今日は自宅で・・・
今日は自宅で調べ物と録画していたテレビの番組を見る。
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
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当初は行く予定にしていなかったのだけど、昨日、新・港村で被災地の話を聞いていて、今日の仙台での催しに行かなくては、と思ったのだった。朝早く新幹線に乗って、仙台に行く。町の様子が見たかったから、てくてく歩いて仙台メディアテークに行く。恥ずかしながら、仙台メディアテークに行くのは初めて。伊藤豊雄さん設計で有名な建築だが、ここも被災した。今日の「市民メディア全国交流集会「番外編」2011in仙台」で「番外編」とついているのは、元々このメディアテークを会場に交流集会を企画していたところで3・11の大地震が起きてしまった。会場も使える目処が立たず、一旦、白紙になっていたが会場使用の目処も立ち、被災地での市民メディア活動を伝えるためにも、「番外編」として開催が決まった、とのことだった。会場に着いて、一通り出展ブースを見る。お話を聞く。昼過ぎから「動物たちの大震災」を見る。本作は12月、VIDEO ACT!でも上映予定。午後1時から本格的に会が始まる。いくつもいくつも貴重な話があって、とても書ききれない。NHKを含め、市民メディアも被災地でどのような情報発信が行われてきたかを具体的に聞くことが出来てとても有意義だった。いくつもの、いろんな角度からの、いろんなメディアの活動が重層的にあることがとても大切だとあらためて思った。
今日は、午前中、PARC製作の『原発、ほんまかいな?』(監督:鈴木敏明)の上映会に行く。鈴木さんはPARC製作の作品をいくつも監督されている。今回は原発事故を受けて急遽製作されたそうだ。本作は、一種の教材ビデオのような作りでもあり、原発の問題点が網羅的に語られる。趣向としては、八百屋での主婦の会話を元に解き明かしていく。(八百屋のおやじを演じているのは鈴木さん)内容の詳細は多いので書ききれないが、冒頭の方に重要な指摘がある。原発事故後、いろんなことが語られているが、燃料であるウランの採掘現場がどうなっているか、はほとんど語られていない。日本はウランの多くをオーストラリアから輸入しているが、採掘現場ではウラン残土による被曝が懸念されている。ちゃんとこういうシーンから始めるのは、さすがPARC製作、と思う。ことほど左様に、原発は原料採掘から廃棄物まで常に被曝の危険性がつきまとう。
上映会後、昨日編集した部分がどうしても気になっていたので、事務所に行って再度点検する。これでいい、と思えた。
夕方、新・港村に行って、「震災とクリエイティビティ」http://shinminatomura.com/schedule/event_list.html#25 のトークショーを聞く。展示も今日から。被災地に入っている、建築家・アーティストの話。この新・港村でも一部展示があって、ずっと気になっていたので、まとめて話が聞けたのはとてもよかった。多数の方が活動報告をした後、ディスカッション。建築もアートも、3・11後はその本質が問われているのだな、とあらためて思う。もちろん、映像も。そんなことを痛切に思ったので、明日、仙台に行きたい、と思ってきた・・・。
今日は、新作を頭からゆっくり見ておこう、と思ったのだが、見始めるとどうしても気になる個所が出てきた。結果、いくつかのカットを短くし、カットを入れ替える個所も出てきた・・。なんで今まで気づかなかったのか・・・というのは不思議だが編集とはそういうものかもしれない。こんなことを延々繰り返しているような気もするが・・・。
いよいよ、最後の仕上げが近づくこの期に及んで、細かい部分をまだ編集している。今日は一部のカットを伸ばし、一部のカットを削る。いずれも前から気になっていた個所ではあるのだが、やっと手をつけた、といったところだろうか。
今日は午後から「さようなら原発5万人集会」に行ってきた。集会が始まるギリギリに会場に着いたら、ものすごい人の数で会場の端っこにいたので集会中のステージからの発言はほとんど聞こえなかった・・・。5万人の動員が目標だったようだが、主催者発表は6万人。今日の集会は労組関係の団体動員も多かったと思うけど、6万人と言うのはさすがに多い。しばらくしてから、デモ行進。しばらくはビデオ撮影をしていたが、面倒臭くなって途中からは一参加者として歩いていた。
SF映画を見たいマインドがむくむく起きて、『世界侵略 ロサンゼルス決戦』を見た。それほど面白くなかった。映画はエイリアンに侵略された後の米軍海兵隊のロサンゼルスでの地上戦をひたすら描く。まぁ、雰囲気としてはSF版『ブラック・ホーク・ダウン』の趣ではあるのだが、数名の民間人を守るだけで引っ張るのはやはりいささか話が小さい。(だけど、音だけはうるさい。)途中で飽きてしまった・・・。
今日は午後からバイオハザード予防市民センターの幹事会。あれこれ話し合う。
その後、急いで横浜・新・港村まで。『首都圏路上ネットワーク』の上映。観客は少なかったけど、なかなかに濃い質疑応答になったのでよかった、ということにしよう。
今日はまず、『LIFE IN A DAY』という映画を見に行った。このプロジェクトのことを聞いた時にまず驚いたのはプロデューサーがリドリー&トニー・スコットだったこと。だから俄然、興味は湧いたのだが、映画館で見るほどでもないか、とも思っていたりした。だけど、突然、見たくなった。映画はドキュメンタリー映画、と言っていいと思うのだけど、You tubeを通じて、2010年7月24日の一日の出来事を投稿してもらい、それを1本の映画としてまとめたもの。これが拾いもののようないい映画だった。バラバラな映像を90分ほどにつなぐと、さすがにしんどいだろうなと思っていたらさにあらず。中には明らかに映像作家らしき、しっかり撮られた映像もあるし(あらためてハイビジョン時代の映像の鮮明さを思う・・)ラフに撮られた映像もある。何が「映画」にしているかと言えば、編集と音楽と音響。まずは編集が素晴らしい。本作は基本的に日の出前から始まり、日付が変わる直前までの一日を大体時間通りにつないでいく。同じような映像(例:いろんな人起きる、歯を磨くなど)をテンポよくつなぐ鮮やかさ。(まぁ、あざとくもあるのだが・・。)音楽と音響が各々の映像をつないでいく、まさに映画の感覚。そうしているうちに、本作が奏でている、生命の愛おしさのようなものが立ちあがってくる。確かに世界中には多くの人がいる。文化も違う。それでも生きている。そんな当たり前のことが、342人の映像から確かに感じ取れる。もっとも、「映画」としてまとめてしまったことの一抹の不気味さもあるのだが。それにしても、同じような時期に3本もタイトルに「ライフ」とつく映画が公開される、というのは何かあるのでしょうか。(ただの偶然でしょうが、意味を感じなくもない。)
その後、事務所に行って、ひたすら作業。どうにか目処はついた、と思う。
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明日の上映:
●9月17日(土)19:30~
「首都圏路上ネットワーク」上映&製作者トーク
●場所:新・港村 スクール校舎(横浜市中区新港2-5)
(横浜みなとみらい線 馬車道駅6番出口[赤れんが倉庫口])
http://shinminatomura.com/access/index.html
●参加費:500円(参加費とは別に、新・港村パスポート料金が必要です。
一般当日 300円 / 大学生当日 250円 / 高校生当日 200円)
●問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(045-228-7996 [ローポジション気付] )
jyouei@videoact.jp