『火天の城』
原作を読んで面白かったので、映画も見たいと思って『火天の城』を見に行った。堂々の大作だった。安土城築城の話なので、美術も丁寧で迫力があった。よくよく考えてみれば、戦国時代の建築家の話とも言えるので、建築家の映画としても珍しいかもしれない。もっとも、原作を読んでいる者としては、原作が父と息子の話だったものを、男ばかりになって華がないと思ったのか、父と娘の話にしたのは違和感があった。そのせいもあって、異様な天守閣のデザインが決まる過程が省かれたのも少々残念。でも、全体としては満足。
(時代劇映画が多数公開される秋になりましたね。)
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