2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2011/9/15 木曜日

クレジットを作る

諸々、いくつかの用事をしていたら、事務所に行くのが遅くなってしまった・・・・。で、今日、新作のクレジットを作った。これで本当の編集終わり。作る前から分かっていたのだけど、今回はクレジットがとても短い。いつもスタッフが少ないので僕の映画はクレジットが短いけれど、今回はひときわ短い。多分、「科学者として」ぐらいか・・。だからと言って長くするのも変なので、そのままにしておこう。それから、クレジットが短いので1枚1枚出すクレジットも考えたが、あまり雰囲気が合いそうにないので、無難にロールさせることにした。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:13:48

発送/編集/『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』

午前中、昨日出来なかった、ニュースレターの発送作業。今回は会費納入の振替用紙を入れなければならず、やや面倒。メール便にて発送。

事務所に行き、新作の編集作業。細かい部分の修正を続ける。

夜、uplinkに行って『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を見た。公開から随分時間が経ったけど、まぁ、僕には関係ない映画かな、などと思ったりしていたのだが、見てみると傑作でした!あまり予備知識なく見たのですが、冒頭からなかなかに入り組んだ、そして知的な構造のドキュメンタリー映画であることが分かる。なぜかと言えば、本作の監督はバンクシーというアーティスト。そのバンクシーがインタビューに答えて、「俺のドキュメンタリーを作ろうとしたやつのドキュメンタリーを作ることにした」と語る。文字で見たらややこしいので少し解説すると、本作にティエリー・グエッタという、古着屋のビデオカメラ好きが登場する。実質、彼が主人公。ティエリーの親戚にたまたまグラフティアーティスト(ストリートのアーティスト)がいて、面白そうだから彼のことを撮り始める。別に作品にするつもりもなく、撮りまくっているうちに、この世界では有名な(らしい、僕はよく知らなかった・・・)バンクシーと出会う。バンクシーは顔も出さないアーティストで普通、取材も難しいのだが、ティエリーは取材を許され撮影を始め、徐々に強いきずなで結ばれる。まぁ、ここまでが前半。被写体、という言葉は好きではないが、分かりやすいのであえて使うと、要するにドキュメンタリー映画の監督がいつしか被写体に入れ替わり、被写体であったはずのアーティスト=バンクシーが作ったのが本作、という構図。この入れ子構造が面白い。で、後半にはとんでもない展開が。<ネタバレ含む>ティエリーは意気込んでバンクシー(及びグラフティアーティスト)のドキュメンタリーを編集するが、これがとんでもない代物。まぁ、ありがちなザッピング風映像の連続。映画監督としての才能がないことに気付いたバンクシーは軽い気持ちで「お前もグラフティアーティストのなれば?」と言ったもんだから、ティエリーは本気にしてしまう。そこで、一世一代の大勝負。キャリアもないのにとんでもない大規模な個展を企画。映像を見ながら大笑いするのは、ティエリーあらためミスター・ブレイン・ウォッシュ(MBW、洗脳野郎!)の絵やインスタレーションがなんのオリジナリティーも感じられない、ポップアート(特にウォーホール)の出来の悪いイミテーションにしか見えないこと。これは二重の意味で悪い冗談みたい。僕はてっきり展覧会が大失敗する結末か、と思っていたら展覧会は大成功!嘘だろう、と口あんぐり。まぁ、少し前のアートバブル時代のせいもあると思うけど、現代美術の摩訶不思議さと言うか、いい加減さと言うか、これも悪い冗談としか思えない。かくして映画は思わぬ地点に着地する。・・・と長々と書いてきたけど、見終わってから演出も相当入ってそうだなあ、うさんくさいなあ、と思う部分も多々ある。でも、その演出も見事。「一体、どこまで本当?」と思ってしまう、虚実の曖昧さもこの映画の魅力だと思う。いやー面白い映画でした。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:01:44

2011/9/13 火曜日

編集/印刷/会議

今日はバイオハザード予防市民センターのニュースレターを印刷しようと思い、某公共施設に電話したら、午後5時までふさがっていた。本当は、印刷→発送としたかったのだが、発送は明日に持ち越し。だから、その時間まで事務所にて新作の編集。細かい点をいくつも修正しなければいけない。今日のところは時間切れ。

午後5時からニュースレターの印刷。午後6時から『渋谷ブランニューデイズ』の製作委員会会議。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:39:22

2011/9/12 月曜日

編集

今日は一日、バイオハザード予防市民センターのニュースレターの編集。原稿が1本届かなかったので、急遽、僕が短文を書く。宛名貼りも終わり、明日は印刷・郵送。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:53:37

2011/9/11 日曜日

自宅で

今日は一日自宅で調べ物。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:16:42

2011/9/10 土曜日

自然と環境を守る全国交流会

今日は午前中から、自然と環境を守る全国交流会、というものに参加してきた。私が関わっている、バイオハザード予防市民センターも参加団体になっているため。一つのテーマでの集まりではなく、様々な環境問題に取り組む市民団体が集まり、共通する課題を話し合い交流することが目的だそうだ。午後4時過ぎまで様々な課題が話し合われた。会場からの質疑で話しそびれたことをここに書いておきたい。こういう集まりでは決まってマスコミ批判が話題になる。僕も概ねは理解できるし、批判すべきは批判しなければいけない。と同時に、僕が常々思っているのは、いい報道・いい番組があったら、応援・激励の声をぜひマスコミに届けてほしい、と思う。現場でがんばっているディレクター・記者は多くいると思うけど、上の部署や局幹部につぶされることだってある。そんな時でも、一般視聴者・読者からそのディレクター・記者の報道が評価されていれば扱いだって違ってくる。僕はあるマスコミの方から、上司は意外とこうした声を気にしている、と聞いたことがある。また、そうした励まし・応援の声が現場の人間の活力にもなる。だから、ぜひ、批判と同時に激励の声を直接届けてほしい、と願う。ほんの少しだけ、マスコミの現場にいた経験からしてもそう思う。精魂こめて作った番組が何の反応もないのが一番つらい。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:47:58

ヨコハマトリエンナーレ/上映

スタートしてから1カ月、なんだかんだと行けなかったヨコハマトリエンナーレに行ってきた。まずは、横浜美術館。確か今回、初めてヨコトリの会場になったはず。いくつか気になった作品はあったのだけど、ぐっと来る、あるいは驚かされるような作品は少なかった。同時に、今回のヨコトリがどういう方向に向いているのか、なかなか像を結ばない。(もっとも、1テーマでやったほうがいい、という意味ではない。)そんな思いを持ちながら、循環バスで黄金町バザールへ。黄金町に来るのは久しぶり。ここに来るたびに複雑な心境になる。それは町のジェントリフィケーションとアートの関係だ。そういう複雑な場所であるからか、アクチュアルな作品をいくつも見ることが出来、展覧会自体は面白かった。時間が少なくなってきたのだが、日本郵船(NYK)の会場へバスで移動。ヨコトリ本体での比較的アクチュアルな作品はこちらの方が多いと思う。少し駆け足で見つつ、ちまたで評判のクリスチャン・マークレーの作品へ。古今の映画から24時間、時計が映ったシーンを編集した作品。本当は24時間あるんだそうだ。同時に、映写中の時間と画面が完全に同期。僕が見たのは17:35分頃のシーンだった。編集も実に巧みで、いつまでも見れる面白さがある反面、僕みたいな中途半端な映画ファンは元の映画のタイトルが気になってしょうがない。特に古典に弱い僕は、分からない作品多し。生粋のシネフィルなら題名あて大会になるんじゃないだろうか。最後に見た、ジュン・グエン=ハツシバ の作品にいたく感動してしまった。今回の展覧会でもいくつか被災地の映像があったし、それこそテレビでも被災地の映像は多く見ているけど、ジュンさんがひたすら被災地を走る映像が、その思いを強く感じさせてくれた。

そして夜は、新港村にて「船、山にのぼる」の上映。久しぶりの上映。残念ながら、観客は多くなかったけど、僕自身、久しぶりに見ていろんなことを思い出した。その割には、トークはちょっとしどろもどろになってしまった。最後に、新作「モバイルハウスのつくりかた」の予告編を上映。あらためて、ラストスパートをがんばらねば、と自分自身に誓う。

未分類 — text by 本田孝義 @ 1:05:13

2011/9/9 金曜日

アドバイス

今日はいくつか聞きたいことがあったので、録音の米山さんにお電話をした。お渡ししていたDVDをご多忙の中さっそく見てくださり、いくつか貴重なアドバイスをいただいた。特に音楽に関しては重要なご指摘だった。前作、「船、山にのぼる」の時も、僕が思っていたところとは違う部分に音楽をつけてもらい、最初は戸惑ったのだが、後々、その効果に感心したことがある。録音作業までしばし時間があるので考えよう。

事務所ではひたすら作業。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:41:29

2011/9/7 水曜日

作業

来る、整音作業に向けて、素材を整理する。えらく時間がかかるだろうなあ、と思っていたら、1日で終わった。(もちろん、これだけでは終わらないのだが・・・。)ラストスパートに向けて、具体的に進んでいることを実感できるのは気持ちいい。

追記:告知
9/9(金)19:30~ 「船、山にのぼる」英語字幕版上映&トーク &新作予告編上映
●場所:新・港村

●参加費:500円(ただし、参加費とは別に新・港村入場料300円が必要)

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:31:34

整音

ここ2週間ほど、新作の音をどうするか、悩んでいた。きちんとスタジオに入って整音をすれば確実に作品のグレードが上がるのだけど、そうした作業には当然、それなりのお金がかかる。今回の作品は少し考えることもあって、諸々の助成申請もしなかったので、正直言って製作費の余裕はない。とにかく、一度、相談に乗ってもらってから決めよう、と思っていた。今日、前作「船、山にのぼる」で音響構成をお願いした米山靖さんに会ってきた。結論から先に書けば、米山さんに整音をお願いすることにした。かかるお金は今の僕には決して楽なものではないが、ここは多少無理をしてでもやろう、と決めた。米山さんは現在、とてもタイトなスケジュールで動かれている中で、来月中旬、なんとか時間を作っていただいて整音作業をやっていただくことになった。それまでに、音作業に必要な素材を再度整理しなくてはいけない。しばし猶予が出来たので、なんとかなると思う。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:39:12

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