VIDEO ACT!ドキュメンタリー祭:最終日
いよいよ今日はVIDEO ACT!ドキュメンタリー祭最終日。今日上映する2本は、まさに今が「旬」のドキュメンタリーなので、多くの人が来てくれるだろう、と思っていた。ただ、雨が降ったのが心配だったけど・・・。(雨が降るとてきめんに人が少なくなる、経験上。)
1本目は『フツーの仕事がしたい』。つい1ヶ月ほど前まで、ポレポレ東中野で上映され、現在、全国上映が続く今年の話題作。満席。監督の土屋トカチさんはVIDEO ACT!スタッフで、定期上映会の担当もしている。今回の作品も、途中、中篇の作品があって、こうして映画館での上映までたどり着いたのは素晴らしい。
2本目は『遭難フリーター』。昨年、VIDEO ACT!上映会で完成試写会をやった後、あれよあれよという間に、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されたり、香港国際映画祭で上映されたりして、ついに来年2月からユーロスペースでの公開が決まった。今日の上映会にも、イラストがかっこいいチラシが間に合って、観客の皆さんに配った。満員。
両回とも、作家の雨宮処凛さんが特別ゲストとして来てくださり、トークも盛り上がった。
これで、ドキュメンタリー祭も終わり。最終日、祭の終わりにふさわしく賑やかだった。準備から考えると、それなりに時間がかかってここまでたどり着いた。個人的にはやってよかったな、と思う。ある監督とも話していたのだけど、自主制作でドキュメンタリー映画を作っている監督って、意外と孤立しがちだ。製作体制も厳しい。そんな中、知った監督、あるいは新しい監督が新しい作品を作っていると、自分もがんばってみようか、という気にもなる。僕は正直言って、『船、山にのぼる』の上映が一段落したところで、少しへばっていた。だけど、今回の上映で少し元気が出てきた。
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