2008年春、渋谷ユーロスペースにてレイトショーされる
映画『船、山にのぼる」の監督・本田孝義のブログです。

本田孝義

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2009/12/26 土曜日

『アバター』

『アバター』3D字幕版を見た。見る前は字幕が読みにくいかなと思っていたが、まあ、それほど違和感なく見れました。いろんな人が指摘しているように、SFの設定ではありますが、物語の骨格は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などと変わりなく、そんなものかな、と思うぐらいでした。多分、物語自体にのめり込めなかったのは、見る前から違和感があったナヴィ族のキャラクター・デザインで、こういう映画ではこういう部分に乗り切れないとなかなか入り込めない。それと、これは僕の邪推なのですが、惑星パンドラの描写はファンタジー色が強いわけですが、ジェームズ・キャメロンという監督は、本当はあまりこういう描写が好きではない、もしくは肌合いが合わないのじゃないか、と。ガンシップの描写とかのほうが本当は好きなはずですよね。3D効果は奥行きがあっていい部分もあったのですが、人間の眼はもっと繊細なので、どうしても2時間半目をだましていることからくる疲れが残りました。

未分類 — text by 本田孝義 @ 23:55:54

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