パネラー/『僕らのミライへ逆回転』
今日、ある財団からシンポジウムのパネラーの依頼があった。その日はスケジュールが空いていたこともあって、あっさりお受けした。ふと気付いてみると、11月は2つ、12月に一つとパネラーをやることになっていた。いずれも大雑把に言って、コミュニティーについてが話の核になるようなもの。僕は自分が経験してきたことを喋るしかないのだが、やるだけやってみよう。
昼間、チラシを撒きに行ったり、編集作業をしたり。
夜、『僕らのミライへ逆回転』を見に行った。監督のミシェル・ゴンドリーにはそれほど興味があったわけではないのだけど、『ゴーストバスターズ』を筆頭に、80年代の映画をおバカにリメイクするという話がバカバカしそうで、見たかったのだ。けれど、そのリメイク自体はそれほど面白いとは思わず、あんまり大笑いも出来ず、かといってウェルメイドな「映画愛」とも感じられず、途中までそこそこ楽しみつつ、ちょと中だるみかなあ、なんて飽きたりしていた。ところが、この映画、後半になると本当は優れてコミュニティーについての映画だったのです!予想がいい意味で裏切られました。あざとさ全開だけど、ラストの映画作り、映画上映はもうにこにこしっぱなし。そして爽やかな感動。この映画の邦題はやっぱり映画の内容をうまく伝えていない。(でも題名考えるの難しかったんだろうなあ。)オシャレにも、コメディーにも見えるタイトルのつもりなのだろうけど。奇しくも、コミュニティーについて考えていたら、もっともふさわしい映画がこの映画だったとは。
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