2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2011/12/26 月曜日

大掃除/石川直樹展「Halluci Mountain 幻の山」

今日は朝早く事務所に出かけて、大掃除。事務所がある地域では今日が燃えるごみ・資源紙の回収が年内最終日だったので、ある事情で部屋を広く空けなければならず、余分な段ボールなどを先日まとめておいたものを出す。本当は粗大ゴミも出したかったのだけど、年内は無理と言われたので、年明けにまわすことに・・。

その後、ユーロスペースに行って、『モバイルハウスのつくりかた』の仮チラシを確認する。大体、2月頃までに公開される作品のチラシがずらっと並んでいて、いっぱい作品があるなあ、と思いつつ、『鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言』の隣の隣にチラシが並んでいるのはなんだかちょっとうれしい。(映画は見ていないのだけど。)

その後、「石川直樹展「Halluci Mountain 幻の山 」」http://gyre-omotesando.com/を見に行く。もちろん、石川さんの名前は知っていたし、写真集を見たことはあるのだが、接点は全くなかった。石川さんは坂口恭平さんと親しいということもあって、先日、『モバイルハウスのつくりかた』の関係者試写にも来てくれたのだった。その時、今回の個展のことを教えてもらったので見に行った。石川さんは今年5月、2度目のエベレスト登頂をはたしている。展示してある写真の半分ほどが今回のエベレスト登頂時に撮られた写真だ。大きくプリントされた写真の前に立つと、とても厳粛な気分になる。だけれども、どこか鋭敏な感覚ともまた違う。この不思議な感覚が何なのか、僕の貧弱な言葉ではうまく書けそうにない。とてもぐっとくる、写真展だった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:02:20

2011/12/25 日曜日

『リアル・スティール』

予告編を見て、面白そうだなと思ったので、『リアル・スティール』を見た。確かに面白くはあったのだが、予告編以上のものではなかった。逆に言えば、予告編がよく出来ている、ということでもあるし、予告編で見せすぎている、ということでもある。(でも満席だったから、やはり予告編につられてきた人も大いに違いない、僕のように。)見ながら不思議な感覚になったのは、原作者のリチャード・マシスンの本は読んでいないけれど、ある意味で古き良きSFのテイストがあって、それを最新の技術で映像にした感触がある。まぁ、だから安心して見ていられる、というのもあるが。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:31:47

2011/12/24 土曜日

年賀状

今日は年賀状のあて名印刷をして、無事、出すことが出来た。約120通、というのは個人として多いのか少ないのか分からないが。ちなみに、昨年はさぼって出さなかった。2012年の年賀状を出したのは、新作の公開のお知らせを兼ねて。宣伝めいて申し訳ない、と思いつつ、近況報告でもあるので厚かましい年賀状にさせてもらった。年賀状が届かなかった方にはすいません。基本的に昨年年賀状をくださった方と今年を中心に名刺をいただいた方に出したので。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:43:31

『容子からのメッセージ~がん もう一つの生き方』

今日はビデオプレスの新作ドキュメンタリー『容子からのメッセージ~がん もう一つの生き方』の完成試写会に行ってきた。出来たばかりで、本当に昨日、完成したのだそうだ。ビデオプレスは労働問題・社会問題を扱った作品を数多く作ってきたが、今作はそういう中では異色の題材かもしれない。主人公の渡辺容子さんは乳がんが見つかるが、手術を拒否し、抗がん剤も飲んでいない。(ただし、放射線の治療は受けておられるようだ。)なぜ、こういう選択をしたのかは映画の中で丁寧に語られている。ガンの治療に関してはいろんなことが語られていて、抗がん剤は副作用があまりにも強いことや、手術でも臓器の切除による体力の低下など、はたして患者にとって本当に「いい」選択なのか、は常に問題になっている。今や2人に一人ががんになる時代。こうした問題は一種の「ガンタブー」があって、なかなか本当のところが語られていない、と僕も思う。本作では渡辺さんが「後悔は全くない」という、とても前向きな姿勢に見ているこちらも元気が貰えるような気になるし、会場では何度も笑いが起きていた。ガン患者、のドキュメンタリー映画でありながら、こんなにからっとした映画であるのは珍しい。渡辺さんの主治医は「患者よ、がんと闘うな」の著作がベストセラーになった、近藤誠さん。本は売れたものの、医学という巨大な構造の中では異端者扱いをされているらしく、渡辺さんのようにがんと向き合う人はまだまだ少ないようだ。本作の強いメッセージは、どんな病気でも医者任せにすることなく、自分の頭で考えること。難しいからこそ、心に留めておきたい。・・・とここまでが作品の感想で、以下は個人的な話。もう、何度も書いたのだが、また書いておこう。僕は5年前に父を胃がんで亡くしたが、入院した時にはすでに末期がんで何の治療もできなかった。それでも手術をすることになったのだが(この時は胃を摘出する予定だった)が、胃を切除することは生命に危険があるということで、結局、何も出来なかった。映画を見ながら、もし、父のガンがそこまで進んでいなかったら、どんな治療を選んでいたか、仮に抗がん剤治療をすることになっていたとしたら、とても僕は看護出来なかっただろうとも思う。また、父には末期がんである告知をしなかった(出来なかった)ので、父の死生観を聞くことが出来なかったのも心残りだ。特に父は僧侶だったので、もしかすると深い話が聞けたかもしれない。今日の上映後のディスカッションでも、多くのガン患者が発言をされていたように、本作を見ると自分のこと、家族のことなどのがん体験を語りたくなるだろう。最後に付け加えると、アンケートにも書いたのだけど、僕は個人的にはタイトルを変えた方がいいと思っている。ビデオプレスも悩んでいるようだ。普遍性を持たせるなら、『がんと共に生きる』なんていいと思うのだが、どうでしょう。

未分類 — text by 本田孝義 @ 0:18:29

2011/12/22 木曜日

『医す者として』

今日は『医す者として』(監督:鈴木正義)というドキュメンタリー映画を見た。・・・内容を書く前に、外が寒く映画館の中がポカポカと暖かく、ついうとうとしてしまっていた。ああ、失敗。本作は長野県佐久市の佐久総合病院の歩みを描いた作品。佐久総合病院と言えば、医師の若月俊一が農村の地域医療に取り組んだ病院として有名だ。本作を見て驚いたのは佐久総合病院には映画部があって、様々な取り組みが記録されてきたことだった。このドキュメンタリー映画ではそうした映像をふんだんに使っているので、生き生きと当時の姿が垣間見れる。と同時に、インタビューと資料映像で構成される前半は少し単調で疲れた。終盤、現在の難しい問題にも立ち向かっている様子が力強かった。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:03:58

2011/12/21 水曜日

『TESE』

今日は『TESE』(監督:姜成明)というドキュメンタリー映画を見てきた。僕はサッカーに全然詳しくないので、映画のサイトから内容をコピペすると、在日コリアン3世・鄭大世(チョン・テセ)。「日本」「韓国」そして「北朝鮮」。運命に翻弄され続けた若きストライカー。北朝鮮代表、44年ぶりのサッカーW杯本大会での惨敗・・・ドイツへの移籍をへて、再びやってきたW杯予選の夢舞台。なぜ彼は日本ではなく、北朝鮮代表を選んだのか?という内容。映画のはじめの方は、少しいやな感じがしていたし、情緒的なピアノの音色もいい感じはしなかったのだが、何度かしびれるようなシーンがあり、ピアノの音色もどんどん良くなってきて、終わるころには、いい映画だな、と思っていた。今年の夏、岡山の旧朝鮮学校でのアートイベントに参加した時に、卒業生数人にインタビューした映像を流したのだけど、彼らが異口同音に「男子はみんなサッカーをしていた」という話をしていたのを思い出した。映画は様々な場面のチョン・テセ選手を追いかけているのだけど、過度に感情移入することもなく、いい距離感を持って接している気がした。だからこそ、ぐっとぐる場面もくさくなっていないのだと思う。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:49:20

2011/12/20 火曜日

作業/大掃除の準備

今日は事務所で、作業をしていた。10月末に新・港村でVIDEO ACT!としてオムニバスビデオ『3・11』を上映したが、来年、3月11日前に頒布用DVDを販売する予定にしている。10月末の上映では、会場の関係もあって、4:3で上映したのだが、販売用DVDでは16:9にする。そのため、いくつかやらなければいけないことがあった。また、各作品に飛べるよう、チャプターをつけたり。こまごまとした作業。

諸般の事情で、事務所も家も片づけなければいけないものが多いのだが、家電リサイクルも粗大ゴミも込み合っているようで、電話すらなかなかつながらない。テレビはあさって出せることになったが、粗大ごみは年を明けてから。それに、古紙もいっぱいあって・・・。ちょっと大変そう・・・。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:25:14

2011/12/19 月曜日

打ち合わせ2つ

今日は午後から、宣伝の原田徹さんと『モバイルハウスのつくりかた』公開に向けての打ち合わせ。基本的に僕の方で自主配給、原田さんが宣伝、(加えてデザインの高木善彦さん)という進め方は『ニュータウン物語』『船、山にのぼる』に続いて3本目。大まかな今後の進め方を話し合う。具体的な作業は年明けから、ということに。

夜、『渋谷ブランニューデイズ』の司法書士会館での上映。上映中に今後の進め方の会議。こちらは少しずつ応援団が周りに出来つつあるのを感じる。心強い。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:02:17

2011/12/18 日曜日

散歩

今日は用事で2駅先まで、散歩+買い物。今まで知らなかった店をいくつか発見。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:27:55

2011/12/17 土曜日

会議、忘年会

今日は午後から、バイオハザード予防市民センターの幹事会。今日は特に武田薬品湘南研究所の件を議論した。その後、忘年会。僕が一番年下で、こうして人生経験豊富な方々とじっくり話が出来るのは大事なことなのだと思う。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:25:30

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