2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2011/6/10 金曜日

数珠を修理に出す

先日、ある方の通夜に出ようと思った時に、数珠を取り出したら、ひもが切れてしまった。ああ、縁起悪い、などど浅はかにも思ってしまったのだが、調べてみると、悪縁が切れる、というふうに解釈するのだそうだ。もっとも、そうやって安心させたい、ということだと思うけど。そもそも、今、僕が持っている数珠は、父が使っていたものだ。4年前、父が亡くなった時に、僧侶だった父の遺品を整理していて僕が貰ったものだ。(なさけないことに、その父の葬儀でもこの数珠を使っていたはずだ。)父とは違って信仰心なんてまるでないけれど、多分、父が使っていたであろう、商売道具(?)でもあったであろう、数珠を形見のようにして貰うことにした。どういうきっかけがあったか、いや、単純に49日などがあってずぼらにしていたせいか、ちょっとお守りのような気分だったのか、ずっと数珠をかばんに入れっぱなしにしていた。そのせいで、もろくなっていたのだろう、出した瞬間にひもが切れてしまった。先に書いたような事情もあったことだから、やっぱり直そうと思った。ネット情報を調べてみると、近くに数珠を直してくれるところがあったので持って行った。親戚の方からも聞いていたけど、半信半疑ではあったのだが、やはりそれなりにいい数珠ではあった。1週間ぐらいで直るそうだ。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:37:51

2011/6/9 木曜日

進行表を書く

いよいよあさってに迫ってきた「第12回平和のためのコンサート」。クラッシック系のコンサートなので、それほど大変なことはないのだけど、今年は演目の時間の関係もあって、さくさく進行しないとあまり余裕がない。一応、毎年書いているが、今年も舞台の進行表を書いた。当日のリハーサルで変わってくる部分もあると思うが、一度整理しておきたいからでもある。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:32:05

『アトムの足音が聞こえる』/『まなざしの旅 土本典昭と大津幸四郎』

昨晩は『アトムの足音が聞こえる』(監督:と冨永昌敬)というドキュメンタリー映画を見た。今晩は『まなざしの旅 土本典昭と大津幸四郎』(監督:代島治彦)というドキュメンタリー映画を見た。全然領域も描き方も違うのだが、よく考えると偶然、両作品とも「表現者」のドキュメンタリーではあった。前者で驚いたのは、と言うか全く忘れていたのだが、大野松雄さんの転換点に『夜明け前の子どもたち』(監督:柳澤壽男)があったこと。(大野さん自身は監督と喧嘩したエピソードと映画そのものを批判している)その後、大野さん自身が障害者のドキュメンタリーを作り福祉施設に関わっているとは知らなかった。後者の映画では、特に前半がしっくりこなかった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:49:04

2011/6/8 水曜日

『小さな町の小さな映画館』6月18日より公開!

ぜひ、足をお運びください。

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『小さな町の小さな映画館』6月18日(土)より公開!

2011年/日本/カラー /ドキュメンタリー /105分
http://www.chiisanaeigakan.com/

■場所:ポレポレ東中野 http://www.mmjp.or.jp/pole2/
■時間:連日10:20~(1日1回上映)
■料金:当日 : 一般1500円/大・専1300円/中・高・シニア1000円 
    前売 : 1000円(Pコード:未定)

<スタッフ>
プロデューサー・監督・撮影 : 森田惠子
構成・編集 : 四宮鉄男
音楽 : 遠藤春雄

<内容>
街に映画館がなくなって久しい。
小さな町はもちろんのこと、大都市でも映画館はなくなっている。
その代わりに誕生しているのはシネマコンプレックス。
日本中で同じ映画が一斉に上映されるようになった。

そういう時代に、北海道にある人口1万4千余りの牧場と漁業の町「浦河」に創業93年を迎える映画館「大黒座」がある。
大正時代、材木商人だった三上辰蔵がドサまわりの講談師や浪曲師を家に招いたのが始まり。
現在、映画館は3代目、館主は4代目。
ミニシアターに生まれ変わった「大黒座」にも舞台がある。
過疎化が進み人口が減り続けている浦河町に揺れながらも映画館の灯が点っている。

映画館を続けようと決心した4代目館主三上雅弘さんと佳寿子さん夫妻。
でも、現実は厳しい。
「大黒座」の灯を点し続けてほしいと応援する人々。
「大黒座まつり」を主催する人。
「サポーターズクラブ」を立ち上げる人。
遠方から手作りの番組表を送ってくれる人・・・。

木造で桟敷席だったという1館目の「大黒座」を知る人から現在、上映される番組をすべて見ているという人まで多くのインタビューから映画館を、町の文化を、大切にしたいという熱い思いが伝わってくる。