルのラブシーンかなあ。でも、多分、もっとも珍しいのはハリソン・フォードのインタビューではないか。あれだけかたくなに『ブレード・ランナー』のことを語りたがらなっかたのに、このドキュメンタリーではきちんと答えてる。

ああ、やばいなあ、と思いながらなんとか起きて、メールなどをチェックしていたらいいタイミングで原田さんから電話。チラシの最終校正。でも、ユーロスペースと確認とれず。が、昼前に確認が取れて、晴れて印刷所に入稿。

午後2時、デザイナーの高木さんと鶯谷で待ち合わせて、山猫印刷へ。本当に久しぶり。(何せ考えてみれば映画館での公開は4年ぶり。)細かいことは僕は分からないので高木さんにお任せ。明日、色校正。なんとか間に合いそう。

帰り際、高木さんに昨日、灰塚の今井さんから届いたものを見てもらった。う~ん、フライングかもしれないけど、秘密を明かそう。

今回、ユーロスペースで前売り券を買ってくれた方先着50名に、”「灰塚でひろった山のもの」付ポストカードプレゼント”をすることになったのだ。ポストカードだけだとありきたりだから、何かいいプレゼントはないかなあ、と考えていたのだけど、一番いいのは灰塚現地のものがいいんじゃないか、と思って決めた。映画にも登場する今井純子さんに相談して、”灰塚の小枝”をサンプルで送ってもらったのだけど、さすが今井さん。小枝に葛の繊維(まさに映画に登場するシーンで作ったもの)を巻いてくださって、これがなんともおしゃれ。高木さんもいい、と言ってくれた。

原田さんにも確認してもらいたかったから、『パレスチナ1948NAKBA』という映画の試写会場がある新橋へ。原田さんはこの映画の宣伝も手伝うことになったのだ。ちなみにこの映画、フォトジャーナリスト広河隆一さんが作ったドキュメンタリー映画。広河さんと言えば、今の「DAYS JAPAN」ではなく前の「DAYS JAPAN」で予研問題のレポート(写真・文)で、新井秀雄さんを紹介していて、その記事が僕が『科学者として』を作るきっかけになったのだ。

だけど、今日は映画は見なかった。原田さんに「灰塚の小枝」を見てもらって、これでいきましょう、ということになった。さっそく、今井さんに電話して”小枝”を追加で頼んだ。

その後、サントリー美術館へ「鳥獣戯画がやってきた!」を見に行く。残り2日なのでどうしても見ておきたかった。平日の昼間なのに大混雑。なんとか鳥獣戯画だけはゆっくり見た。あの生き生きとした絵は一体なんだ?間違いなく漫画・アニメの原点。(アニメ、というのは絵巻物だから流れがあるからだ。)模写した作品も多数展示されているのだけど、時代が下るほど徐々に「劣化」していくのが不思議だ。いやー、見てよかったです。

時間が中途半端に空いたので、一旦事務所へ。

夜は、『ホッテントットエプロン・スケッチ』を見に行く。今日が最終日でなんとか間に合った。それにしても、七里圭監督。監督作3本が同時期に公開、なんてそんな監督はまずいない。これは快挙だと思う。今日は『眠り姫』も最終日なので、こちらにはいないだろうな、と思っていたら七里監督はシネマアートン下北沢にもいました。

で、映画。僕には少々難しかった。と同時に音楽が心地よくて(なにせセリフがない映画)つい、意識があちらへ。でも、頭の中で別の映画が流れるのはこの映画にふさわしい気もする。そんな夢うつつの不思議な体験だった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:24:06

2007/12/13 木曜日

チラシ、チラシ・・・

午前中、正式なチラシの裏面デザインがデザイナーの高木善彦さんから届いたので、文字校正。校正したものを原田さんに送る。

 午後、中野坂上へ。『船、山にのぼる』でナレーションを担当してくださった川野誠一さんが主宰する「劇団大樹」が明日から公演があるので、公演場所にチラシ(残念ながら本チラシは間に合わず。仮チラシのまま。)を持っていった。川野さんには会えなかった。僕は日曜日に見に行くつもり。

それにしても、川野さんとは狂言の会の撮影で会って、今回の映画のナレーションにふさわしいんじゃないか、と思って頼んだ。劇団の名前が”大樹”だったのは偶然なのだけど、映画にはまさしく”大樹”の移転が出てくるので、何か必然だったのかも、と思ったり。

事務所に行って、何ヶ所か電話。なかなか連絡がつかなかったりすると、ついイライラしてしまう。なんとか明日、印刷所に入稿できると思う。

家に帰ると灰塚の今井さんから、お願いしていたものが届く。とてもいい、と僕は思う。

その後、さらに「ブレードランナー DVD-BOXセット」が届く。明日かと思っていたので、ちょっとびっくり。中を開けてにやにや。でも、25年前にはこんなことになるとは思わなかったですね。

ああ、よかったなあ、と思っていたら、叔父さん(父の兄)から電話。父の1周忌の件。ちょっとめんどうなことがあったのだけど、後回しにしていたので、いくつか決めなければいけないことだ出てきてしまった。普通の家と違って、お寺が絡む話だから、一筋縄では行かないことがある。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:05:21

2007/12/12 水曜日

もやもやとぽっかり

なんだか変なタイトルだけど今日の気分はこんな感じ。昨日に第1回の試写をやったのだけど、どうもすっきりしない。だからもやもや。

午前中、明日、配るための仮チラシを印刷。この期に及んでまだ印刷。

事務所に行って雑用を済ませたら、ぽっかり時間が空いてしまった。そうだ、こういう日はもやもやを吹き飛ばすためにも映画を見ようと思ったが、あまり見たい映画もない。あっても時間が合わず。

ならば情報収集の目的もあって、新宿の紀伊国屋へ。2冊ばかし役に立ちそうな本を。もう1冊はちょっと高かったけど、「藤森照信建築」なる本。そう、コメントをいただいたのは藤森照信さんなのだ。この本、とにかく面白そうでじっくり見よう、読もう。

そろそろDVDが少なくなってきたので、ダビング業者に頼みに行く。

それにしても、である。映画の宣伝について、ついとかく空中戦(あまり軍事用語は好きではないですが、適当な語もないため使います。以下、同じ)のような宣伝を考えてしまうのだけど、どだい限られた予算では限界がある。(もっとも金をかけるのはテレビCMですね、もちろんそんなことは出来ません。)だから、徐々に地上戦のやり方も考えないとなあ、と思う今日この頃。

とは言え、まずは目の前の正式なチラシ印刷だな。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:40:13

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