アース・ビジョン 第18回地球環境映像祭 三日目
今日もアース・ビジョン地球環境映像祭へ。すでに見たことがある作品が2本あったので、今日見たのは2本。1本目は『国境のない鳥』。内容をコピペすると、アジアの湿地に生息するクロツラヘラサギは、 台湾から中国、韓国から北朝鮮へと渡る。 この絶滅の危機に瀕する鳥を守るため、国境を越えて、人々の協力が生まれていく、というもの。台湾の作品。ディーン・ジョンソン監督。最初の方からいかにもテレビ的な作りに少々、がっかりしていたのだが、見続けるにつれ段々引き込まれた。上記の内容に書いたように、クロツラヘラサギが北にわたるのを追っていくのだが、驚いたのは南北朝鮮の非武装地帯が営巣地になっていること。人間がいないからこそ、鳥が住める、というこの矛盾。同時に、この鳥を守るため、人間もなんとか国境を越えて様々な活動をしている姿も描かれる。映画を見ながら、そうか、これは平和の鳥なんだ、と思っていた。プロデューサーもトークで同じことを言われていて深くうなずく。いい作品でした。2本目は『雨の物語―大台ケ原 日本一の大雨を撮る』。内容をこれまたコピペすると、ハイスピードカメラや気象観測用のジェット機など 最新技術を駆使して撮影された、神秘的な雨の姿。 雨が育む豊かな自然を瑞々しい映像で綴る、というもの。NHK作品。 内浦崇監督。この作品がアース・ビジョン大賞。NHKらしく物量作戦で大台ケ原の自然を描く。確かに、よく撮ったなあ、とは思ったが、僕の中ではそれ以上のものを感じられなかった。
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