『サロゲート』
見なければいけない映画は多々あれど、病み上がりの頭ではついていけそうになく、けれども映画を見たい気分だけはあって、ぼうっと見れそう、という変な理由で『サロゲート』を見る。いや、他にも見たかった理由はあって、自分の分身のロボットを操る、というありがちな設定と予告で見た映像がちょっとディックっぽいなあ、と思ったからだ。ディックの小説は往々にして設定は安っぽいものが多く、その安っぽさの向こうからいろんなものが浮上するわけだ。で、『サロゲート』はというと、まあ、どうってことない映画でした。(予想通り、と言えば予想通り・・。)原作はグラフィックノベルらしいのだけど、確かに映画を見ながら、ふとディックの小説を思ったりして、ニンマリすることもあったのだが、その先が浅かった。
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