チケット、ポストカード /『暗殺・リトビネンコ事件』
今日は真っ先に、ポストカードの印刷が出来た、という連絡があった。予定より1日早いのだけど、予想していたことでもある。また、今日はチケットの印刷も出来る。
ちょうどうまく時間があったので、ポストカードをピックアップしてから、チケットもピックアップ。手で運ぶのが時間的にも早いと思ったので両印刷所に行ったのだけど、事務所まで行ったら結構ばてばて。チケット(5000枚)が意外と重かった。
原田さんが事務所に来て、2人でプレゼントの袋詰め。プレゼントとホームページのトップにあるように、ユーロスペースで前売り券を買ってくれた方に、ポストカードと灰塚の小枝をプレゼントする、というもの。袋に詰めてみると、ポストカードの写真もあっていい感じ。60個作る。
チケットも出来たことだし、ユーロスペースに持っていく。支配人の北條さんがおられたので、チケット500枚納入。プレゼント用のポストカードも。さっそく、カウンターに置いてくれた。
時間がぴったり合ったので、ユーロスペースで上映中のドキュメンタリー映画『暗殺・リトビネンコ事件』を見る。リトビネンコ事件、というよりなんだか現代ロシア暗黒史の趣。いろいろ気になったことはあったのだけど、映画を見ながら別のことを2つほど考えていた。一つは、なぜプーチンはロシアであんなに人気があるんだろうか、ということ。外国の大統領の容貌をあれこれ言うのもなんだが、僕はプーチンが大統領になった時から、経歴も含めてどうも好きになれない。(ロシア自体には興味あるし行ってみたい国の一つでもあるのですが。)今思うのは、これはロシアだけのことじゃないだろうなあ、ということ。日本も最近まで(最近も、だな)勇ましいことを言う人が人気になるわけで、これって逆に社会がどこか疲弊してるんだろうなあ、ということ。多分、ロシアも格差社会になっていて、その悪影響を受ける人ほどプーチンの人気があるんじゃないか、などと邪推する。
もう一つは昨日の新井さんの裁判敗訴の件。新井さんとリトビネンコを比べるのは変だけど、内部の事情を知った立場から体制を批判する、という共通項はある。もちろん、新井さんは命を狙われるような「内部暴露」はないわけだけど。上のことにも重なるけど、日本の言論の自由だってあやしいもんだ。
年末年始はばかばかしい特番ばかりでつまらん(と僕も思う。せめて、ニュースはやって欲しいのだけど・・・)と思っている方には、映画館へ足を運んでヘビーなドキュメンタリーを見ることもお勧めする。
それにしても、なんとなく今年の正月映画は、幸福感に包まれるような映画がなさそうだなあ、という気がしているのですが、どうなんでしょう。
多分、今日が仕事納め。