前売り券/あらかじめ決められた恋人たちへライブ
今日は前売り券が印刷所から届いた。夕方ユーロスペースに納入。特典のポストカードとともに。プレイガイドは来週に納入。
夜、あらかじめ決められた恋人たちへのワンマンライブを見に行った。とてもよかった!見ながら何度か涙が出た。ノイジーな轟音と骨太なリズムと繊細なピアニカ。なんでこんなにかっこよくて切ないんだろう。新曲も素晴らしかった!
2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
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今日は前売り券が印刷所から届いた。夕方ユーロスペースに納入。特典のポストカードとともに。プレイガイドは来週に納入。
夜、あらかじめ決められた恋人たちへのワンマンライブを見に行った。とてもよかった!見ながら何度か涙が出た。ノイジーな轟音と骨太なリズムと繊細なピアニカ。なんでこんなにかっこよくて切ないんだろう。新曲も素晴らしかった!
午前中、印刷所から事務所に映画『モバイルハウスのつくりかた』のチラシが届く。いいチラシが出来た、と僕は思う。宣伝の原田さん、デザイナーの高木さんのおかげ。これから自分でも撒かないとね。(明日は、あらかじめ決められた恋人たちへのライブで配布させてもらう。)
その後、試写で「ブラックパワー・ミックステープ〜アメリカの光と影〜」というドキュメンタリー映画を見た。この作品のミソは、60年代後半から70年代にかけての黒人の運動がスウェーデンのフィルムからたどられているところ。昔の映像に現在の黒人ミュージシャンなどのインタビュー音声が被さり、運動の意味が検証されていく。ブラックカルチャーを描いたドキュメンタリーは数々あるが、運動の政治性を正面から描いているのは貴重。4月28日から公開。それにしても、アーカイブ映像について考えていた。本作は16mmフィルムで撮られた映像を使っているが、その生々しさが印象的。はたして、40年後今のデジタル映像がきちんと残っているのかを考えるとちょっと心許ない、と思うのだがどうだろう。
もう一度、事務所に戻って、前売り券に付けるポストカードを受け取る。
夜は、『加地等がいた―僕の歌を聴いとくれ―』http://kajihitoshi-movie.perfect-world.me/ というドキュメンタリー映画を見た。昨年、若くして急逝したフォークシンガーのドキュメンタリー。とてもいい映画だった。正直言って、加地等の歌はうまくないと思うし、ギターもうまくないと思うし、姿もカッコいいとは言いずらい。けど、歌が沁みてくる。そして、映像もどこかついでに撮った映像のようでぶっきらぼうなんだけど、加地等のぼそっとした佇まいと妙にあっている。僕は最近、ドキュメンタリー映画というのは、せいぜい、こういう人がいる(いた)、ということが映画から感じることが出来れば十分じゃないか(でもそれはとても難しいことでもある。ただ映っていてもそうはならないから。)などと考えているのだけど、そういう意味ではタイトル通り、「加地等がいた」と感じさせてくれたのでよかった。
今日は午後1時から『モバイルハウスのつくりかた』の第2回マスコミ試写。朝からテレビでは今日の天気が台風並みの暴風雨になる、と言っている。前回は雨だったし、天気にとことん恵まれていない。こんな日に人が来てくれるのか不安になりながら、会場に向かう。午後1時にはまだそれほど風雨も強くなく、多くの方に来ていただけた。ありがたかった。終わるころには、風雨も強くなってきたので、早めに帰宅しようとしたら、電車は朝のラッシュ並みに満員だった・・・。今週、チラシ・チケットの印刷が出来る。ポスターも明日入稿。残るはパンフレットのみだが、こちらはもう少し先になる。
今日は夜、『渋谷ブランニューデイズ』の会議があった。なんだかんだとずっと上映委員会の会議に出ているのだが、本作は突然、劇場公開が早まり、宣伝がなかなか追いつかない。それでも、やっといろいろ形が見えてきたので、もうひと頑張り、といったところだろうか。4月28日(土)から渋谷UPLINK Xで公開。
今日は『friends after 3.11』(劇場版)(監督:岩井俊二)というドキュメンタリー映画を見た。昨年の震災以後、岩井俊二が出会った人たちに(主に)インタビューをした映画。テレビ放送したものの劇場版、とのことだが僕はテレビ放映版を知らないので比較は出来ない。内容のことより、僕は撮影のことがずっと気になって見ていた。この作品で、今のところ被災地で撮られたドキュメンタリー映画は大体、見れたのではないか、と思う。各々の作品に関して、色々思うところはあるし、比較もできるかもしれないが、とにかく今は、「見た」ということを大切にしたい。長期的にまだまだ撮り続けている監督もいるので、これからも様々な作品が生まれてくるだろう。出来るだけ、今後も見続けなければ、とは思っている。
今日は印刷所に行って、新作のチラシの色校正に行ってきた。最近は激安印刷がおおはやりだが、そういう所では色校正すらない。まあ、そういう所で使っている紙はあり程度限られているので、仕上がりが想像できるのだろう。今回のチラシは紙質、デザイン、色などからとてもクラフト感がするチラシになりそうだ。映画には合っている、と思う。チラシも作品だからうれしい。
今日は『モバイルハウスのつくりかた』のチラシデータを印刷所に入稿。最近、映画のチラシも見かけ上派手な(印刷費が安くなったので、表裏カラーのものがぐっと増えた)ものが多いのだが、意外と紙が良くなかったりする。だから、今回もきちんとした印刷所に頼むことにした。今回で3回目。同じ印刷所だ。どういう仕上がりになるか楽しみ。
その後、『フクシマ2011 被曝に晒された人びとの記録』というドキュメンタリー映画を見た。タイトルも良くないと思うし、チラシのデザインも良くないが、新聞に大きな広告が出ていたりして、どうも良く分からない映画だったのだが、やはり映画は見てみなければ分からないものだ。僕はいい映画だと思った。もっと、扇情的な映画かと思っていたのだが、きちんと南相馬市の人びとの苦難に向き合った映画だった。特に印象に残ったのは(原発事故とは関係ないが)身元不明の遺骨をあずかっているお寺のシーン。こうした遺骨の映像は(僕はテレビをあまり見ていないので分からないのだが)ドキュメンタリー映画では初めて見た。また、予告編では仲代達矢のナレーションは重いなあ、と思っていたのだが、本編ではほかにも女性のナレーションが入っていて、最初違和感があったが、慣れるといい具合のバランスになっている、と思った。もうひとつ、(嫌に思っていたことばかり書くけど)休憩中にかかっていた、加藤登紀子の主題歌も嫌だったのだが、映画を見ると地元の詩人の詩に曲を付けたものだということが分かり、違う感じを持った。
さらに、夜は久しぶりに連連影展の山田プロジェクト『ここに心が』in Tokyo@早稲田奉仕園に行ってきた。岩手県山田町での活動が知れてよかった。