2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2010/4/23 金曜日

「カシオペアの丘で」

重松清著「カシオペアの丘で」を徹夜で一気読み。やっぱり僕は重松さんの小説は好きだなあ。本作では主人公・シュンが僕とほぼ同年代(設定では一つ違い)でありながら、ガンになるという、なかなかに重い設定。冒頭は4人の幼なじみが小学校4年生、丘の上で星を見上げるところから始まる。(舞台は北海道。)彼らの30年後の話。重松さんの文章は技巧的ではないし、一見単純な話のようでも、言葉の選び方・並べ方・描写などは、よく考えられている。ラスト近く、出来すぎとも言えなくもないが感涙。個人的には主人公・シュンが、ラスト、ニュータウンへ帰るんだ、という表現や、自分が関わった造成中のニュータウンを息子に見せる場面など、さりげなく「ニュータウン」という言葉を入れているところにも重松さんらしさを感じたりする。

未分類 — text by 本田孝義 @ 21:50:40

コメント (2) »

  1. 初めまして!でも、過去2回ほどお会いしています。湖畔の森のレストランでの「船山にのぼる」上映会とえみき爺さんのお別れ会(2009.10月)でお見かけしました。
    じつは、今ハイヅカ湖域では、来る2010年5月4日に、ハイヅカ湖周囲30kmを3万人で手をつないで抱きしめるイベント開催の準備中です。(私は、キャラクターの笑湖ちゃん(笑顔)を描き、また、木屋で世界一の夢提灯(高さ10m)の企画デザインを担当しています。)
    しかし、この「過疎」「限界集落」のお墨つきを頂いた県北で、一部の元気な変わり者の集団「抱きしめて笑湖ハイヅカ」による、”3万人を集めたい!”という願いに対する地域と社会の壁は厳しいものがあります。
    突然ですが・・・どうか、応援をよろしくお願いします。
    参考HP
    抱きしめた笑湖ハイヅカ http://www.haizuka.net/ecohaizuka/
    HAIZUKA笑湖ちゃんブログ http://blog.goo.ne.jp/haizuka-ekochan/
    笑湖アーチスト市 http://blog.goo.ne.jp/eko-a-chisuto/
    世界一の夢提灯  http://blog.goo.ne.jp/yume-3000/

    コメント by はしはら てるみ — 2010/4/24 土曜日 @ 3:42:40

  2. >はしはら てるみさま
    なかなか顔と名前が一致せず、すいません。
    「抱きしめて笑湖ハイヅカ」は、中曽さんから詳しいご案内をいただきまして、知っております。どんな活動・イベントも企画した人の思いと、なかなかその思いが伝わらないもどかしさがあるものですね。それでも、そこを乗り越えた時にまた違った充実感もあることでしょう。残念ながら私は所要があって、行くことが出来ないのですが、イベントの成功をお祈りしております。

    コメント by 本田孝義 — 2010/4/25 日曜日 @ 0:20:08

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