2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2010/5/30 日曜日

『グリーン・ゾーン』

『グリーン・ゾーン』を見た。一筋縄ではない映画でなかなか良かった。単純なアクション映画かと思っていたらさにあらず。いい意味で後味の悪い映画でもあった。ただ、クライマックスの追跡シーンは、迫力はあるけれど、夜の設定のせいもあって、何が起きているのか画面が暗過ぎて見えずらいところも多く(リアリティーを狙ったのだろうけど)少し残念。イラク戦争を始めた「理由」とされた、大量破壊兵器はなかった、では裏にどういう陰謀があったのか、というのがこの映画の内容。僕の考えでは、陰謀というよりは、戦争をしたかった勢力が都合がいい情報のみを信じた、というほうが正しいような気がする。以前読んだ「カーブボール」は、一人の嘘がイラクが生物兵器を開発しているとしてイラク戦争の根拠となった裏側を描いたノンフィクション。

未分類 — text by 本田孝義 @ 22:52:37

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