2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

2007/12/7 金曜日

ちょっと疲れた2日間

昨日は滋賀県にある龍谷大学の瀬田校舎に行っておりました。午後11時半に着く。キャンパス内に「ニュータウンに住みたい!!」というシンポジウムのポスターが貼ってあって、一瞬ひるむ。ポスターまで作っていたなんて・・・。お昼の弁当を食べて簡単な打ち合わせ。もう一人のパネラー、原武史さんとはもちろん初対面。原さんの今年の話題作「滝山コミューン1974」はすごくおもしろいノンフィクション+自分史。

で、午後1時45分から『ニュータウン物語』が上映されたのですが、どうも途中で次の授業時間になったようで、帰る学生が続出。そりゃあ、僕も軽く傷つきます。「映画がかったるいからだろうなあ」とか「僕も学生のときはろくに授業聞いてなかったしなあ」と思ったりしておりました。

その後、シンポジウムになったのですが、原さんが冒頭、先の状態に苦言を呈され、あらためて僕が言うのもはばかられたので内容の話をした。原さんが取り上げた滝山団地と山陽団地は同じ「団地」とは言っても、集合住宅と一戸建てが多いものと街の成り立ちが全然違っていて、ちょっと話がかみ合わなかったかもしれません。が、僕は必死であれこれしゃべって、今になってみると、結構、見当違いなことも言ったかなあ、と思ったりします。

懇親会に出た後、瀬田駅前のホテルで一泊。

それにしても、いまだにこうして『ニュータウン物語』が上映してもらえるのは、多少でも時代の何かに触れていたのかな、とも思います。

朝、9時過ぎ、京都まで出て、西本願寺へ。来月、父の納骨に来ることになるから、事前にちょっと見ておこうかな、と。

午後1時ごろ、東京駅について『船、山にのぼる』の試写用テープを映画美学校に届ける。ノイズが心配だったので、チェックをお願いする。建物を出ると、大学の同級生、山口くんとばったり。彼は映画美学校で働いているのだった。僕は大学時代、彼から16mm、35mmの映写を教わった。一緒に自主上映をやっていた。

2時半頃、事務所着。試写会で配るプレスシートのゲラが届いていて、校正。さらにチラシ用の原稿も届いて校正。ある、著名な方(そのうち明らかに出来ると思うけど)コメントが届いていてうれしい。

今のところ、予定通りに進んではいるのだけど、まだまだルーティーンの範囲。ここからどれだけ広げていけるか、やることはいっぱいあるなあ。

今日は広島公開の最終日。どうだったのかまだ聞いていない。

未分類 — text by 本田孝義 @ 19:55:44