会報/『水俣一揆』
3連休サボったせいではないのだけど、今度はバイオハザード予防市民センターのニュースレターの編集・発行を今週中にやらなくちゃいけない。他の方から原稿が届いたので、自分の原稿を2本書く。それから編集。1本、どうしても開けない原稿があって、結局、再度送ってもらうことに・・・。
事務所にて、いくつかの事務連絡・作業。
夜、土本典昭追悼上映で『水俣一揆 一生を問う人々』を見る。なぜだか、この作品も見逃していた。映画を見ながら、この作品はもしかすると映画史上最も息苦しい作品かもしれないと思い、慄然とする。なぜなら、108分の上映時間のうち、多分、8割以上(9割ぐらい?)は、水俣病の患者さんたちのチッソ本社での社長に対する直接交渉のシーンだからだ。とにかく、顔顔顔、声声声。多少、引いて部屋全体が見えるシーンがあったとしても、多くの顔が映っているのだ。そして、患者さんたちが「一生面倒をみろ」と全存在を賭けて、自分の人生の苦闘を交えながら語る姿は、誤解を恐れずに言えば、どんな名脚本家でも書けないと思われる言葉に満ち溢れている。土本さんがこの交渉だけで1本の映画にしようと思った、というのはすごいし、冒険だ。その理由がよく分かった。
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