2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。
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2011/12/16 金曜日
今日は、僕の新作、坂口恭平さんのドキュメンタリー映画『モバイルハウスのつくりかた』の関係者向け内覧試写会を行った。いくら一人で作ってきたドキュメンタリー映画とはいっても、いろんな場面でお世話になった方々がいるので、まずは見てもらいたかった。もちろん、主人公の坂口恭平さんにも。(仮編集の段階で2度ほど見てもらってはいたが、完成版はぜひスクリーンで見てほしかったので、坂口さんが東京に来る時に合わせて、試写会を設定させてもらった。)関係者の方々だからこそ、えらく緊張した上映だった。自分で言うのも照れくさいが、坂口さんをはじめ、概ねいい反応だったように思う。(追記:書き忘れていたのだが、音楽を使わせてもらった”あらかじめ決められた恋人たちへ”の池永さんにも見ていただいた。)ほっとした。そして、実は先週決まったばかりなのだが、本作は2012年5月末頃、渋谷・ユーロスペースでの公開が決定しました!これでホップ・ステップまではいったと思うので、次は上映が成功するよう、ジャンプしなくちゃいけない。がんばります。(いよいよ、新しいブログのことを考えないとな・・・。実は、新作のwebデザインをしてくれる方がいなくて、今、探してます。→追記:webデザインの件は解決しそうです。)
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:09:02
今日は午後から、某映画(まだ詳しいことは発表してはいけないようだ)の試写会。予想とは随分違って、とてもストイックな映画だった。でも豊かな表現もいっぱいある。その後、知り合いの方々と軽く飲んでから、『ライブテープ』の爆音上映へ。途中から見たのだが、音をPAを通しライブで調音していたので、まるで違う映画のように見えた。それから、あらかじめ決められた恋人たちへ、のライブ。実は恥ずかしながら、ライブを見るのは初めて。もうひとつ、実は、僕の新作で1曲使わせてもらっているのだ。使わせてもらってよかった、と本当に思えるいいライブでした!
未分類 — text by 本田孝義 @ 0:34:38
2011/12/14 水曜日
・・・と言うほどではないのですが、少し遠いところへ行く所用があり、結局、一日、そのことで他のことは出来なかったです。(あ、大事なことが一つ進みましたが、それはまた今度書きます。)
未分類 — text by 本田孝義 @ 22:08:50
今日の夜は、第57回VIDEO ACT!上映会でした。上映した作品は『動物たちの大震災-生きてきた、150日の日々-』(監督:宍戸大裕)と『子どもたちを放射能から守れ 福島のたたかい』(監督:湯本雅典)の2本。前者は震災後、被災地で動物保護に取り組む人たちと飼い主たちを描いた作品。宍戸さんはまだ撮影を続けていて、今後、長編化する予定だそうだ。被災地の動物たちのことは時々ニュースなどでもやっているが、こうしてあらためて見ると色々感じることがある。びっくりしたのは、仙台で見たものとおよそ全然違う作品になっていたこと。これだけ違うのだから、長編化にも期待したい。2本目は、原発事故後、国がまともな対応をしてこなかったことに不安と怒りを感じて立ち上がった福島の親たちの記録。テレビなどではそれこそ文部科学省まえでの劇的な場面ばかりがニュースになったが、それまでの道のり、考えなどを知ることが出来てよかった。監督の湯本さんは数年前まで、東京で小学校の先生をされていた方。今も悩みながら原発事故後の動きを撮り続けているそうだ。そちらもまた見れる日が来ることを願っています。
未分類 — text by 本田孝義 @ 1:10:30
2011/12/12 月曜日
この年になると、映画を見て驚くことはそうそうないのだが、今日は驚くべきというしかない映画を見てしまった。タイトルは『Rocks Off』(安井豊作監督)。本作は2004年に解体された法政大学学生会館(通称:学館)のドキュメンタリー。一言で説明するとそうなるのだが、学館の説明はほとんどなく、ひたすら学館(正確には学館の本部棟)の解体工事の映像、および学館の壁、そして特筆すべき灰野敬二のピアノ演奏が何度か繰り返される。映画の構造も内容も、僕にはとても「硬い」映画に思えた。(難しいという意味ではなく、肌触りという意味だ。)こんな強度を持った映画はちょっと思いつかない。(解体のノイズから一瞬、『ヴァンダの部屋』を思ったのだが、本作では人の存在感すらなく、そこが決定的に違う。)先ほど、灰野敬二、と書いたのだが、薄暗い照明で顔すら見えず、冒頭の少し猫背でピアノを弾く姿は、何かの魔物のようにさえ見え、事前情報がなければ、灰野さんだと分からない人もいるかもしれない、と思うぐらいだ。そして、僕はやはりこの映画は建築についての映画だと思う。さらに言えば、僕はこういう映画が作られたことは、法政学館の最後の姿としてとても幸福なことだ、と思った。・・・ここからは映画を離れた個人的な話を。本作の監督・安井豊作(改名前は安井豊)さんは僕の人生に影響を与えた方なのだ。(ご本人は覚えておられるかどうか・・挨拶をしたら僕のことは覚えてくれていたけど。)1992年、僕が大学6年生の時、将来の先行きも見えず、ぼんやりとドキュメンタリー映画に興味を持ち始めたころ、当時、アテネフランセにおられた安井さんがふらりと学館にやってこられて「小川紳介と小川プロダクション」全作品上映があることを教えてくれた。(この年、小川紳介監督が亡くなり、追悼上映が行われようとしていたのだった)ドキュメンタリー映画に興味を持ちつつも、テレビではない、映画としてのドキュメンタリーを見る機会は当時ほとんどなかったので、滅多にないチャンスだと思ってアテネフランセに通って小川プロの映画を多数見たのだった。もしかするとあの時、安井さんに声をかけてもらっていなければ、もしかすると今、僕がドキュメンタリー映画をやろう、と思わなかったかもしれない。その後、しばし時間が流れ、いつの間にか大学卒業後、僕は小川プロの全作品再上映を手伝うことになっていた。順番が逆になったが、最後に法政学館の話。1973年に建てられ2004年に解体されるまで、法政の学館は学生による自主管理が貫かれていた。その中で音楽の企画をやっていたのが映画のタイトルになっているRocks→Off、僕が関わっていたのは映画の上映をするシアターゼロ。(安井さんはその両方だった。)演劇の企画をしていたのが黒いスポットライト。(こうして見ると、どの名前も根源的な思考を持っていたことが分かる。)学生の宿命故、その全期間に関わった人はいないと思うので時代・時代で感じ方も様々だろう。僕自身が、主にホール棟を管理する立場にいたのは1989年~1992年の4年間だった。法政の学館が解体されたのは内在的要素と外在的な要素が複雑に絡み合っていると思うのだが、僕自身は卒業後はほとんど関われなかったので偉そうなことは何も語れない。映画『Rocks Off』はノスタルジックな要素は皆無だが、それでもラストカット近く、大ホールに明かりが付くシーンには胸が熱くなった。灰野さんの演奏は法政学館を葬送する儀式のようにも思えた。なお、映画『Rocks Off』はまだ未完成だそうだ。また、安井氏初の単著『シネ砦 炎上す』http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%8D%E7%A0%A6-%E7%82%8E%E4%B8%8A%E3%81%99-%E5%AE%89%E4%BA%95-%E8%B1%8A%E4%BD%9C/dp/4753102955 も買ったのだが、今週は多忙なため、読むには来週からになりそう・・・。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:43:18
2011/12/11 日曜日
今日も諸般の事情で身動きとれず。まぁ、そういう時もある。
未分類 — text by 本田孝義 @ 23:08:36
2011/12/10 土曜日
未分類 — text by 本田孝義 @ 22:02:25
2011/12/9 金曜日
今日は、10:00から『よみがえる琉球芸能 江戸上り』という、ドキュメンタリー映画を見てきた。いい作品だった。僕はほとんど知らなかったのだけど、江戸時代、薩摩藩に侵攻された琉球王朝は、参勤交代に合わせて江戸に行く(これを「江戸上り」と言ったそうだ)ことになったそうだ。本作はその江戸上りがどういうものだったのかを絵巻物を参考に再現する様子を描いている。僕はドキュメンタリー映画という言葉と同時に時々訳語として書かれる「記録映画」という言葉も好きだ。本作は「文化映画」とも言われるのだろうが、間違いなく記録映画だと思う。記録、というのは大切だと思っていて、例えば本作を10年後、20年後に見た人は、再び「江戸上り」を知ることが出来るだろう。なお、本作は沖縄では大ヒットしたそうだ。東京ではあまり話題になっていないような気がして、少し寂しい。沖縄の音楽や踊りが好きな人はその源流を知る意味でもぜひ見てほしい。
未分類 — text by 本田孝義 @ 22:54:15
2011/12/8 木曜日
最近、どうも情緒不安定なのである。そんな時はすかっとした映画を見たいものだ。などど思って『新少林寺』を見た。カンフー映画ではあるのだが、意外とストーリーもしっかりしていて、ドラマとしても見せてくれる。時代は、1912年。まさに中国が辛亥革命後で国内が大混乱の時代。各々の軍閥が勝手に覇権を争っている構図は、ほとんど日本の戦国時代みたいだ。そんな中、非道な将軍が部下の反乱にあい、子どもも殺され、少林寺にたどりつき、これまでの非道を反省して出家。そう、本作では武道の総本山的な部分だけではなく、禅寺としての側面もきちんと描いているのだ。主人公を演じる、アンディ・ラウがいい。そして、小さいけれど大切な役にジャッキー・チェンが。彼の温かみをうまく生かしたキャスティング。もちろん、カンフーアクションもそれなりにあるのだが、それを目当てしたファンには少し物足りないかも。(僕は全然そんなことはありませんでした。)そして、特筆すべきはラストの大爆破!外国人が少林寺を砲撃し寺が吹っ飛ぶ。この大盤振る舞いがすごい。少林寺のセット自体が重厚でしっかりしたものだが、惜しげもなく(まあ、セットは撮影後解体されるのが宿命とはいえ)ぶっ壊される。そして、驚嘆すべきはカンフー大アクションがあちこちで繰り広げられているすぐそばで爆発が起こるのだ。こんなシーン、いままで見たことがない。そして、あまりにも崇高過ぎて唖然とするラストシーン。堪能しました。
未分類 — text by 本田孝義 @ 21:29:58
2011/12/7 水曜日
今日は今後の僕にとって、とても大切な話があった日でした。諸般の事情により、詳しくは書けないのですが。近々書ける日がくると思います。
未分類 — text by 本田孝義 @ 19:34:03
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