原稿校正/『ジャーマン+雨』
自宅に速達が届いたので何かと思えば、昨年12月、龍谷大学で行われたシンポジウムを採録した原稿だった。学部で発行しているジャーナルに掲載するために、校正が必要だとか。
あらためて自分がしゃべったことを読み直すのは結構、恥ずかしい。僕は学者でも先生でもないから、思いつきであれこれしゃべっている。まあ、間違ったことは言っていないと思うけど、役に立つのかどうかは分からないなあ。ともあれ、こういう原稿の校正というのはそれなりに時間がかかるものです。
原田さんと少し打ち合わせ。やらなくちゃならないことが色々あるなあ。
夜、ユーロスペースへ。僕のほうのチラシがなくなったので、劇場にまだある分をもらってくるため。とりあえず、1000枚ほどもらう。
で、ついでに映画を見る。見たのは『ジャーマン+雨』。なのだけど、映画を見る前にロビーや劇場内が気にかかる。チラシをとってくれるだろうか、とか。休憩中に熱心にチラシを読んでいる人を見つけると、ついうれしくなる。(まあ、そのまま映画を見に来てくれるとは限らないけどさ。でも、チラシを無視されるよりはいい。)
映画が始まる前にユーロスペースのラインナップの予告編を見る。こちらも早くかけないとなあ。
さて、その映画。好きか嫌いかといえば、好き。面白いか面白くないかといえば、面白い。じゃあ、とても面白いかといえば、微妙、というのが僕の感想。予告編などを見た時にはもっと勝手にもっと破壊的な映画なのかと思っていたのだけど、オフビートな映画だった。そして僕にはオフビートのビートがちょっと合わなかったのだと思う。それでも、ラスト10分はきりきりと切なく、いい。いや、間違いなく名シーン。そして見ながら思ったのは、どんな映画にも似ていない、本当にオリジナルな映画だなあ、ということ。(撮り方とかは逆にオーソドックスな部分が多い。)それはやはりすごいことですけどね。
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